人の心に灯をともす 4192 「結婚」とは「スポーツ」である

【「結婚」とは「スポーツ」である】4192



星渉(わたる)&前野隆司氏の心に響く言葉より…



《努力する気がないなら結婚するな》


少し過激な言い方ですが、これは科学的にも裏付けがあるのです。

ポジティブ心理学の権威である米カリフォルニア大学のソニア・リュボミアスキー教授は、次のように述べています。


「さまざまな科学的な調査から言えることは、今より幸せになりたいと思うのなら、スポーツに取り組むように、日常の出来事に取り組まなければならない」


要するに、「ある日寝て起きてみたら、急に幸せになっている」なんてことはない、というわけです。

スポーツだって、毎日トレーニングをするから技術も上がっていくのです。

幸せになるにもそれ相応の行動や努力を継続しなければならないはずです。

言われてみれば当たり前のことですね。


さて、あなたはパートナーとの関係をよりよいものにするために努力する気はありますか?

結婚したら、パートナーは一番身近な存在となります。

その相手と、「温かな人間関係」を築くことができないのであれば、幸せにはなれない…結婚はしないほうがいいのかも?


幸せな人生を送るために、パートナーの存在は必要でしょうか?

パートナーシップについては実に多くの研究がありますが、科学的な研究では総じて、「結婚していない人よりも結婚している人のほうが平均的には幸せな人が多い」という結論になっています。

しかし最近では、その差は小さくなってきているという事実もあります。

トータルで15年の追跡調査をしたドイツの研究では、結婚する前と結婚した後では、結婚後のほうが平均的な幸福度は低い、と位置付けているものもあります。


「結婚をしたほうが幸せなのか?」

「結婚をしないほうが幸せなのか?」

結論から言うと、その差は「努力次第」のようです。

「努力すれば、すごく幸せ。努力しなければ、墓場」…とまでは言いませんが、努力をしなければ、結婚前より幸福度は下がります。


では、ちゃんと努力したらどうでしょうか?

「温かな人間関係」が一番身近にある状態になり、とてつもなく幸せになります。

では、具体的にどんな努力をするといいか?


その前に、結婚に関する感情のメカニズムをお伝えしておきましょう。

それは、「結婚による幸福度の高揚は2~3年」ということです。

つまり、「結婚した」こと自体の幸せは2~3年しか続きません。

これは科学的にも証明されていることで、いわゆる「恋愛ホルモン」は3年経過するとほとんど分泌されなくなると言われています。

そのかわりに、ベータエンドルフィンなどの“安心感”を覚えるホルモンが分泌されます。


「好き」というより「居心地がよい」と感じるようになるのです。

私たちは脳の「順応」という機能によって、つまり“慣れてしまう”ことによって、ときめきがなくなっていきます。

「結婚した」という事実自体が、高揚した幸福度を元に戻してしまうのです。


ドイツの研究の結果、追跡調査中に恋人と結婚したある男性は、結婚したことにより幸福度は平均値以上に上昇。

しかし、2年も経過しないうちに幸福度は結婚前より落ちてしまい、それから5年経過すると、さらに幸福度は減少していました。

一方で、ある男性は結婚したことで幸福度が平均値以上に上昇し、8年経過してもなお、幸福度は結婚前よりも明らかに高い状態なのです。


いったいこの二人の男性は何が違ったのでしょうか?

実はここに、科学的に「パートナーシップで幸福度を高める」ためのヒントが隠されていたのです。

8年経っても幸福度が高いままだった男性は、パートナーと一緒にいることを当たり前のことだと思わないと心に決めていました。

この男性は妻に対して「愛しているよ」と絶えず言葉にし、折に触れて花を買って帰りました。

また、旅行にも連れていき、妻が挑戦することやうまくいったことに関心を示すのを忘れない「努力」をしていました。


一方で、2年も経過せずに結婚での幸福度が平均以下に落ちてしまった男性は、結婚生活が“自分の理想どおりではなかった”ことにまず失望しました。

妻と一緒に暮らす中で、相手がしてくれることを当たり前だと思い、その後、妻との関係がゆっくりと悪化していることに本人も気がついていなかったのです。


何となくおわかりですよね?

そう、注意すべきは、結婚生活=相手がしてくれることへの「慣れ」です。

私たちの脳は、「順応」の機能によって、どんなことでもいずれは慣れてしまいます。

たとえば、どんなにうれしいことでも、それが“当たり前”になってしまい、ありがたさを感じなくなります。


パートナーシップも同様です。

「パートナーがいれば幸せ」「結婚すれば幸せ」は、完全に間違った思い込み。

「パートナーとともに『幸せになる努力』をするからこそ、幸福度が増す」というの真実です。


しつこいようですが「彼氏、彼女ができて幸せ」「結婚して幸せ」は幻想!努力が必要なのです。

目を覚ましてください。


まずは何でもない日に、パートナーに感謝のプレゼントをしてみましょう。

ケーキを買って帰る、お花を買って帰る、パートナーがほしがっているものを買って帰るなど、何でも構いません。


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本書の中に「性格の一致」について興味深い文章があった。

『オーストラリアで3618組、アメリカで4815組の夫婦を対象に、夫婦間でどれだけ性格が似通っているかを調査したデータがあります。

いずれの調査でも、「性格が似ていること」を結婚相手の条件に挙げるけれども、実際の結婚相手とは性格が似通っていることはほとんどない、ということわかっています。

要するに、性格が一致しようが、まったく似ていなかろうが、夫婦関係、パートナーシップから得られる幸福度には影響がないということです。

にもかかわらず、裁判所の司法統計によると、日本の離婚原因の第1位は、ダントツで「性格の不一致」。

本当のところ、それは「幸福度に関係ないのに」です。

実は「性格」よりも重要な「一致しないと離婚の原因になる事柄」があるのです。

「性格の不一致」に隠れた、本当の離婚原因とも言うべき「一致していない事柄」…それは「価値観」です。

「価値観の一致」こそ、パートナーシップの幸福度にもっとも大切なことなのです。

イギリスのロンドン大学ゴールドスミス校の研究で、結婚生活において「性格」の一致は満足度に影響はなく、「価値観」や「態度」が夫婦間では似ていれば似ているほど、結婚生活への満足度が高く、うまくいく傾向があることが明らかにされています。

二人とも社交的だとか、内向的だとか、おっとりしている、心配性だ…などいう性格の問題ではなく、お金の使い方や、子供をどう育てたいかなどの価値観が似ていれば似ているほど幸福度が高く、うまくいきやすいのです。

ではいったいなぜ日本の離婚原因の第1位が「性格の不一致」なのか?

それは単に、「性格」と「価値観」を混同してしまっているからでしょう。

そう、だから自分や相手の性格を変えることより、夫婦やパートナー同士でお互いの価値観を一致させることのほうが、圧倒的に簡単なのです。

価値観を一致させる方法、それは単純に夫婦やパートナー同士で、何かあった際に「どう思う?」「どうしていくのがいいだろうか?」と話せばいいだけです。』



この本文の中の「結婚」を、「人間関係」と置き換えても同じことが言える。

人間関係をスポーツと考えるなら、努力をしなければ絶対に上手になれない、ということがわかる。

つまり、練習を積み重ね、それを実践で使う。


それが、「温かな人間関係」を築くための努力。

たとえば…

人に喜んでもらうことを多くすること。

利他の心があること。

感謝とおかげさまの心があること。

愛のある言葉(愛語)を使うこと。

笑顔でいつも機嫌がいいこと。


《努力する気がないなら結婚するな》

まさに、これは人間関係も同じ。





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