人の心に灯をともす 4530 災難をチャンスに変える心の処し方

【災難をチャンスに変える心の処し方】4530



稲盛和夫氏の心に響く言葉より…



思念は業(ごう)をつくる、と言いました。

輪廻転生、前世を信じない、来世も信じないという人は、それで結構です。

オレは生きているこの現実しか信じないという人は、現世だけで結構です。


その現世において思ったこと、やったこと、それが業をつくるわけです。

いちばん業をつくるのは思念なのです。

実行したことももちろん業をつくりますが、その業が、運命というものを決めていくわけです。

つくった業は、必ず現れます。

業が現れるということは、つまり運命です、我々の運命です。


人間にはつまずきがあります。

現世のいまを生きているあなたには関係がないのだけれども、あなたが知らない過去世でつくった因縁、また業によってどんなことが起こるかわからないわけです。


それを一般に災難、というのです。

災難というのは避けようがありません。


現世に生きているときに善きことを思うことで避けられることもあるのですが、それでも過去の業の深さによっては避 けられません。

じつは、その災難に遭ったときに人間の価値が決まるのです。

そのときに、みんなのたうちまわるわけです。

たとえば銀行、金融バブル崩壊における不祥事です。


昨日までは財テクに精を出し、株式や何やらでたいへん儲かってすばらしいといわれていた経営者が、バブルが崩壊し、一朝にして持っている株がメチャクチャに下がり、土地の値段が下がり、首を吊らなければならないという経営者もおられるでしょう。

また証券・銀行で不祥事があって、いままで社長で威張っていたのに、突然、社長交代で追放ということが起こっている。


新聞を毎日見ておられればわかるように、人生にはさまざまな事象が起こってきます。

本人に責任があり罪があるものもありますが、それとは関係なしに災難に見舞われる。

そのときにどう処するかということが問題になってくるのです。

そういう災難に遭ったときの身の処し方ができていないために、さらに事態が悪化していくわけです。

大体がつまずきますと、そのつまずきがさらにつまずきを起こしていくのです。


これは秘中の秘ですけれども、大きな災難ではなく 小さな災難でも、あるいは災難と名のつくようなものではなく、病気でも結構です。

そういうことが起こったときに、それを喜ぶのです。

喜べなくても、喜ぼうと思うのです。


理由がなければ喜べませんね。

それはなぜかというと、業が消えるときだからです。

過去につくった業が消えるときに災難が現れるわけです。

現れるということは、すんだということなのです。

過去につくった業が消えるためには、表に出てこなければいけません。

隠されている間はいつ出てくるかわからないわけです。


つまり大病をしたときでも、「よかった、この程度の病気で終わるなら、手術をして命を取り留めただけでもよかった」と喜ばないといけない。

つまり、業が消えるんです。

その現象が起こることによって、過去の業が消えるわけですから、「死ななかったのだから、ええやないか」と、それがポジティブな取り方です。


考え方がネガティブじゃないのです。


災難が起こっても、それをいいほうに解釈していく。

「ああよかった、ありがたいことだ。この程度の災難 ですんでよかったな」と、そう思いなさい。

そう思えてくると感謝ができる。

そうすると、それで事がすんでしまって、あとはいい方向に行くのです。


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稲盛氏は本書の中でこうかたっている。


『私より一回り上、十二歳上の、女性の下着をつくっているワコールの創業者・塚本(幸一)さんと親しくさせてもらっています。

京都の商工会議所の会頭をされていますが、近江商人の出でして、すばらしい人間性をもった人で、そしてなかなかのドンファンでもあります。

人間がひじょうにいいんですね。

とくに私をたいへん好いてくれていまして、何かあると「稲ちゃん、稲ちゃん」と親しくしていただいています。

やっぱり、ああいうふうにすばらしい人生を歩いている人というのは、理屈抜きにわかっておられるんですね。

私が偉いと思ったのは、何年か前に病気をして入院されたときのこと。

大変だということで、見舞いに走っていったのです。

ところが本人はニコニコしていて、前の晩も友達を呼んでベッドの上で麻雀をしていたというのです。

それで院長に「『隣の部屋の入院患者にもよくない』と怒られたけれど、また今日の晩もやるんだ」というようなことを言われる。

「いい加減にしてくださいよ」 と言うと、「いや、オレはたいへんうれしいんや」 と言われる。

「実は一昨日、大したことはなかろうと思ったんだけれども、ちょっと気になったので、病院に診てもらいに来たら、すぐに入院しなくてはならんというので、入院した。実はこういう病気でちょっと重いんや」と。

それなのに麻雀をして喜んでいるわけです。ちょっと気分が悪くなって病院へ行って検査してもらって、これは腎臓ですよ、肝臓ですよ、すぐに入院やと言われたのなら、ああよかったと、なぜ思わないのだろう。

「そこから心配し始めるから、ますます病気が悪くなる」というわけです。

知らぬが仏で、家の中でウロウロしていたときはよかったのだけれども、病院へ行って原因がわかったがために、そこから心配が始まる。

それを彼は、おかしいやないか、原因がわかって、 医者が手当てをしてくれるというのなら、ああよかった、それで救われたと思わねばならないというのです。

そういう人は、普通の人とはまったく別の、正反対の発想をします。

だから、病気でもすぐに治るのです。

運命も必ず好転していきます。

一代でああいうすばらしい大会社をつくっていける。

それはもう考え方一 つです。

だから「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」 と、最初に「考え方」があるわけです。』



どんなに熱意があろうと、能力があろうと、考え方が間違っていたら、とんでもない方向に行ってしまう。

考え方とは、方向性のことだ。

東京を目指して新幹線に乗ったのに、京都行の車両に乗ったら永久に東京には着かない。

会社においても、方向性の間違った人がいると、その人の熱意があればあるほど、能力があればあるほど、会社を倒産させる方向に行ってしまう。


災難が起きたとき…

災難に感謝できれば、災難はチャンスに変わる。






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