人の心に灯をともす 3638 どんな出来事もプラスに考え、感謝の気持ちを忘れない

【どんな出来事もプラスに考え、感謝の気持ちを忘れない】3638



アパホテル社長、元谷芙美子氏の心に響く言葉より…


アパホテルは北陸の小さなビジネスホテルとして産声を上げましたが、その後、東京、全国、そして世界へと展開していき、現在ではホテル業界で、収益率世界一のホテルにまで成長を遂げています。

仕事の場では、夫であるアパグループ代表、元谷外志雄(もとやとしお)や社員のみんなに助けられて、実力以上のポストにつき、プライベートでは夫や息子夫婦、孫に囲まれて幸せな毎日を噛(か)み締め、感謝しながら暮らしています。

どうしたら、そんなにうまく人生を送ることができるのですか?

そう尋ねられて、いつも答えることがあります。

その答えは、前向きの思考で過ごすこと。

具体的には、


一に、どんな出来事もプラスに考えること。

二に、人への感謝の気持ちを忘れないこと。


たとえば、仕事をしていると毎日のように訪れる大小さまざまなトラブルや想定外の危機。

そんなとき、マイナスな出来事とは考えず、現状をプラスに転換できるチャンスだと捉える。

また、親しい間柄だからこそ忘れがちな身近な人への感謝の気持ちや愛情を、毎日言葉にして伝える。

そんな些細な前向き思考の積み重ねが、人生をすばらしいものに導いてくれました。


なにか、自分にとってつらいことや苦しいことが起きても、どうやら気のせいだと感じる思考回路になっているようなのです。

どんな悪いことが起こっても、世界の終わりがやってきたわけでもなければ、命がとられるわけでもない。

マイナスなことがあっても、「私はラッキーだから必ず取り戻せる!」と気持ちを一瞬で切り替えることができるお得な性格です。

これは両親に感謝しなければいけませんね。


私は、1994年にアパホテルの社長に就任して以来、広告塔として、全国に顔写真入りの看板を掲げて、文字通り“ホテルの顔”となりました。

2002年、東京へ本社を移転し、本格的に東京に進出するにあたって、本社ビルの点灯式を行った際、ネオンで彩られた屋上の上に浮かびあがったのは、やはり看板となった大きな私の顔!

華々しいセレモニーは、世間でも大きな注目を浴びました。


こうして広告塔として表に出ていると、私を通してアパホテルを多くの方に知ってもらえる機会が増える一方で、誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)も当然増えます。

「あの広告のオバチャン、出しゃばりすぎ」

「あのモデルは早急に代えてください」

「見ている側にとって、精神衛生上よくない」

というようなキビシ~イ言葉もありました。


見ず知らずの人からそうした言葉に、傷つくこともあるのではないかと思われるでしょうね。

でも、実は全く傷つきません!

そうした声がすべてではありませんから。

気のせいだと笑って流してしまいます。

それよりも、目にとめていただいたことを「チャンス到来!」とこれまた前向きに考えてきました。


『強運ピンチをチャンスに変える実践法』SB Creative



元谷芙美子氏は、高卒で福井信用金庫に就職し、そこで同じ会社の職員だった夫と知り合って結婚し、その後独立した。

人への感謝を忘れないのが信条の元谷芙美子氏が実践しているのは、身近な人への感謝。


二人の息子のお嫁さんに対してはこう書いてある。(本書より)

『実際、お嫁さんたちは、家事能力も美貌も、さらに人間力まで、私よりずっと優れています。

そのうえ、家電やパソコンなどの電子機器にもめっぽう強い!

家で過ごしているときは、彼女たちに頼りきっていますから、わが家では嫁姑の問題が起こらないのかもしれません。

よく、身近な人に「いつもありがとう」という感謝の気持ちを伝えるのが照れくさいという話を聞きます。

でも、私は逆に身近にいる人こそ、いいところがあればどんどん褒めて、感謝の気持ちを照れずに伝えていきたいと思っています。

お嫁さんたちには「今日もおいしいものを作ってくれてありがとう」、孫には「お手伝いしてくれてありがとう」という具合に。

いつもいいところを見て、感謝や感動の気持ちを言葉にして伝えます。

家族に限らず、人のいいところに視点をフォーカスする。

そんなポジティブな習慣も、まわりの人はもちろん、自分自身も幸せになる秘訣なのだと思います』


「美点凝視(びてんぎょうし)」という言葉がある。

相手の良いところ(美点)を先に見るのか、相手の悪いところ(欠点)を先に見るのかによって、人間関係は劇的に変わってくる。

だから他人の、美点を探し出し、そこをしっかりと凝視しようということ。


これは、人間関係だけでなく、ものごとの「見方」の問題だ。

小林正観さんは、世の中の現象には、「幸も不幸もない」という。

その現象を幸せだと思うか、不幸だと思うのかという、見方があるだけ。

それを小林正観さんは「見方道」と言っている。


どんな出来事もプラスに考え、感謝の気持ちを忘れない人でありたい。






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