人の心に灯をともす 4076 大きな努力で小さな成果を

【大きな努力で小さな成果を】4076



イエローハット創業者、鍵山秀三郎氏の心に響く言葉より…


こういう教えがあります。

「小人は小善をもって益なしとして為さざるなり。小悪をもって傷(そこな)うことなしとして去らざるなり」

小人というのは、普通の人というふうに思ってください。

この言葉は中国の儒教の経典である『四書五経』の中の一つ、『易経』と言う本の中に出てきます。


つまり、普通の人は「小善をもって益なしとしてなさざるなり」。

ちょっとしたいいこと、いいことには違いないけれどたいしたことがないというのが「小善」です。

空き缶を拾うとか、掃除をするとかいうことです。

そういう小善をしたからといって、自分に益がない、自分の人生が急によくなったりするわけじゃないといってやらない。


一方、そういう人は「小悪をもって傷(そこな)うことなし」。

ちょっとした悪いことをしたからといって、自分の人生が傷つけられたり、損傷したりするわけじゃないので「去らざるなり」、やめないという意味です。

たとえば、タバコを吸われる方がタバコを吸って吸い殻をポイッと捨てる。

確かにタバコの吸い殻を捨てたからといって、急に人生が悪くなるわけではありません。


しかし、捨てる人は絶対に拾いません。

自分がタバコを捨てながら片方で拾っているという人をみたことがありません。

捨てる人は捨てる一方です。

また、拾う人は絶対に捨てません。


今朝拾っておいて、午後に捨てると言う人はいません。

拾う人は捨てない、捨てる人は拾わない、この差は大変大きなものです。

しかもそれが三年、五年、十年とつながってくると、もっと大きな差になってくるのです。


一日一日、今日と明日とはたいした差がなくても、やがてそれは一年、二年、三年という積み重ねになったとき、大変大きな差になるのです。

この積み重ねそのものが人生です。

自分の人生を急に何かで変えようとしても、悪くなるほうには簡単に変わりますけれど、よくするほうにはそう簡単に変わるものではありません。

やはり「よい習慣」をつけていく以外に方法はないのです。


そういう姿勢が、ご自身の取り組んでいる仕事にちゃんと現れてくると私は確信しています。

ご商売をされている方はお店の雰囲気に現れてきますし、物をつくっていらっしゃる方は物づくりにもそれがきちっと現れてきます。


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鍵山秀三郎氏は、「大きな努力で小さな成果」についてこう語っている。

『「大きな努力で小さな成果を求める」

これは、自分の人生における一貫した考え方です。

こんなことを人に言うと「何を寝ぼけたことを言っている」と笑われたものです。

特に金融機関の人たちからは「それは反対でしょう。小さな努力で大きな成果を求めるのが、ビジネスの常識ではなないですか。それなのに、大きな努力で小さな成果なんて言っていたのでは、ビジネスの世界では通用しませんよ」と、さんざん否定されたものでした。

しかし私は今もって「大きな努力で小さな成果を求める」という自分の生き方は間違っていないと確信しています。

なぜ、そのように確信するのか…私はずいぶん多くの人たちの人生やビジネスの歴史を見てきましたが、「小さな努力で、大きな成果を求めた人は、一時的にはよくても必ず滅びていく」ということを、目の当たりにしているからです。

金融関係にしてもそうです。

なるべく手間暇かけずに、また人手をかけずに、大きな利益を得ようとして滅びていった大きな組織がたくさんあります。

一方で、人の後塵(こうじん)を拝しながら、地を這うように努力を重ねていって、そしてわずかな成果でもそれを感謝して受け取る。

こういう人たちが、長い目で見た時、必ず頭角を現してきているということも、見てきているのです。

つまり大きな努力から見て、それに比べて取るに足らないような小さな成果だったものが、少しずつ、少しずつその成果が積み重なって、あるときから努力と成果がバランスし合うようになり、ときによっては努力よりも大きな成果を手にするような状況が起こってくるのです。』


「積小為大(せきしょういだい)」

二宮尊徳の言葉だ。

小さな努力の積み重ねが、やがて大きな成果につながる、ということ。

小さなことをおろそかにしていては、大きなことはできない。

我々はつい、短期間に効率よく、大きな利を得ようとしがちだ。しかし、短期間の努力で簡単に成功できたことは、意外に短期間でダメになることが多い。

逆に、小さな努力をコツコツと積み上げてきて成功したことは、長く続く。

効率が悪くて、面倒なこと、人が嫌がること、時間がかかることを、進んでやろうとする人は少ない。


鍵山秀三郎氏は、「だれにでもできる簡単なことを、だれにもできないほど続けてきた」という。

「大きな努力で小さな成果を得ること」が自然にできる人でありたい。






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