人の心に灯をともす 5995 自分は悪くない

【自分は悪くない】5995



D・カーネギー氏の心に響く言葉より…


《誰もが「自分は悪くない」と思っている》


どんな凶悪犯でも「自分は心の優しい正義の味方だ」と主張する。

私はそれについて、とある刑務所の所長と興味深いやりとりをした。


所長によると、犯罪者たちの中で自分が悪人だと思っている者はほとんどいないという。

犯罪者は自分を一般人と同じ善良な市民だと考え、金庫破りであれ殺人であれ、「あの状況ではそうせざるをえなかった」と釈明する。

彼らの多くは、あれこれ理屈をこねて自分の反社会的行為を正当化し、「悪いことをしていないのに刑務所に入れられるのはおかしい」と主張する。


残虐な罪を犯して収監されている凶悪犯ですら自分は悪くないと主張するのだ。

世間一般の人はもっとそうではないだろうか。


『超訳カーネギー 人を動かす』ディスカヴァー
https://q.bmd.jp/91/119/6275/__no__





ギャングのアル・カポネの、こんな話がある。


『「おれは働き盛りの大半を、世のため人のためにつくしてきた。ところが、どうだ…おれの得たものは、冷たい世間の非難と、お尋ね者の烙印だけだ」

と、嘆いたのは、かつて全米をふるえあがらせた暗黒街の王者アル・カポネである。

カポネほどの極悪人でも、自分では悪人だと思っていなかった。

それどころか、自分は慈善家だと大真面目で考えていた。

・・・世間は、彼の善行を誤解しているのだというのである。』



人は、批判され、非難されればされるほど、自分を頑(かたく)なに防御し、自らを正当化しようとする。

そして、その批判や批評が当たっていれば当たっているほど、反発し、屈辱感は高まる。

人は、自尊心のかたまりだからだ。

非難という冷たい北風では、心はますます閉ざされるだけだ。

あのアル・カポネでさえ、自分は悪いとは思っていなかった。


非難や批判をしないこと。

よく、SNSなどで、政治家や失敗した経営者やタレントのことを大バッシングしている人がいるが、批判すればするほど、その矢印はやがて自分に向かってくる。

「そういうあなたは、どうなんだ」と。


「自分は悪くない」と人のせいにする、他責の人がいる。

いくつになっても、幼稚なままの子供だ。


逆に、自分に起こるすべての出来事に対して、「これは100%自分の責任だ」と思える自責の人がいる。

自分を律することができる大人だ。

ただし、自責思考も行き過ぎるとストレスやうつの原因となる。

必要なのは「明るい自責思考」。


「自分は悪くない」と言わない人でありたい。





●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
★新・日めくりカレンダー「ヒロさんのつぶやき」できました!
https://q.bmd.jp/91/119/6276/__no__
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

■メルマガの登録と解除はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/6277/__no__

■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪
https://q.bmd.jp/91/119/6278/__no__

■【人の心に灯をともす】のブログはこちら
https://q.bmd.jp/91/119/6279/__no__

■X(旧Twitter)はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/6280/__no__