人の心に灯をともす 4135 アタマは低く、アンテナは高く

【アタマは低く、アンテナは高く】4135



浜松医科大学名誉教授、高田明和氏の心に響く言葉より…


《アタマは低く、アンテナは高く。》(味の素創業者・鈴木三郎助)


「実るほど頭(こうべ)を下げる稲穂かな」と言う通り、地位や名声が上がるほど下手に出る謙虚さは、世を渡るうえで非常に大切です。

実際、本当に実力のある人は、おとなしいという印象を受けます。

必ずしも社会的にはなばなしい地位にいたり、組織を牛耳っている人物であるとも限らないのです。


本当の実力者とは、その人に頼めばことが成就するとなんとなく思われている人です。

騙(だま)される心配はないと安心して依頼できる人柄を持っています。

昔から「本当の金持ちは着飾っていない」というのは、ここをさしているのです。


もちろん頭が低いだけで成功するはずはありません。

鈴木さんの言うように、アンテナを高くし、正しい情報を得る必要があります。


ある人が、「本当に儲かることは、人には教えない」と言っていました。

成功するには、アンテナを張りめぐらせて情報を集め、さらに直観を駆使して自分の進む方向を探ることが肝心です。

株式投資も、高値時に買うと損するだけです。

人が話題にするようになったら高値時であり、もうおしまいなのです。


他人の嫉妬をあおっては、成功は望めません。

頭を低くするのは、嫉妬を避けるためなのです。

たとえば、堀江貴文さんは才能ある事業家だったと思います。

しかし、「フジテレビを買収する」などと公言すれば、政府も官庁も身構えます。

法律の運用は解釈次第ですから、ささいなことで逮捕し裁判で有罪に持ち込めたりするのです。


才能があり、成功への階段を上っている人は、慎重の上にも慎重に嫉妬を避けるべきです。

多くの人が失敗を望んでいるからです。

おとなしく見え、姿勢が低い人に対して他人は油断します。

これを狙うことが大事なのです。


私の恩人ともいえる人は、金集めの天才といわれていました。

官庁から何億円も出させて事業をしました。

私も彼に見込まれ、研究を大きく進められたのです。


ある組織でも、トップを十年近くつとめ、大変な貢献をしました。

ところが、あまりに長くトップにいたので、反旗を翻す人たちが出てきたことに気づかなかったのです。

反旗を翻す人たちは、組織が国や企業に必要だから寄付金が集まっているのであり、彼がいなくても大丈夫だと思っていました。


そして、彼は引きずりおろされたのです。

すると、たちまち寄付が集まらなくなり、組織も力を失い、彼も活躍の場をなくしたのです。

目立ってはだめです。

アンテナを高くということは、同僚、部下、世間がどう考えているかに敏感になり、退く時には退く心構えを持つことでもあると思います。


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『潜行密用(せんぎょうみつよう)は、愚(ぐ)の如く魯(ろ)の如し』(宝鏡三昧)という禅語がある。

人に知られず、密かに行う善行や修行は、まるで愚(おろ)か者で、頭の動きの鈍い者がやっているように見えるが、それでいいのだ、という意。


これを、密かに徳を積むこと、「陰徳」とも言う。

目立たないこと。

そして、誰も見ていないところでベストを尽くすこと。


上記の言葉の続きがある。

「只(ただ)能(よ)く相続するを主中の主と名づく」

ただひたすらこれを淡々と継続して行う人こそが、本物中の本物の人間となることができる。


「アタマは低く、アンテナは高く」

目立たず、偉ぶらず、愚か者のように、ただひたすら陰徳を積む者でありたい。






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