人の心に灯をともす 3086 来た球はとりあえず打つ

【来た球はとりあえず打つ】3086


明治大学教授、齋藤孝氏の心に響く言葉より…


《「来た球はとりあえず打つ」習慣は最強の武器になる》


私は明治大学に勤めているが、学生の就職も心配になるし、社会人としてうまくやっていけるかどうかも気にかかる。

大学は学生に学問的知識を与えればいいというものではなく、全人格的な教育も目標としている。


明治大学は「前へ」というのが校風なので、とりあえず一歩前に出るようにする。

率先力というのは、最初に手を挙げる、迷ったら手を挙げることで養われていく。

他の人が躊躇しているとき、「やってみます」と言えば、周囲は「こいつは見どころがある」と評価する。


企業は、やる気がある人を求めている。

どうせ誰かがやらなければならないとしたら、自分がやってしまう。

いつか順番が回ってくるものなら、率先してやる。

いちばん先にやった結果、自分で予定・日程を好きに選ぶことができた、ということもある。


いまは一歩前に出る人が少ない。

そんな中で絶えず人より一歩前へと心がけると、「彼はやる気があるね」と見られる。

言われてからやるばかりでは「あいつは、こっちが言わなければ動かない奴」と芳しくない評判を立てられてしまう。


私の仕事の基本方針は、忙しいからすべてのものは引き受けられないが、来た球はとりあえず打つという考え方に立っている。

来た球は多少ボール球でも苦手な球でも打つ。

それでうまくなる。


自分ができることしかしないと決めると、仕事の幅が広がらない。

ただし、そんな私でも例外はある。

それはクイズ番組出演のオファーだ。

私にとって、テレビのクイズ番組はオファーもたくさんあるが、出演するかどうか、 正直迷うことが多い。

タレントや芸人には、クイズが得意な人もいる。

クイズ王と呼ばれる一般人もいる。

しかし、私の得意なところはクイズではない。

さらに、たまたま出演したクイズ番組で間違えたりすると、「大学教授がなんで?」 と言われる。

それでも考えること自体が面白いクイズとか、正解不正解をそれほど問題にしない番組なら出演したりする。


ある番組にレギュラー出演しているとき、途中からクイズ番組的な性格に変わっていったことがあった。

だからといって「じゃあ出ません」とは言っていられない。

趣味ではなく仕事だから、そのあたりはうまく折り合いをつけていかなければならない。

簡単に「無理」とか「できない」と言わない。


「これできる?」と上司に訊かれ、「無理」とハッキリ言ってしまう若い人がいる。

「無理」という言葉が流行の一つになっているのだろうか。

とりあえず率先してやるクセをつけると、それは人間的にも大きな武器の一つになることは間違いない。

「来た球を打つ」。

これを基本にしていると、仕事のオファーは増えていく。


『“ちょっと尊敬”される人になる本』三笠書房




小林正観さんの生き方は「頼まれごとの人生」だという。

自分から望むのではなく、誰かに頼まれたことを淡々とこなしていく。

頼まれたことを文句を言わずにやっていくと、自分の生き筋が見えてくるという。

「ああ、こういう方向で自分は(神さまから)動かされているのだ」と。


「来た球」も同じで、オファーがあったらそれを粛々(しゅくしゅく)とこなしていく。

PTAや町内の役でも、仕事や公的な役職でも、(お金を貸すとかは別にして)なんでも頼まれたら引き受ける。


頼まれるということは、その人にその実力が備わっているということ。

最初はうまくいかなくても、それをやっているうちに必ずなんとかなる。

反対に、好かれない人や、人気のない人には頼まれごとはやってこない。


そして、どうせ引き受けるなら、グズグズ、四の五の言わずにニッコリとして引き受ける。

そうすると、やがて、いつか自分の世界が広がっていることに気づく。


来た球はとりあえず打つ人でありたい。






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