人の心に灯をともす 6110 新年を新たな気持ちで

【新年を新たな気持ちで】6110



新渡戸稲造の心に響く言葉より…


《旧を捨て新に就(つ)かん》 (大晦日・おおみそか)


いよいよ今年も終わろうとしている。

ここまでの12か月間に何を成し遂げたかと独り静かに反省すると、去年と同じように、やはり後悔すべきことばかりだ。


「徒(いたずら)に過ぎし月日のしのばれて

殊更(ことさら)をしき年の暮かな」


とはいえ、「悔いる」は「改める」の出発点。

来年の今日はまさか同じ後悔をくりかえすことはないだろう。

新たな勇気と決意をもって新年を迎えよう。

今こそ旧を捨てて新に就こう。

『武士道的一日一言』朝日文庫
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日本各地の神社では、「大祓式(おおはらえしき)」という祭事が年に2回行われる。

6月30日に行われる行事を「夏越(なごし)の祓(はらえ)」という。

そして、本日、12月31日に行われるのを「師走(しわす)の大祓」。


「常に清らかな気持ちで日々をおくる」という意味で、自らの心や体の穢(けが)れや、災厄の原因となる罪や過ちを祓い清めることが目的の行事だ。

つまり、心身をリセットし、新年に向けて、新たな気持ちで出発するという祭事。


人は知らず知らずに、人に対して嫌なことを言ってしまったり、思いやりが欠けていたりと、日々、ちょっとした罪を犯している。

罪といっても大きなものではなく、目の前にゴミが落ちていたら、拾うべきか悩んだすえ、忙しいからと、そのままにしてしまうようなこと。

「お先にどうぞ」という「利他の心」を忘れ、「自分さえよければ」というような、自己中心的な気持ち。


また、「穢(けが)れ」とは、「気枯れ」のことで、気持ちが枯れてしまうこと。

心がキレイでない状態のこと。

キレイなところ、明るいところに人は集まる。

だからこそ、心の掃除をすることが大事。


本日、12月31日には、神社には、この一年の「お礼」を言いに行くこと。

そして、同時に「罪穢れを祓う」こと。


新年を新たな気持ちで迎えたい。



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