人の心に灯をともす 4527 自分の頭で考える

【自分の頭で考える】4527



西沢泰生(やすお)氏の心に響く言葉より…


《自分の頭で考えるのは勇気のいること》(ココ・シャネル)


映画「いまを生きる」のなかに、ロビン・ウィリアムズが演じる全寮制学院の新任英語教師キーティングが、教科書のページを破り捨てるように学生たちに言い放つシーンがあります。

それは、ある詩について、有名な博士が評論をしているページ。

キーティングはそのページを破り捨てるように生徒たちに指示しながらこう言うのです。


「こんなものクソくらえだ。みんな、自分の力で考えるんだ。自分で詩を味わうんだ!」


キーティング先生は、他のシーンではこんなことも言っています。

「本を読むときは、作者の意図よりも、自分の考えを大切にするんだ」

彼は、学生たちに、生きていく上で、「自分で考えること」の大切さを訴え続けるのですね。


話はガラリと変わって、吉田茂首相の懐刀として日本の戦後処理にあたり、GHQから「従順ならざる唯一の日本人」と呼ばれた白洲次郎のエピソードです。

そんな白洲次郎がケンブリッジ大学で学んでいた頃の話。

あるときのこと。

次郎は物理学のテストで非常に低い点を取りました。

回答内容は悪くないはずなのに、なぜか低い点。

首をひねりながら答案用紙をよく見ると、そこにはテストの採点をした教授からの次のようなメッセージが書かれていたのです。


「君の答案には、君自身の考えが1つも書かれていない」


さすがケンブリッジ大学。

教科書を丸暗記すれば書けるような解答は評価されなかったのです。

これを読んで「なるほど」と納得した次郎。

次のテストでは、自分の意見を書いて、高い点をもらったといいます。


さて、ココ・シャネルの名言です。

彼女の言うとおり、「自分で考えること」には勇気が要ります。

そして、その意見を堂々と主張することには、さらに勇気が必要。

「検索」という行為によって、どんな疑問に対しても、すぐに「答えのようなもん(決して「答え」ではありません」を見つけられてしまう現代だからこそ、余計に、「自分で考えること」「自分で答えを見つけること」の価値は高まっています。

答えのない問題だらけの現実世界では、自分で考えなければ前に進めません。


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現代ほど、先の見えない変化の激しい時代はない。

しかしかつての日本では、前例踏襲という、過去にあった類似の事例を探し、それと同じようにやることが当たり前だった。

学校教育でもそういう社会情勢に合わせ、記憶したことを正確に再生するという記憶力に重きをおくような授業だった。

しかし、今や記憶再生能力はスマホの方が数百倍優れている。


まさに、創造するという芸術家の専売特許だった能力が、誰にも必要となってきたのだ。

例えば、作家や画家は、過去の誰かの作品をマネしたら、即座に「盗作だ」と騒がれる。

だから、他に誰もやっていないオリジナルな創造性ある作品を作り出すことに全力を尽くす。


これからは学校の授業も、社会においても、「自分の頭で考える」ことが最重要となってくる。

なぜなら、そうでなければ、AIやロボットに負けてしまうからだ。

未来を生きていけない人間になってしまうということ。


「自分の頭で考える」ことができる人でありたい。





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