人の心に灯をともす 4578 情報編集力とは
【情報編集力とは】4578
藤原和博氏の心に響く言葉より…
成長社会から成熟社会への移行は、「ジグソーパズル型思考」から「レゴ型思考」への転換だ。
私はこの変化を、成長社会ではひたすら「情報処理力」が求められたのに対して、成熟社会には必須のスキルがだんだん「情報編集力」に移行するとも表現している。
では、情報処理力と情報編集力の違いは何か?
情報処理力とは、決められた世界観のなかでゲームをするとき、いち早く正解を導き出す力のことを指す。
正解を早く正確に当てる力だ。
すでにお話ししたように、これはジグソーパズルを早くやり遂げる力にたとえられる。
ある1つのピースを置く場所=正解は、たった1つしかない。
それをいかに早く見つけるかという、「アタマの回転の速さ」が求められる世界である。
情報処理力は、テストの採点で明確に点数がつけられるため「見える学力」と呼ばれている。
旧来の日本の教育は、この情報処理力を鍛える取り組みが中心だった。
これに対して、21世紀型の成熟社会で求められるのが情報編集力である。
情報編集力とは、身につけた知識や技術を組み合わせて“納得解”を導き出す力だ。
正解をただ当てるのではなく、納得できる解を自らつくり出すところがミソ。
納得解を導き出す力というのは、ジグソーパズルでピースを置く場所を探すのではなく、レゴブロックを組み立てるイメージだ。
正解は1つではなく、組み合わせ方は無限にある。
そのなかで、自分なりに世界観をつくり出せるのかどうかが求められる。
情報処理力が「アタマの回転の速さ」だとすれば、情報編集力は「アタマの柔らかさ」といえる。
明確に点数がつけられる情報処理力とは異なり、情報編集力はテストでの採点が難しい。
したがって「見えない学力」とも呼ばれる。
情報編集力を駆使し、イマジネーションを働かせる力が、現実社会において、子育てや教育問題といった身近なことを考えたり、ビジネスにおいて新商品や新サービスのアイデアを出したり、顧客からのクレームに対応したりするときにも欠かすことができない力となる。
成熟社会で、選択肢の幅を広げ人生を豊かに生きるには、柔軟でクリエイティブな発想をベースにした情報編集力が欠かせない。
『本を読む人だけが手にするもの』日本実業出版社
https://amzn.to/39HrZzo
読書と「情報収集力」について、本書にはこう書いてある。
『本の著者は、滅多にできない経験をしたり、深く研究したり、テーマをずっと追いかけたりして、その道のエキスパートになった人である。
そのエキスパートが考え抜いて表現した1冊の本は、著者の脳のかけらにアクセスするための端末だ。
しかも、本は持ち運び自由で、いつでもどこでも読める端末でもある。
充電切れの心配もいらないし、アクセスのスピードも読み手の自由だ。
ざっと眺めることもできれば、じっくり思索を深めながら読むこともできる。
行きつ戻りつしながら、途中から目を通すこともできる。
読者の脳内にもともとあった情報と、新たにインストールした著者の脳のかけらという情報が混じり合い、脳内で情報が編集されることになる。
つまり、著者の世界観と読者の世界観が化学変化を起こし、再編集されて新しい世界観が生まれるのだ。
読書が世界に対する見方を広げ、味方を増やすことにもつながるというのは、そういうわけだ。』
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」(ジェームス・ウェブ・ヤング)
アイデアというと、世界で初めてのこと、今までになかった発想、というふうに我々は考えてしまう。
しかし、今まであったモノの新しい組み合わせなのだ、と思ったら少しは気が楽になる。
するとアイデアを生み出すために大事になってくるのは、既存のモノを多く知っている方が有利だということだ。
つまり、多くの出来事や情報を知るには、読書こそが最も効率的な方法だ、ということになる。
「組み合わせ力」とは、すなわち「情報編集力」のこと。
年間、ある一定量の読書を続けると、あるとき今まで得た情報が急につながり出すときがくる。
桶(おけ)にたまった水が、あるときからあふれ出す、というような状態だ。
読書をすることにより、情報編集力を高めたい。
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藤原和博氏の心に響く言葉より…
成長社会から成熟社会への移行は、「ジグソーパズル型思考」から「レゴ型思考」への転換だ。
私はこの変化を、成長社会ではひたすら「情報処理力」が求められたのに対して、成熟社会には必須のスキルがだんだん「情報編集力」に移行するとも表現している。
では、情報処理力と情報編集力の違いは何か?
情報処理力とは、決められた世界観のなかでゲームをするとき、いち早く正解を導き出す力のことを指す。
正解を早く正確に当てる力だ。
すでにお話ししたように、これはジグソーパズルを早くやり遂げる力にたとえられる。
ある1つのピースを置く場所=正解は、たった1つしかない。
それをいかに早く見つけるかという、「アタマの回転の速さ」が求められる世界である。
情報処理力は、テストの採点で明確に点数がつけられるため「見える学力」と呼ばれている。
旧来の日本の教育は、この情報処理力を鍛える取り組みが中心だった。
これに対して、21世紀型の成熟社会で求められるのが情報編集力である。
情報編集力とは、身につけた知識や技術を組み合わせて“納得解”を導き出す力だ。
正解をただ当てるのではなく、納得できる解を自らつくり出すところがミソ。
納得解を導き出す力というのは、ジグソーパズルでピースを置く場所を探すのではなく、レゴブロックを組み立てるイメージだ。
正解は1つではなく、組み合わせ方は無限にある。
そのなかで、自分なりに世界観をつくり出せるのかどうかが求められる。
情報処理力が「アタマの回転の速さ」だとすれば、情報編集力は「アタマの柔らかさ」といえる。
明確に点数がつけられる情報処理力とは異なり、情報編集力はテストでの採点が難しい。
したがって「見えない学力」とも呼ばれる。
情報編集力を駆使し、イマジネーションを働かせる力が、現実社会において、子育てや教育問題といった身近なことを考えたり、ビジネスにおいて新商品や新サービスのアイデアを出したり、顧客からのクレームに対応したりするときにも欠かすことができない力となる。
成熟社会で、選択肢の幅を広げ人生を豊かに生きるには、柔軟でクリエイティブな発想をベースにした情報編集力が欠かせない。
『本を読む人だけが手にするもの』日本実業出版社
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読書と「情報収集力」について、本書にはこう書いてある。
『本の著者は、滅多にできない経験をしたり、深く研究したり、テーマをずっと追いかけたりして、その道のエキスパートになった人である。
そのエキスパートが考え抜いて表現した1冊の本は、著者の脳のかけらにアクセスするための端末だ。
しかも、本は持ち運び自由で、いつでもどこでも読める端末でもある。
充電切れの心配もいらないし、アクセスのスピードも読み手の自由だ。
ざっと眺めることもできれば、じっくり思索を深めながら読むこともできる。
行きつ戻りつしながら、途中から目を通すこともできる。
読者の脳内にもともとあった情報と、新たにインストールした著者の脳のかけらという情報が混じり合い、脳内で情報が編集されることになる。
つまり、著者の世界観と読者の世界観が化学変化を起こし、再編集されて新しい世界観が生まれるのだ。
読書が世界に対する見方を広げ、味方を増やすことにもつながるというのは、そういうわけだ。』
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」(ジェームス・ウェブ・ヤング)
アイデアというと、世界で初めてのこと、今までになかった発想、というふうに我々は考えてしまう。
しかし、今まであったモノの新しい組み合わせなのだ、と思ったら少しは気が楽になる。
するとアイデアを生み出すために大事になってくるのは、既存のモノを多く知っている方が有利だということだ。
つまり、多くの出来事や情報を知るには、読書こそが最も効率的な方法だ、ということになる。
「組み合わせ力」とは、すなわち「情報編集力」のこと。
年間、ある一定量の読書を続けると、あるとき今まで得た情報が急につながり出すときがくる。
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