人の心に灯をともす 5928 誰かに悪い評価をされてしまったら

【誰かに悪い評価をされてしまったら】5928




元結(もっとい)不動・密蔵院住職、名取芳彦(ほうげん)氏の心に響く言葉より…



自分についての悪い噂が聞こえてきて、「そんなふうに思われていたなんて、ショック!」と心乱れることがあります。

人は他人の一面を見てその人を評価します。


「あの人は自分に正直な人だ」と言う人もいれば、「自分には正直だけど、他人に対しては不誠実だ」と分析する人もいます。

「仕事はできるけど、あいつは酒飲みだ」と言う人もいれば、「無類の酒好きだが、仕事はできる」と評する人もいます。

この事実をもとに、私は「自分のたった一つの側面を切り取ってどんな悪評が立ちそうか、二つ、三つ考えておくとショックが小さくてすみます」とお伝えしています。


一人の人間を評価する基準は数十にのぼるでしょう。

十人いれば十通りの評価があってもおかしくありません。

どの評価も基準によって変わります。

そして、その基準も、評価する人がどのような生き方をしてきたかで変わります。


《他人の評価に「一喜一憂」しないこと》


『達観するヒント』三笠書房
https://q.bmd.jp/91/119/5153/__no__



城野宏氏の「脳力開発」という問題解決の手法があるが、その中に、「立場・観点を整理し、多角度から考える習慣をつくろう」というものがある。

色々な立場で物事を考える必要がある、ということだ。

一人の人間でも、色々な立場がある。

たとえば、あるときは「親」の立場だったり、「上司や責任者」の立場だったりする。

あるいは、「お客の立場」、「売り手の立場」、「会社や組織の立場」、「社会的な役職の立場(PTAの会長等)」、「国や公的な立場」、「ファンの立場」、「家族の立場」、等々。


立場によって、言うことはまったく異なる。

立場は、その組織なり役割の「利益」に基づいて発言するからだ。


つまり、評価も同じで、その人の置かれた立場によって、評価もガラッと変わってくる。

大事なことは、日頃多角度から考える習慣がないと、一面的に物事を評価してしまうことだ。

ある一つの立場や観点から物事を決めつけたり、断定してしまったりする。

感情的で、思考に寛容度や余裕がないと、独善的な考えになりやすい。


誰かに悪い評価をされたら、それは相手の価値観や立場から出た「ひとつの見方」に過ぎないと思うこと。

まったくの真実ではない、ということだ。


「誰かに悪い評価をされてしまったら」

評価に振りまわされず・・・

他人の評価に「一喜一憂」しない自分をつくりあげたい。





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