人の心に灯をともす 5839 謙虚が人を「ひずませる」
【謙虚が人を「ひずませる」】5839
野村克也氏の心に響く言葉より…
《自分を“ひずませ”られるか》
大谷翔平といえば、2016年の日本シリーズでの活躍は見事だった。
広島東洋カープ相手に2連敗を喫していたあとの3戦目。
内角低めのボールをうまくさばいたサヨナラ打が、その後の勝機を北海道日本ハムファイターズにもたらした。
勢いづいた日ハムはその後4連勝。
見事な日本一だった。
大舞台での勝敗を左右する活躍。
まさにスターの証しだった。
類いまれな身体能力と野球センス、加えて引きの強さ・・・当然、それらもスーパースター大谷の強さを支えている。
だが、彼をここまで輝かせた理由を、私は“謙虚さ”だと思っている。
日本シリーズで活躍するちょうど1年ほど前、ある雑誌で大谷と対談する機会があった。
そのとき、何より感じたのは、彼の謙虚な心だった。
たとえば、大谷は試合ごとに気になった点があれば「メモを取る」という。
何でも貪欲に学ぶ姿勢があり、「読書を欠かさない」ともいっていた。
言葉遣いもきわめてよかった。
これこそ大谷の強みだなと確信した。
なぜかわかるだろうか?
謙虚さを持つ人間は常に、自分を「ひずませる」ことができるからだ。
野球に限らず、一流になるためには避けて通れない“道”がある。
「努力」という名の道だ。
いくらすばらしい身体能力と高い技術を持っていても、努力なしに一流にはなれない。
プロの世界には才能ある人間が、さらに上を目差して自分を磨く努力をしている。
道を外したら即、誰かが追い越していくわけだ。
ただし、問題はこの努力には即効性がないこと。
素振りしてもいきなりは打てない。
配球を研究してもすぐには勝てない。
そんな状態が 長く続くと、選手は「この世界は素質だ」「私は才能がない」と思いたがる。
要は努力という道から逃げたがるのだ。
そんなときに強いのが“謙虚”な人間だ。
「自分はまだひよっこだ」 そんな思いがあれば、「伸びないのは努力が足りないからだ」と素直に原点に立ち戻れる。
謙虚が人を「ひずませる」とは、そういう意味である。
「ひずむ」とは「体を小さくかがめる」ことだ。
高く飛ぶためには、まず体を小さくして反動をつけるのがセオリーだ。
謙虚にひずむことは、高く飛ぶための欠かせぬ助走、というわけだ。
大谷の謙虚さの裏には親の教えがあるようだ。
私たちの世代は違う。
ハングリーさだ。
世代もある。
王もカネやん(金田正一)も、私たちの世代の選手はみな、貧乏でハングリーだった。
だから謙虚に努力し、切磋琢磨できた。
当時のプロ野球界がおもしろかった理由かもしれない。
やはり“ひずむ”ことに尽きる。
小さくガマンして、かがんで努力を続けていれば、いつか高く飛べる。
花が開くときが来るのだ。
そう考えると、大谷は貧乏でもハングリーでもないのに、謙虚だし、結果も出している。
しかも顔までいい。
少し恵まれすぎじゃないか、と思う。
まあ、これはひずみではなく、「ひがみ」だが(苦笑)。
『番狂わせの起こし方』青春出版
https://q.bmd.jp/91/119/3553/__no__
2023年1月から放送された番組に「ブラッシュアップライフ」がある。
脚本はバカリズム氏だ。
今の記憶を持ったまま、人生をゼロからやり直すというタイムリープ的なドラマ。
タイムリープとは、自分の意識を過去(または未来)に、瞬間移動させる能力のこと。
ある目的を持って、人生を何回かやり直すと、子供の頃の生き方がまったく変わってくる。
初回の人生、無邪気に遊びまわって、勉強などまったくしなかった子供時代。
それを反省し、次の人生は、猛然と勉強を始め、大人になって、その目的を達成してしまったりする。
このドラマを見て、大谷翔平選手のことを思い出した。
大谷翔平選手は、小学校3年の頃から、父親と「野球ノート」という交換日記のようなものをやりとりして、父親への質問や、その日感じたこと、できたことを書いていたという。
また、花巻東高のときには、マンダラチャートという「夢ノート」をつくり、「体づくり」「人間性」「メンタル」「野球技術」「運」などについての目標を具体的に書き込んだ。
高校3年のときには、「人生設計ノート」を年表付きで作成。
WBC日本代表MVPと書き込み、見事実現した。
まさに、一般の普通人が成し遂げることのできないことを、若いころから有言実行している。
謙虚にして、超絶な努力家。
しかも、自分ではそれを努力とは思っていない。
これは、まさに、「ブラッシュアップライフ」でいう、何十回か生まれ変わっている人でなければできないこと、ではないか、と。
豊かになった現代、昔のように、ハングリーで貧乏、という人は少なくなった。
しかし、ハングリーとは真逆の、恵まれた状況に置かれていたとしても、努力を努力と思わず、謙虚に、何かを成し遂げる人がいる、ということだ。
謙虚が人を「ひずませる」という言葉を胸に刻みたい。
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野村克也氏の心に響く言葉より…
《自分を“ひずませ”られるか》
大谷翔平といえば、2016年の日本シリーズでの活躍は見事だった。
広島東洋カープ相手に2連敗を喫していたあとの3戦目。
内角低めのボールをうまくさばいたサヨナラ打が、その後の勝機を北海道日本ハムファイターズにもたらした。
勢いづいた日ハムはその後4連勝。
見事な日本一だった。
大舞台での勝敗を左右する活躍。
まさにスターの証しだった。
類いまれな身体能力と野球センス、加えて引きの強さ・・・当然、それらもスーパースター大谷の強さを支えている。
だが、彼をここまで輝かせた理由を、私は“謙虚さ”だと思っている。
日本シリーズで活躍するちょうど1年ほど前、ある雑誌で大谷と対談する機会があった。
そのとき、何より感じたのは、彼の謙虚な心だった。
たとえば、大谷は試合ごとに気になった点があれば「メモを取る」という。
何でも貪欲に学ぶ姿勢があり、「読書を欠かさない」ともいっていた。
言葉遣いもきわめてよかった。
これこそ大谷の強みだなと確信した。
なぜかわかるだろうか?
謙虚さを持つ人間は常に、自分を「ひずませる」ことができるからだ。
野球に限らず、一流になるためには避けて通れない“道”がある。
「努力」という名の道だ。
いくらすばらしい身体能力と高い技術を持っていても、努力なしに一流にはなれない。
プロの世界には才能ある人間が、さらに上を目差して自分を磨く努力をしている。
道を外したら即、誰かが追い越していくわけだ。
ただし、問題はこの努力には即効性がないこと。
素振りしてもいきなりは打てない。
配球を研究してもすぐには勝てない。
そんな状態が 長く続くと、選手は「この世界は素質だ」「私は才能がない」と思いたがる。
要は努力という道から逃げたがるのだ。
そんなときに強いのが“謙虚”な人間だ。
「自分はまだひよっこだ」 そんな思いがあれば、「伸びないのは努力が足りないからだ」と素直に原点に立ち戻れる。
謙虚が人を「ひずませる」とは、そういう意味である。
「ひずむ」とは「体を小さくかがめる」ことだ。
高く飛ぶためには、まず体を小さくして反動をつけるのがセオリーだ。
謙虚にひずむことは、高く飛ぶための欠かせぬ助走、というわけだ。
大谷の謙虚さの裏には親の教えがあるようだ。
私たちの世代は違う。
ハングリーさだ。
世代もある。
王もカネやん(金田正一)も、私たちの世代の選手はみな、貧乏でハングリーだった。
だから謙虚に努力し、切磋琢磨できた。
当時のプロ野球界がおもしろかった理由かもしれない。
やはり“ひずむ”ことに尽きる。
小さくガマンして、かがんで努力を続けていれば、いつか高く飛べる。
花が開くときが来るのだ。
そう考えると、大谷は貧乏でもハングリーでもないのに、謙虚だし、結果も出している。
しかも顔までいい。
少し恵まれすぎじゃないか、と思う。
まあ、これはひずみではなく、「ひがみ」だが(苦笑)。
『番狂わせの起こし方』青春出版
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2023年1月から放送された番組に「ブラッシュアップライフ」がある。
脚本はバカリズム氏だ。
今の記憶を持ったまま、人生をゼロからやり直すというタイムリープ的なドラマ。
タイムリープとは、自分の意識を過去(または未来)に、瞬間移動させる能力のこと。
ある目的を持って、人生を何回かやり直すと、子供の頃の生き方がまったく変わってくる。
初回の人生、無邪気に遊びまわって、勉強などまったくしなかった子供時代。
それを反省し、次の人生は、猛然と勉強を始め、大人になって、その目的を達成してしまったりする。
このドラマを見て、大谷翔平選手のことを思い出した。
大谷翔平選手は、小学校3年の頃から、父親と「野球ノート」という交換日記のようなものをやりとりして、父親への質問や、その日感じたこと、できたことを書いていたという。
また、花巻東高のときには、マンダラチャートという「夢ノート」をつくり、「体づくり」「人間性」「メンタル」「野球技術」「運」などについての目標を具体的に書き込んだ。
高校3年のときには、「人生設計ノート」を年表付きで作成。
WBC日本代表MVPと書き込み、見事実現した。
まさに、一般の普通人が成し遂げることのできないことを、若いころから有言実行している。
謙虚にして、超絶な努力家。
しかも、自分ではそれを努力とは思っていない。
これは、まさに、「ブラッシュアップライフ」でいう、何十回か生まれ変わっている人でなければできないこと、ではないか、と。
豊かになった現代、昔のように、ハングリーで貧乏、という人は少なくなった。
しかし、ハングリーとは真逆の、恵まれた状況に置かれていたとしても、努力を努力と思わず、謙虚に、何かを成し遂げる人がいる、ということだ。
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