人の心に灯をともす 4093 自分の敵は、自分自身

【自分の敵は、自分自身】4093



明治大学教授、齋藤孝氏の心に響く言葉より…



《しかし君の出会う最悪の敵は、いつも君自身であるだろう。》(ツァラツゥストラ/ニーチェ)


克己心(こっきしん)という言葉があります。

弱気になっている自分を乗り越えなければいけない、自分自身に克(か)つ。

そんなときに使う言葉です。


みなさんには、「どうせ、そんなことやっても無駄だよ」などと、勝手に思い込んでいることはありませんか?

そんな思い込みにこそ、要注意です。

自身の判断で「これくらいでいいだろう」と考えることは、自分自身を甘やかすことにもなり、せっかく目の前に広がっている未来を、自分自身で消去してしまうことにほかなりません。


首相も務めた高橋是清(これきよ)は『随想録』の中で、“仕事がないのに「この仕事は嫌だ」なんて言っている人がいるが、信じられない”ということを言っています。

つまり、「来た仕事は、とりあえず全部やれ!」ということですね。

たしかに、最初から肝心な仕事ばかり任されるわけがありません。

贅沢を言って逃げたり、言い訳をすることは、自分自身の成長にストップをかけていることと同義なのです。


これこそが、ニーチェが「自分の敵は、自分自身」という所以(ゆえん)です。

甘やかしたり言い訳をしたり…。

まさに敵は自分の中にいた、というわけです。


以前、私は子ども向けに『心をきたえる痛快!言いわけ禁止塾』(PHP研究所)という本を出したことがあります。

「でも、できない」「だって~」などと、「できない理由」を探すのは禁止!

何でも積極的にチャレンジできるような人間になりたいのであれば、「おっと合点承知之助」と言え、といった内容です(笑)。

つまり、自分でストップをかけてしまっていないか、やる前から力を限定していないか、言い訳をしていないかを自身に問いかけ、自らの成長を妨げないようにしてほしいのです。


みなさんも、思わず「これくらいでいいだろう」などと、自分を甘やかしそうになったときは、ニーチェの言葉を思い出して、「自分の敵は、自分自身」と思うようにしてください。

くれぐれも、自分で自分の力に限界をつくらず、言い訳をせず、目の前のことに取り組むようにしましょう。

それこそが、克己心というものです。


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齋藤孝氏は「安易な道を、選ぶことなかれ」と書いています。


『人というものは、「ラクな道だな」「下り道だから余裕」と思うときこそ転ぶもの。

坂道のスロープを上りながら転ぶ人は、ほとんどいません。

階段も同じで、上るときより下りるときの方が危ない。

要するに、「ラクだなあ」と思ったときこそが危険なのです。

これを人生に置き換えてみますと、ラクな道を歩もうとしているときは油断し、チャレンジする気持ちがなくなり、かえって危ないということになります。

むしろ、多少きつめの道を歩んでいるときに、精神が折れることは少ないのです。

とはいえ、きつすぎる垂直の壁を登ろうとしてはいけません。

登れなくて、最初から心が折れてしまいますから…。』


自分に甘い人は多い。

たとえば、それは「継続」ということでわかる。

自分で、やることを決めておきながら、何か理由をつけて止めてしまう。

あるいは、うまくいかなかったことを人のせいにする。

貯金ができないとか、ダイエットができないというのも自分に甘い証拠。

書けば書くほど、自分の耳に痛い。


「自分の敵は、自分自身」という言葉を心に刻みたい。






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