人の心に灯をともす 6082 どんなふうにチャンスはやってくるのかた
【どんなふうにチャンスはやってくるのか】6082
リード・ホフマン氏の心に響く言葉より…
人々のネットワークのあいだをどうチャンスが流れていくのか。
素晴らしいアイディアや情報を持つ人物同士は、一緒にいる傾向が強い。
最も魅力的なチャンスをつくり出す集団の力を借りれば、他の人より有利な立場になる。
何世紀も前から、人々はこうしてセレンディピティを追い求めてきた。
時をさかのぼってみよう。
1765年、牧師でアマチュア科学者でもあった若きジョセフ・プリーストリーは、イギリスの片田舎にある急ごしらえの研究室で実験をしていた。
彼はきわめて聡明だったが、同僚からは孤立していた。
ところが2月のある日、 ロンドンを訪れて「熱心なホイッグ党員の会(イギリスの政党で、のちの自由党の前身)」 に出席したところ、 転機が訪れた。
ベンジャミン・フランクリンによって開かれたこの会は、いまで言う異業種交流会のようなものだった。
フランクリンはアメリカの植民地の利益増進を図るために当時イギリスに住み、隔週の木曜日にロンドン・コーヒーハウスという店で、壮大な考えを持つ友人たちと集まっていた。
参加者たちは店の雰囲気も手伝ってか、科学、技術、政治など、さまざまなテーマについて思いのままに意見を交わした。
この偶然の出会いによって何が起こるのかは誰にも予測がつかなかったが、参加者はみな本質的に意義のある集まりだと感じていた。
ある木曜日、プリーストリーがこの集まりに参加したのは、「電気の理解をめぐる科学の進歩」というテーマを書籍にする企画に意見をもらいたかったからだ。
蓋を開けてみると、さまざまな収穫があった。
フランクリンとその友人たちは、プリーストリーに力添えをするために一致団結して「科学分野の蔵書を提供しましょう」「草稿に目をとおしましょう」と申し出て、友情や励ましを示した。
『スタートアップ的人生戦略』NewsPicks publishing
https://q.bmd.jp/91/119/7767/__no__
「コミュニティ」や「サードプレイス」は、昔から、アイデアや発想、気づきが生まれるクリエイティブ創造の場だった。
そこは、ユニークで面白い人々が集まることによって、思いがけないひらめきや、セレンディピティが起きやすいエネルギーが充満している。
このフランクリンの話は、今から約300年近く前の話だが、現代の我々にもそのまま当てはまる。
むしろテクノロジーが進化し、リモートが全盛になればなるほど、リアルに会うことの重要性が増してきている。
まさに、セレンディピティの力だ。
「セレンディピティ」とは、もともと「セレンディップの三人の王子」という童話からきた言葉。
5世紀のセイロン、インド、ペルシャの王朝の壮大な物語だ。
セレンディップ王国の3人の王子が父王の命を受け、あらゆる危険な怪物を退治できる魔法の巻物を探しにいくというストーリー。
3人は異なったそれぞれの特質を活かし、様々な困難に対して勇敢に立ち向かって解決していく。
セレンディピティとは求めずして、ふとした直感を得て、思わぬ幸運をつかみとる能力のことをいう。
失敗したと思った事象の中に成功の要因があり、それをあきらめず 、見落とさずに見つけ出せば大発見につながる、という自然科学の成功例として語られることも多い。
3人の王子にはそれぞれ個性があり、一人ひとりが深く勉強し、専門性を持っている。
つまり、何の行動もせず、学びもしない人間に、思わぬ幸運という「セレンディピティ」はやってこないということ。
「どんなふうにチャンスはやってくるのか」という言葉を胸に刻みたい。
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リード・ホフマン氏の心に響く言葉より…
人々のネットワークのあいだをどうチャンスが流れていくのか。
素晴らしいアイディアや情報を持つ人物同士は、一緒にいる傾向が強い。
最も魅力的なチャンスをつくり出す集団の力を借りれば、他の人より有利な立場になる。
何世紀も前から、人々はこうしてセレンディピティを追い求めてきた。
時をさかのぼってみよう。
1765年、牧師でアマチュア科学者でもあった若きジョセフ・プリーストリーは、イギリスの片田舎にある急ごしらえの研究室で実験をしていた。
彼はきわめて聡明だったが、同僚からは孤立していた。
ところが2月のある日、 ロンドンを訪れて「熱心なホイッグ党員の会(イギリスの政党で、のちの自由党の前身)」 に出席したところ、 転機が訪れた。
ベンジャミン・フランクリンによって開かれたこの会は、いまで言う異業種交流会のようなものだった。
フランクリンはアメリカの植民地の利益増進を図るために当時イギリスに住み、隔週の木曜日にロンドン・コーヒーハウスという店で、壮大な考えを持つ友人たちと集まっていた。
参加者たちは店の雰囲気も手伝ってか、科学、技術、政治など、さまざまなテーマについて思いのままに意見を交わした。
この偶然の出会いによって何が起こるのかは誰にも予測がつかなかったが、参加者はみな本質的に意義のある集まりだと感じていた。
ある木曜日、プリーストリーがこの集まりに参加したのは、「電気の理解をめぐる科学の進歩」というテーマを書籍にする企画に意見をもらいたかったからだ。
蓋を開けてみると、さまざまな収穫があった。
フランクリンとその友人たちは、プリーストリーに力添えをするために一致団結して「科学分野の蔵書を提供しましょう」「草稿に目をとおしましょう」と申し出て、友情や励ましを示した。
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「コミュニティ」や「サードプレイス」は、昔から、アイデアや発想、気づきが生まれるクリエイティブ創造の場だった。
そこは、ユニークで面白い人々が集まることによって、思いがけないひらめきや、セレンディピティが起きやすいエネルギーが充満している。
このフランクリンの話は、今から約300年近く前の話だが、現代の我々にもそのまま当てはまる。
むしろテクノロジーが進化し、リモートが全盛になればなるほど、リアルに会うことの重要性が増してきている。
まさに、セレンディピティの力だ。
「セレンディピティ」とは、もともと「セレンディップの三人の王子」という童話からきた言葉。
5世紀のセイロン、インド、ペルシャの王朝の壮大な物語だ。
セレンディップ王国の3人の王子が父王の命を受け、あらゆる危険な怪物を退治できる魔法の巻物を探しにいくというストーリー。
3人は異なったそれぞれの特質を活かし、様々な困難に対して勇敢に立ち向かって解決していく。
セレンディピティとは求めずして、ふとした直感を得て、思わぬ幸運をつかみとる能力のことをいう。
失敗したと思った事象の中に成功の要因があり、それをあきらめず 、見落とさずに見つけ出せば大発見につながる、という自然科学の成功例として語られることも多い。
3人の王子にはそれぞれ個性があり、一人ひとりが深く勉強し、専門性を持っている。
つまり、何の行動もせず、学びもしない人間に、思わぬ幸運という「セレンディピティ」はやってこないということ。
「どんなふうにチャンスはやってくるのか」という言葉を胸に刻みたい。
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