人の心に灯をともす 3961 人生を楽しむには執着を捨てること

【人生を楽しむには執着を捨てること】3961



江原啓之(ひろゆき)氏の心に響く言葉より…


私が今回この本の中にいちばん込めたいことは、人生賛歌です。

何においても楽しむということがすごく大事です。

失敗もすべては成功のもと。

失えば得るものがあり、得れば失うものがある。

《失う、得る》ということの繰り返しなのです。

それを楽しんで受け止めていく姿勢をつくることが大事だと申し上げたいのです。


特に物質的なものは、得たら縛られる。

失ったら自由を得ます。


私もいろんなところで陰口を言われます。

スピリチュアル・カウンセラーとして有名になって、一世を風靡(ふうび)しているように見えるでしょう。

いまの立場にしがみついて執着して、自分だけで独り占めしている。

そんなことを同業者から言われたりもします。

インターネットで意地悪な書き込みなどをされることもあります。

ところが当の私には、しがみつきたいという意思はこれっぽっちもないのです。

いままでもそうでした。

得て失って…、そいういうことはしょっちゅうやっています。


あるとき誰もが私の存在をすっかり忘れてしまったとしたら、それはそれで、『ラッキー!次なる人生あり』と思えると思うんです。

私は楽しみ上手というか、そもそも勝手な空想をするのが好きなのです。


語弊(ごへい)があるかもしれませんが、職がない、仕事がないという話と一緒です。

選ぶからないわけで、『こんな仕事もいいかな』と選り好みせずに飛び込んでいけば、どんなに不況でも職はあるのです。

要は、思考する柔軟さが足りないのです。

私は、そういうバイタリティを持てば人生はもっと楽しめると思っています。

人生でいいサーフィンができます。

人生も想像力なのです。


こんな人生もいい、あんな人生もおもしろい、と思える人のほうが絶対に楽しめるわけです。

そう思えない人たちの問題点は、物質主義の権化(ごんげ)になっていることです。

物質に執着しているために、自由な発想が生まれない。

たくましく生き抜こうというバイタリティが湧いてこない。


生まれて、学校へ行って、就職して、そうしたら今度は結婚して、結婚したら子どもを持って、次にマイホームを持ったり車を持って、老後には…などと決めつけているわけです。

自分は不幸だと思っている人はだいたいそうなのです。

「美人じゃないので恋人がいません」

「子どもが欲しいのに妊娠できません」

「お金がなくて家を買えません」

などと、ちょっとつまずいただけですぐ、「もう絶望です」となってしまう。


結局、たましいの想像力や柔軟性というのは、「経験」と「感動」の数に比例するのです。

経験と感動の数の少ない人は、選べるメニューがどうしても少ない。

反対に、たくさんこなしている人は、何があっても「ケ・セラ・セラ」になるんです。

過去のいろんな経験と感動によって生きるバリエーションをいっぱい味わっているので、バランスよくたましいの筋力がついている。

すると、『これがダメなら、あれもありかな』という思いつきができるのです。


『苦難の乗り越え方』PARCO出版




江原氏は、「執着」について本書の中でこう語っている。

『この世にある苦難、そのおおもとはシンプルに言うと「執着」です。

病気や金銭問題は、苦難の一例でしかありません。

たとえば病気が苦難に思えるのは、元気に飛び回っていたいという執着からです。

「死にたくない」という、この世への執着もあります。

お金のこともそうです。

いつもおいしいものを食べていたい執着。

いいものを着ていたい執着。

いい家に住んでいたい執着。

すべて執着によって作り出されています。』


執着とは、小林正観さん的に言うなら、「ものごとに良い悪いはない。そう思っているあなたがいるだけ」ということ。

たとえば「会社をリストラされる」ということも、それがいいことだとか、悪いことだ、という価値観の色はついていない。

なぜなら、「会社をクビになってしまったけど、今までの生き方を見直すいいきっかけになった、きっと、新しい道を歩めということだな、ありがたい」と思う人もいれば、反対に、「最悪だ、こんなときに会社をクビになるなんて、会社をうらんでやる。まったくツイていない」と思う人もいる。

そう思っているあなたがいるだけ、だからだ。


これは、森羅万象(しんらばんしょう)すべてにおいて同じことが言える。

さまざまな執着を少しずつ捨て、人生を楽しめる人になりたい。





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