人の心に灯をともす 5529 親を選んで生まれてきた

【親を選んで生まれてきた】5529



精神科医、越智啓子氏の心に響く言葉より…


私たちは、「親」を選んで生まれてくる・・・「人生のシナリオ」で重要なのはこの点です。

「自分で今の親を選んだなんてとても思えない!」

親子関係がうまくいかず、衝突ばかりしている人は、そう反論したくなるかもしれません。


幼少期に虐待された経験があったり、親との葛藤(かっとう)を抱えていたりする人にとっ ては、「自分が親を選んで生まれてきた」ということに、かなり抵抗感を覚えると思います。

実際、私自身もずっと母との葛藤があったので、「親を自分で選んで生まれてくる」と知ったとき、自分があの厳しい母を自ら選んで生まれてきたとは、なかなか思えず、受けとめるのには時間がかかりました。


しかし、焦らなくてもいいのです。

あなたもゆっくり時間をかけて、その時々の自分の感情を大事にしてみてください。

いつか必ず“受け入れられるとき”が訪れます。

自分はこの親がいたからこそ、ここまで成長できたのかもしれない・・・そんなふうに思えたら、感謝の気持ちが自然に湧いてくるようになるでしょう。



「私を産み、育ててくれてありがとう」と思えたら、そこが人生の大きな変わり目です。

すべては自分が選んできた」「自己責任なのだ」と腹をくくり、自分の人生をしっかりと受け入れられるようになるのです。


これまでは何かうまくいかないことがあれば、親のせい、まわりのせい、社会のせい・・・と自分以外の誰か、何かのせいにしてきたかもしれません。

そんな責任転嫁の姿勢をあらため、「今の人生は自分が経験したくて選んだのだ」と思うことで、「自分らしさ」「主体性」を取り戻せます。

すると、魂の輝きが強くなって人生のスイッチが切り替わり、「奇跡」が頻繁に起こるようになるのです。


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医師、池川明氏の著書「ママを守るために生まれてきたよ!/Gakken」の中にこんな話があった。


『私の知人のお子さんに、りゅうのすけくんという男の子がいます。

りゅうのすけくんのお母さんはシングルマザーで、妊娠を知ったときにはとても困惑し、中絶を考えたといいます。

でも、悩んだすえに産むことに決め、そして生まれてきたのがりゅうのすけくんでした。

りゅうのすけくんは、ちょうど5歳くらいになったとき、私の講演会にお母さんと一緒に来て、後ろのほうで聞いてくれました。

そうしたら、トコトコと前に出てきて、「先生、ぼく、お話がしたい」と言うのです。

何を話すのかな、と興味津々で言葉を待ったら、「お空の上には虹があって、虹を食べてた」とか、いろんなことを話しはじめました。

そこで私が、「りゅうのすけくんは、どうしてお母さんを選んだのかな?」と聞いたら、「お母さんが泣いてて寂しそうだったから。ぼくが来たら笑ってくれると思ったの」そんなことを言いました。

このときお母さんは、後ろのほうで聞いていましたが、りゅうのすけくんの言葉に涙を流していました。』



池川氏はまた、こう語ります。


『子どもたちがお母さんを選ぶ理由は、それぞれ異なります。

「優しいお母さん」「かわいいお母さん」が人気ですが、「寂しそうなお母さん」「泣いているお母さん」を選ぶ子どももいます。

そういう子どもたちは、「ぼくが来たら、ママはさみしくないかなと思ったの」「ママに笑ってもらいたかったから」と、語っています。』


我々は、何かうまくいかないとき、親のせいにしたり、まわりや環境のせいにしたりにしたりする。

しかし、もし仮に、自分が親を選んで生まれてきたのだとしたら、本当は、誰にも文句を言うことはできない。


我々は「親を選んで生まれてきた」…

「今の人生は自分が経験したくて選んだのだ」という言葉を胸に刻みたい。






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