人の心に灯をともす 4111 「谷」を埋めるな、「山」を作れ!

【「谷」を埋めるな、「山」を作れ!】4111



クレディセゾンCTO、小野和俊氏の心に響く言葉より…


「この製品はA社と比べると〇〇が劣っており、B社には△△で負けています。この状況を打破すべく機能強化を行います。スケジュールは…」

こんな場面を見たことはないだろうか?

あるいは、あなた自身が報告者だったことはないだろうか?


「欠点が何一つない」製品など存在しない。

競合と比較すれば、自社製品の欠点は必ず浮かび上がってくる。

欠点や弱点、不足している点。

私はこれらを「谷」と呼んでいる。


「谷」は強烈な引力を持ち、少しでも気を抜くと、人は欠点を補うことばかり考えてしまう。

しかし考えるべきは「山」…自社製品の長所であり、ユニークな価値のほうだ。

「山」ではなく「谷」ばかりに気をとられてしまうのは、次のような理由による。


1. 社内の賛同を得やすい

2. 考えなくてすむ

3. 長所よりも短所のほうが気になりやすい


バックオフィス系の業務で、「業界ではオフィスのフリーアドレス化が進んでいます。まだ対応できていないのは当社を含め2社だけ。ぜひ導入しましょう」という話をするのは「谷」を埋めるアプローチだ。

だが、フリーアドレス化とは違うアプローチで、社員の生産性向上やオフィスの空間利用をよりよいものにするアイデアを考えることができれば、「山」を作ることにつながるかもしれない。


「山」を見極めるためのポイントを3つ紹介したい。

実際にはパターン化できないくらいさまざまなアプローチがあるが、何もない中で「山」を考えても急には見つけにくい。

次のような要素がヒントになるかもしれない。


1. まだ誰もやっていない

これは極めてシンプルだ。まだ誰もやっていなければ、それは「山」になりうる。だが、新しければ何でもいいというわけではない。「誰のどんな新しい喜びに寄与するのか」を常にセットで考えておく必要がある。


2. 他業種や他国の成功例のエッセンスをとり入れる

他業種や他国で大きな成果を挙げたエッセンスを自分たちの事業にとり込む。前提が違うので他所で成果を挙げたものが同じように機能する保証はない。しかし少なくとも、どこかで実績を挙げたものであれば自分たちの世界でも効果を発揮する可能性はある。


3. ギャップに目をつける

IT活用が遅れている領域で先んじてITをとり入れれば、それは「山」となる可能性が高い。ギャップが大きければ大きいほど調整や交渉の手間などの苦労も多いが、もしとり組みが成功すれば、その効果は大きい。


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舩井幸雄氏は「長所伸展法」についてこう述べている。


『私たちの運やツキを即座に向上させ、人生に豊かな実りをもたらす方法はいくつかあり、それらはそれほどむずかしいものではありません。

たとえば、そのうちの一つが、「長所伸展法」です。

ツキを呼び込むためには、伸びているもの、すぐれたもの、得意なもの、自信のあるもの…このような他と比べて優越した点をさらに伸長させていく方法が有効で、このやり方を、私は「長所伸展法」と呼んでいます。

その際、自分が不得手なこと、うまくできないことは触らないようにします。

そのようにすると、不思議と短所や欠点もいつのまにか消えていくものです。

「長所伸展法」の反対が、その人の短所や不得手なこと、下手なことや苦手なことに重点的に取り組み、これを克服しようとする「短所是正法」です。

人材育成法においても、その人のもっている長所を伸ばしたほうがいいのか、それとも短所を直したほうがいいのか…大きく意見が分かれるところですが、私はずばり、短所是正法よりも長所伸展法のアプローチに軍配を上げます。

なぜなら先ほども述べたように、長所と短所は裏返しの関係にあって、長所を伸ばせば短所はおのずと小さくなっていくことが多いからです。

短所を克服しても、それはマイナスをゼロにしただけで、その短所と裏腹の関係にあった長所まで減じてしまう可能性があります。

さらに、短所を直すのは、長所を伸ばすよりも大きな困難がともなうものです。

それは、自分の嫌いな面、劣った部分と向き合うことにほかなりませんから、そもそも意欲が高まらないし、そのために、克服のプロセスにも時間がかかります。

その結果、失敗する可能性が増大し、失敗すれば、本人に挫折感も残る。

人材育成や人間教育としては、かなりのリスクをともなう方法なのです。


しかし、これが「よいところをもっとよくする」長所伸展法ですと、本人が得意な部分、自信をもっている部分にさらに磨きをかけることですから、おのずと熱心になり、短時間で成果も上がりやすくなる。

そもそも、短所を是正することに莫大なエネルギーをかけて、人並の仕事ができるようになったとしても、たかが知れています。

それよりは、その人がいまもっている長所を伸ばし、それをさらに活かすことにより、よい成果を上げる。そのほうがはるかに効率的で、また安全な方法であることは明らかです。』(法則/サンマーク出版)



「長所伸展法」は、まさに本書でいう『「谷」を埋めるな、「山」を作れ!』ということ。

自分の尖(とが)ったところを、もっと磨いて「尖らせろ!」ということだ。


多くの日本人は、「出る杭は打たれる」ということを恐れるあまり、尖った部分を削り、丸くなろうとする。

つまり、特徴をなくして、個性を隠し、無難で、目立たず、凡庸(ぼんよう)な人になるということ。


しかし、これからの時代、個性や特徴なくしては「個」の時代を生きていくことはできない。

「寄らば大樹の陰」という、強いものに頼るという生き方がますます難しくなるからだ。

パラダイムシフトにより、中小の企業はもとより大企業でもあっという間に倒産の憂き目にあう。


「谷」を埋めずに、「山」を作る生き方を目指したい。








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