人の心に灯をともす 5461 誰と一緒に行くのか

【誰と一緒に行くのか】5461



東海大学医学部教授、川田浩志(ひろし)氏の心に響く言葉より…



スウェーデンの首都ストックホルムに住む七五歳以上の市民を対象にした三年間の追跡調査によると、他人とのつながりのない一人暮らしの人は、そうでない人に比べて認知症になるリスクが一・五倍に高まることがわかりました。

また、米国在住の六〇歳以上の男女約一六〇〇人を六年間追跡調査したところ、孤独な人は、起き上がったり、歩いたりするなどの、日常生活を営むうえで基本的な身体機能になんらかの障害が生じるリスクが、孤独でない人に比べて一・五倍に増加するという結果が認められました。

さらに、世界各国からの一四八個にものぼる調査研究の結果をまとめた計三〇万人以上を対象にした解析研究も報告されています。


このような解析方法はメタ解析といって、科学的エビデンスとしてより信頼性の高いものが得られます。

そして、そのメタ解析の結果、平均七年半の追跡期間において、他人と強いつながりのない人は、ある人に比べて死亡リスクが一・五倍になるという結果が得られました。

このように、知人たちとのつながりは、私たちに生きるパワーを授けてくれているのです。


その理由として、以下のことが考えられます。

1.他人と接触することによって頭と身体を刺激する機会が増える

2.知り合いとの交流が自分の健康習慣に良い影響を与える

3.仲間とのつきあいでメンタルストレスが軽減されることで、体内に発生する「ネガティブ物質」の害を受けにくくなる


《人生を楽しんでいる人は、知人たちから生きるパワーを授かっている》


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お釈迦さまの十大弟子の一人である、アーナンダがあるとき、お釈迦さまにこう尋ねたという。

「ともに仏の道を歩む善き友がいるということは、修行の半ばを達成したと思うのですが、如何でしょうか」

するとお釈迦さまは、こう答えた。

「善き友、善き仲間がいるということは、修行の半ばではなく、修行のすべてなのだよ」、と。


これは、旅でいうなら、どこへ行くかということより、誰と一緒に行くか、が大事だということ。

どこで何を食べるかということより、誰と一緒に食べるのか、が大切。


人生もまた同じで、誰と一緒に歩むのか、だ。

善き友、善き仲間がいるなら、どこへ行っても、何をしても、何もしなくても、楽しいからだ。


「誰と一緒に行くのか」という言葉を胸に刻みたい。






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