人の心に灯をともす 3923 誰にも、何か理由がある

【誰にも、何か理由がある】3923



大久保寛司氏の心に響く言葉より…


ときどき思いもよらないことを言う人がいます。

たとえば、こんな風です。

私が拙著の感想を尋ねると、「何ページの何行目の字が違っていましたね」。

あるときなどは、「値段が高いですね」と値段を指摘してくださる方もいました。


それを感想というのだろうか…と思いつつ、そうした思いがけない意見にも、最近、動じずに明るく返すことができるようになりました。

「すみません。おいくらならよろしいですか?」

と間髪を入れずに質問します。

あるとき「150円」という値がついたことがあります。

一冊1600円の本が、150円に下値更新です。

一所懸命つくった本を「150円」と言われて、寂しい気持ちになりましたが、

「彼はなぜそのように考えるのだろう」

と疑問をもつと、新しい研究課題の発見です。


人の見方や考え方を制限したり、強制したりすることはできません。

ですから、「え?」と驚くような意見に出会ったら、「なぜ?」と考えるのです。


「どうしてあんなばかげた質問に、ニコニコ笑って答えていたのですか。よく否定も非難もしませんでしたね」

と言われることがあります。

簡単なことです。

ばかげた意見と言うけれど、本当にばかげているかどうかは、その時点ではわからないからです。

もしかすると、私が勘違いをしているかもしれません。

突飛な意見や発想は、新しい可能性を秘めているかもしれないのです。

「新たな可能性」の確率はあるいは少ないかもしれません。

それでもゼロではありません。


「おいくらでしょうか」と自分の疑問をぶつけてみる。

また、この「ひょっとすると」は、相手の話を一度は真剣に聞くことにもなります。


不思議なものでそうなると、突飛な意見を言う人の発想のもとを知りたい、とも思うようになりました。

優劣や善悪、常識・非常識で判断するのではなく、相手の「心の構造」に関心を寄せるのです。

心の構造は、癖のようなものです。

それを知ることは、相手を理解する手がかりになります。


一番悪いのは、話の途中で「この人はダメだ」とさじを投げてしまうことです。

さじを投げたとたん、心の構造の向こうにあるその人の「メッセージ」を見落とします。

相手との距離も広がります。

突飛な意見や変な意見でも、真剣に聞いてみてください。

新しい発見があれば、幸せになります。


『月曜日の朝からやる気になる働き方』かんき出版





人は、その人の表面的な言葉や態度に反応してしまう。

その意見や態度の背後には、その人自身の何等かの理由や事情があるかもしれないのに…。


アメリカのある有名なコンサルタントの話がある。

『ある日、電車に乗ったところ、子どもが電車の中を走り回って大騒ぎをしていたが、その父親はそれを何も注意しなかった。

見かねてそのコンサルは、父親に「子どもをなんとかしてください」と言いに行ったという。

するとその父親は、

「そうですよね、注意しなければいけないですよね…。

実は、今朝妻が亡くなったんです。

それを子どもたちに、どう伝えようかと今考えていて…

本当にごめんなさい」、と。

コンサルはその父親の話を聞いて深く反省し、「誰にもその行動の背景には、何か理由がある」と思うようになったそうだ。』


突拍子もない意見が出たり、面と向かって批判されたりしたとき…

カチンとこないで、冷静に、

「なぜそう思うのですか?」と尋ねることができる人でありたい。






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