人の心に灯をともす 4570 素心で生きる
【素心で生きる】4570
安岡正篤師の心に響く言葉より…
《素心規(そしんき)》
素心とは、利害や意見や年齢や地位身分など、そういう様々な世間の着色に染まぬ生地のままの純真な心のことをいう。
一、禍(か)か福か、福か禍か、人間の私心でわかるものではない。
長い目で見て、正義を守り、陰徳を積もう。
二、窮困(きゅうこん)に処するほど快活にしよう。
窮すれば通ずる、又通ぜしめるのが、自然と人生の真理であり教えである。
三、乱世ほど余裕が大切である。余裕は心を養うより生ずる。
風雅(ふうが)も却(かえ)ってこの処に存(そん)する。
四、世俗の交(まじ)わりは心を傷(いた)めることが少なくない。
良き師友(しゆう)を得て、素心の交わりを心がけよう。
五、世事(せじ)に忙しい間にも、寸暇(すんか)を偸(ぬす)んで、書を読み道を学び、心胸(しんきょう)を開拓しよう。
六、祖国と同胞の為に相共(あいとも)に感激を以(も)って微力を尽くそう。
『安岡正篤 人生信條』致知出版社
https://amzn.to/3w4jDew
1. 世の中の事象には、幸福だとか不幸だとか、福だとか禍だとか、という状態はないと言う。
なぜなら、同じ病気になった人でも、ある人はこの程度でよかったラッキーと思う人もいれば、こんなときにこんな病気になってツイてないと嘆く人もいるからだ。
病気というものが悪いとかいいとかではなく、自分の見方、考えかた次第だということ。
その時はひどくツイてないと思ったことでも、後になって考えたらそのことがあったおかげで今の自分がある。
本当にあれが運をもたらしてくれたんだ、と。
また、大事なことは、起きた事象(病気、事故、災難、トラブル)に対して文句を言わないこと。
愚痴や不平不満をいわずに、陰徳を積むこと。
陰徳とは、人知れず行う善行のこと。
すると(陰徳を積む)、どこかでマイナスだと思われた事象が一転してプラスに変わることがある。
2. 困ったことや嫌なことが起こったときこそ感謝しろ、と言われる。
それは、感謝すれば、脳は感謝することを探し始めるからだ。
たとえば、手の指を骨折しまったというとき、手の指以外は全部無事だったということに気づく。
手の指以外が無事でよかった、歩くことも、食事をすることも、読書することもできる、すると、感謝しかないということになる。
幸せとは、幸せになるのではなく、今ある幸せに気づくこと。
3. 乱世という世の中が殺伐としてギスギスしているときほど、余裕が必要。
時には自分を客観視することも大事。
「(自分に対して)ああ困っているな、イライラしている」「ほら、怒っちゃった」「不機嫌になっちゃった」と自分を他人事のように見る。
他人事のように見れるときは、余裕がある。
また、緊急事態になればなるほど、ユーモアがあるといい。
ユーモアとは人をクスッと笑わせることだから、余裕がないとできない。
あるいは、自分を笑いのめすのもいい。
洒落や粋な生き方を目指すのもいい。
洒落や粋がわかる人には余裕がある。
4.世の中には、俗事というつまらなくて、煩(わずら)わしいことが多い。
浮世のつき合いだったり、世間のつまらない約束事等々に耐えなければならない。
そのためには、良き師を持つこと。
5.安岡師は足利尊氏を一流の人物としてこう評した。
「酣宴爛酔(かんえんらんすい)の余といえども、一座の工夫を為さずんば眠りにつかず」
夜、どんなに酔っ払って帰ってきても、座禅をして心をまっさらにしなければ眠りにつかなった。
どんなに忙しかろうが、毎日、必ず書を読み、一字でも活字にふれる生活をすること。
6. 日本には古来より「国誉(ほ)め」という神事がある。
これは、古代、役人が任命され、地方の役所に行ったとき、一番最初にやる仕事がこの「国誉め」。
その地方がどんなに素晴らしいかを褒めたたえる歌を歌ったという。
現代は、国や政治家、役人をけなしたり、悪口ばかりを言っている。
人もそうだが、国も地方も、山も川も、森も、けなされ悪口を言われていい結果が生まれるわけがない。
それだけの悪口をいわれたら、その場所に怨嗟(えんさ)がたまり、パワースポットとは逆の現象になる。
日本中をパワースポットにするには、国に「感激」「感謝」「感動」を、念や波動として送るしかない。
素心という素直な心を学ぶこと。
神道でいう罪穢れを祓い、常に心を素直な状態にアップデートすること。
素心で生きる人でありたい。
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安岡正篤師の心に響く言葉より…
《素心規(そしんき)》
素心とは、利害や意見や年齢や地位身分など、そういう様々な世間の着色に染まぬ生地のままの純真な心のことをいう。
一、禍(か)か福か、福か禍か、人間の私心でわかるものではない。
長い目で見て、正義を守り、陰徳を積もう。
二、窮困(きゅうこん)に処するほど快活にしよう。
窮すれば通ずる、又通ぜしめるのが、自然と人生の真理であり教えである。
三、乱世ほど余裕が大切である。余裕は心を養うより生ずる。
風雅(ふうが)も却(かえ)ってこの処に存(そん)する。
四、世俗の交(まじ)わりは心を傷(いた)めることが少なくない。
良き師友(しゆう)を得て、素心の交わりを心がけよう。
五、世事(せじ)に忙しい間にも、寸暇(すんか)を偸(ぬす)んで、書を読み道を学び、心胸(しんきょう)を開拓しよう。
六、祖国と同胞の為に相共(あいとも)に感激を以(も)って微力を尽くそう。
『安岡正篤 人生信條』致知出版社
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1. 世の中の事象には、幸福だとか不幸だとか、福だとか禍だとか、という状態はないと言う。
なぜなら、同じ病気になった人でも、ある人はこの程度でよかったラッキーと思う人もいれば、こんなときにこんな病気になってツイてないと嘆く人もいるからだ。
病気というものが悪いとかいいとかではなく、自分の見方、考えかた次第だということ。
その時はひどくツイてないと思ったことでも、後になって考えたらそのことがあったおかげで今の自分がある。
本当にあれが運をもたらしてくれたんだ、と。
また、大事なことは、起きた事象(病気、事故、災難、トラブル)に対して文句を言わないこと。
愚痴や不平不満をいわずに、陰徳を積むこと。
陰徳とは、人知れず行う善行のこと。
すると(陰徳を積む)、どこかでマイナスだと思われた事象が一転してプラスに変わることがある。
2. 困ったことや嫌なことが起こったときこそ感謝しろ、と言われる。
それは、感謝すれば、脳は感謝することを探し始めるからだ。
たとえば、手の指を骨折しまったというとき、手の指以外は全部無事だったということに気づく。
手の指以外が無事でよかった、歩くことも、食事をすることも、読書することもできる、すると、感謝しかないということになる。
幸せとは、幸せになるのではなく、今ある幸せに気づくこと。
3. 乱世という世の中が殺伐としてギスギスしているときほど、余裕が必要。
時には自分を客観視することも大事。
「(自分に対して)ああ困っているな、イライラしている」「ほら、怒っちゃった」「不機嫌になっちゃった」と自分を他人事のように見る。
他人事のように見れるときは、余裕がある。
また、緊急事態になればなるほど、ユーモアがあるといい。
ユーモアとは人をクスッと笑わせることだから、余裕がないとできない。
あるいは、自分を笑いのめすのもいい。
洒落や粋な生き方を目指すのもいい。
洒落や粋がわかる人には余裕がある。
4.世の中には、俗事というつまらなくて、煩(わずら)わしいことが多い。
浮世のつき合いだったり、世間のつまらない約束事等々に耐えなければならない。
そのためには、良き師を持つこと。
5.安岡師は足利尊氏を一流の人物としてこう評した。
「酣宴爛酔(かんえんらんすい)の余といえども、一座の工夫を為さずんば眠りにつかず」
夜、どんなに酔っ払って帰ってきても、座禅をして心をまっさらにしなければ眠りにつかなった。
どんなに忙しかろうが、毎日、必ず書を読み、一字でも活字にふれる生活をすること。
6. 日本には古来より「国誉(ほ)め」という神事がある。
これは、古代、役人が任命され、地方の役所に行ったとき、一番最初にやる仕事がこの「国誉め」。
その地方がどんなに素晴らしいかを褒めたたえる歌を歌ったという。
現代は、国や政治家、役人をけなしたり、悪口ばかりを言っている。
人もそうだが、国も地方も、山も川も、森も、けなされ悪口を言われていい結果が生まれるわけがない。
それだけの悪口をいわれたら、その場所に怨嗟(えんさ)がたまり、パワースポットとは逆の現象になる。
日本中をパワースポットにするには、国に「感激」「感謝」「感動」を、念や波動として送るしかない。
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