人の心に灯をともす 5284 ドカ食いを止める方法

【ドカ食いを止める方法】5284



明治大学教授、堀田秀吾(しゅうご)氏の心に響く言葉より…


ストレスが溜まると、人はさまざまな衝動にかられます。

たとえば「無性に甘いものが食べたい!」とか「ジャンキーなものを摂りたい!」 なんていうときがないでしょうか。

そんな生理的な衝動をカンタンにおさえる方法があると、ニューヨーク市聖路加病院のウェイルらが発表しています。


その方法とは、ずばり「タッピング」です。

タッピングとは、手の指全体で「トントントン」と軽く叩くように動かす動作のことで、このタッピングを額に向けて30秒行うと「暴食」の衝動が半分におさえられるという研究結果が報告されています。

タッピングする場所は耳などでもよく、さらには「壁を叩く」ことでも3分の2程度におさえる効果があるとのことなので、やはり意識をそらすこと、また時間を経過させることで理性を働かせることができる、ということなのでしょう。


同様の研究はプリマス大学のシュコルカ・ブラウンらからも発表されています。

この実験では、参加者に1週間、1日3分以上スマホで「テトリス」をプレイ してもらいました。その結果、食べもの、お酒、タバコ、性欲、またドラッグや 遊びに出かけるといった衝動的な欲求が5分の1までおさえられたと言います。

参加者は1週間で平均4回以上プレイしたのですが、継続して効果があったそうです。

テトリスはパズルとしての難易度がほどよく、思考的にも視覚的にも意識が集中することがよいのではと考察されています。


暴飲暴食、嗜好品への依存や遊びなどといった衝動的な行動というのは、クセ (=悪い習慣)として身についていることがほとんどです。

これじゃあいけないな・・・と思うクセが出そうになったときは、ここで紹介したタッピングや、スマホにテトリスのアプリを入れて遊んでみてください。


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タッピングは、苦しさや不安を感じた時に行う「マインドフルネス的行為」と同じだ。

「今、ここ」に意識を振り向ける。

自分の吐いた息を数えるという禅の「数息観(すうそくかん)」と同じだが、意識を「今ここ」に集中させること。


そして、自分を第三者的視点から客観視して見ること。

「ああ、今こういう衝動があるんだな」と自分を分析すること。


ドカ食いに限らず、様々な衝動的な欲求を止めるために…

「タッピング」の手法を身につけたい。






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