人の心に灯をともす 4102 小さなことをチェックすべし

【小さなことをチェックすべし】4102



コリン・パウエル氏の心に響く言葉より…


《小さなことをチェックすべし》


釘(くぎ)がないので  蹄鉄(ていてつ)が打てない

蹄鉄が打てないので  馬が走れない

馬が走れないので  騎士が乗れない

騎士が乗れないので  戦いが出来ない

戦いができないので  国が滅びた

すべては蹄鉄の  釘がなかったせい


有名なこのマザーグースは、ごく小さな問題が重大事を引き起こす様をうたったものだ。

最終的な成否を左右するのは、たくさんの小さなことだ。

リーダーは小さなことまで感じられなければならない…小さなことが起きる組織の最深部がどうなっているのかまで感じられなければならない。


出世すればするほど、虚飾とスタッフに囲まれてほかが見えなくなる。

現場でなにが起きているのか、確認する必要性が高まるのだ。

ひとつの方法は、高級感にあふれた役員専用フロアを出て、階下の現場に降りること。

これから行くなどと予告をしてはならない。

予告などすれば、大急ぎで掃除をされたり必死で準備をされたりして、パワーポイントのプレゼンテーションを見せられるのが落ちだ。


もちろん、十分に告知をして、まるで売り物のようにきれいな状態で受け入れられるようにしてやらなければならないこともある。

しかし私は、ふらっと立ち寄り、ぶらぶらと見て歩くほうが好きだ。

整備工場をのぞくなら、工作機械は汚れたままで部品がちらばっているほうがいいし、そこかしこに士官が待っていて、形式的な四半期報告書に書かれていない整備の現状についてあれこれ説明するといったことはないほうがいい。


兵舎の視察では、寝棚と壁際のロッカー、そして、寝棚の脇に置かれた小型トラックをチェックする(いまは状況が違う。最新の兵舎は学生寮のようなものになってしまった)。

洗面所へも直行する。

チェックするのはきれいかどうかだけではない。

トイレットペーパーが不足していないか、鏡が割れていないか、シャワーヘッドがなくなったりしていないかなどもチェックする。


なにか不具合がある場合、だいたい、維持管理費が不足しているか、こういうことを調べて修正する体制ができていないか、あるいは、兵士の監督が十分におこなわれていないかだ。

どこに問題があるのかを確認し、正さなければならない。


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伊那食品工業では、社員に対してこう教えているという。

「公共の駐車場に車を置くときには、施設の出入り口からいちばん遠い場所に駐車しなさい」と。

なぜなら、病院でもスーパーマーケットでも、出入り口から近い場所には、体調の悪い方、お年寄り、体に障がいのある方などが駐車したいと思っているから」


他人への思いやりや、公を大事にするという精神を、実践で示すとそうなるからだ。

どんなに素晴らしい知識があっても、どんなに高邁(こうまい)な哲学を語ろうと、それを実践しなければそれを知らないのと同じ。

そして、その実践も長く続けなければ本物にはならない。


まわりの人は、本当によく見ている。

たった車の止め方一つで、その人の人間性や思いやり度、あるいは美意識が分かってしまうということだ。


「神は細部に宿る」という言葉がある。

もともとは建築デザインからきている言葉だが、建築のディテール(細部)こそが大事であり、それが美につながる、といった意味だ。


小さなことを常にチェックし、細部を大事にする人でありたい。







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