人の心に灯をともす 5943 後半生を黄金期に

【後半生を黄金期に】5943



齋藤孝氏の心に響く言葉より…


「終わりよければすべてよし」という言葉がありますが、人生もそうだと思います。

途中でうまくいかないこと、苦しいことがあっても、最後の仕上げ段階を納得いくものにできれば、幸福な人生だったと思えるようになるのです。


いろいろな出来がよくて、人生の第1期、第2期に華やかな栄光のあった人、社会的な立場も高くなり、経済的にも恵まれ、周囲からうらやましがられていたような人でも、第3期を迎えてから自分の居場所を見つけられなかったら、人生に対する肯定感が下がります。

「あのころはよかったなあ(今は毎日が退屈だ、つまらない・・・)」 「昔は自分の周りは賑やかだった(なんでこんな寂しくて惨めなことになったんだ・・・)」

こんな思いがあると、過去がどんなに素晴らしかったとしても、人生に対する幸福感、満足感は薄くなってしまうのです。

逆に、これまで人生がうまくいかないことばかりだった、お金もたくさん稼げなかった、世の中は理不尽だと不満に思って生きてきたという人も、ここで自分がエネルギーを注げるものを見つけられれば、スイッチを切り替えられるのです。


これまでのこともすべて意味があったのだと受け入れるためには、今に満足感を持てることが大事です。

現在を肯定して過ごせると、これからのことに対する不安も和らぎます。

だから、第3期を黄金期ゴールデンエイジにできれば、人生はあらかたうまくいったと考えられます。


『人生後半の幸福論』光文社新書
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齋藤孝氏は「100年時代の人生を4つに分けて考える」という。

●第1期「生まれてから25歳まで」(成育期)☞親や会社から庇護(ひご)を受けて育つ時期です。

●第2期「25歳から50歳まで」(活性期)☞社会を活性化させていく中心。重要な働き手となる時代です。

●第3期「50歳から75歳まで」(円熟期/黄金期)☞人生の折り返し地点を迎え、仕事でも家庭でも人生の節目となる変化があります。組織のリーダーとして活躍していた人も、定年を迎えます。

●第4期「75歳以降」(自由期)☞社会人として果たすべき責任や義務を完遂(かんすい)してきて、この年齢を迎えます。ここからは老後、余生として自由に過ごす時代といえます。



第3期を黄金期にするためには、その前の第2期においての準備が必須だ。

第2期は、自分の所属する会社以外の「つながり」を多くつくっていく時期でもある。

また、会社で必要とする知識だけでなく、幅広い分野の「学び」の実践をしているかが鍵となる。


第3期が黄金期となっている人は、「誰かの役に立っている」という実感がある。

たとえば、SNSで日々発信していて、フォロワーも多く、自分の世界を持っている。

また、地域のボランティアをしていて感謝されている等々。


同事に、幅広い年齢層とのつながりがあり、たくさんのコミュニティにも参加していて、自分の居場所がある。

そして、一番大事なことは、いくつになっても学び続けている人にしか、黄金期は来ないということだ。

いくつになっても学び続け、学びに拍車がかかる。


「後半生を黄金期に」という言葉を胸に刻みたい。





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