人の心に灯をともす 3702 できない理由を探すな

【できない理由を探すな】3702



渡部昇一氏の心に響く言葉より…


私が小学校6年生のときの先生の教えで、今までずっと守ろうと努力してきたことがある。

それは「できない理由を探すな」ということである。

何か「これは」と思うものをやろうとするとき、人は二つの壁にぶち当たる。

それは、自分の能力の壁と環境の壁である。


能力の壁とは、自分の問題、いわば「内なる壁」と、いっていいだろう。

努力次第でどうとでもなる場合もあるし、ならない場合もある。


環境の壁とは、自分の置かれている状況が、その目標に向かって進むことを阻んでいるということである。

金銭的な問題や、両親が反対しているといったケースが考えられる。

「内なる壁」に対比させるなら、これは「外なる壁」と言える。


さて、こうした壁にぶつかり、それがちょっとした努力では乗り越えられそうもないとき、人はたちまち無条件降伏してしまいがちである。

できない理由を探し始めるのは、こういうときだ。

その熱心さたるや驚くべきものである。

その情熱をやりたいことに注げば、内的な壁も外的な壁もたちまち崩れさろうというほどだ。

しかし、壁にぶつかっていくことを恐れ、失敗を恐れるがゆえに、人は挑戦することをやめてしまうのである。


専門分野を本格的に勉強するために、外国の大学に行きたいと思ったとする。

当然、さまざまな苦労を強いられることだろう。

慣れない外国での生活、金銭面の問題、勉強の辛さ…。

しかし、そこでさまざまな悪条件をあげつらって、やはり無理だと諦めては、結局なにも得ずに終わってしまう。

そこで、もろもろの悪条件を乗り切ることは、ただ平凡に国内で勉強をつづけるよりもはるかに自分のためになるし、その辛い経験は、結局は自分の血肉となる、こう考えるのである。


物事を簡単に諦めるという傾向は、最近の若い人によく見られることである。

それは、一つのことに真剣に取り組んだことがないために、臆病になっているだけなのではないか。

「できない理由」など、探し始めたらきりがない。

そんなことを言っていたら、なにもできなくなってしまう。

ならば、「できない理由」、すなわち諦める口実を探すより、「やれることに着手せよ」と言いたい。


『人生の手引き書』扶桑社新書




心的態度として、人には二つの姿勢しかない。

一つは、現状を打破しようとする姿勢。

もう一つは、現状維持の姿勢だ。


何か事があったとき、多くの人は、現状維持の姿勢を取りがちだ。

生物の習性として、どうしても現状を守るという本能が働いてしまう。

しかし、かつて地球において、急激な気候変動などで環境が激変したとき、恐竜のように、その変化に対応できなかった生物は絶滅した。


現状打破の姿勢がなければ、変化には対応できないからだ。

それは言いかえれば、「できない理由を探さない」こと。


できない理由を探すのではなく…

どうしたらできるのかと、少しでも前に進む方法を探す人でありたい。







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