人の心に灯をともす 3944 増やすよりも減らすこと

【増やすよりも減らすこと】3944



守屋洋(ひろし)氏の心に響く言葉より…


《人生、一分(いちぶ)を減省(げんせい)せば、便(すなわ)ち一分を超脱(ちょうだつ)す》

増やすよりも減らすこと


お金、名誉、実績…。

何かを増やそうと一生懸命になることの多い世の中ですが、減らすことの重要性を忘れてはいないでしょうか。

何かを減らすことによって、不要なものを捨て去り、俗世間のしがらみから抜け出すことができます。


交友関係が広いと楽しみが増えるかもしれませんが、もめごとも増えます。

口数が多いと、非難を受ける機会も増えるでしょう。

交友関係を整理し、大事なとき以外は口を開かないようにすれば、不要ないざこざも起きません。


また、分別が増えると、考えることも増えて気持ちが疲れます。

知恵があり過ぎると、自分が本当にやりたいことを抑え込んでしまう場合もあるでしょう。


何でもかんでも、増やすのが素晴らしいと考えがちですが、本当にそれが幸福につながるのかをよく考えてみましょう。

何かが増えるたび、自分の人生に足かせをつけて、束縛していないか見極めてください。


『菜根譚の教え』宝島社




「一利を興(おこ)すは、一害を除くにしかず。 一事を生ずるは、一事を省くにしかず。」

チンギスハンの宰相であった耶律楚材(やりつそざい)の言葉だ。


利益になることを一つするより、現在害になっているものを一つ除く方がよい。

新しい事業を一つ興すより、足を引っ張る部門や事業を一つ廃した方がいい。


この言葉から、「不如省事(事を省くにしかず)」が有名となった。

略して、「省事」ともいう。

ささいなことや枝葉を切り捨て、根本や本質を追求すること。

「木を見て森を見ず」だ。


現代社会は、何かを足(た)すことばかりを考える。

あれが足りない、これが足りないと、足りないことばかりを考えているから、足すことに目がいく。

そして、どんどんいらないものが増えていく。


交友も、言葉も、思慮も、賢さも、多過ぎると世俗の悩みから抜け出せないと、菜根譚では言う。

コロナ禍におけるステイホーム。

今こそ、省事のチャンスなのかもしれない。





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