人の心に灯をともす 6043 自分に「ご褒美」をあげる

【自分に「ご褒美」をあげる】6043



精神科医、樺沢紫苑氏の心に響く言葉より…


《『マイレージ・マイライフ』に学ぶ、大嫌いな仕事にやる気を見出すコツ》


今の自分の仕事が嫌で、嫌で仕方ない。

仕事に誇りを持てない。

そんなマイナスのイメージを抱きながら、日々、生活のためにしょうがなく仕事をしている人も、少なくないと思います。

そんな「苦しい」状況で、どうやってモチベーションを高めたらよいのでしょうか?


そのヒントを与えてくれる映画が、『マイレージ・マイライフ」です。

主人公のライアン (ジョージ・クルーニー)は「リストラ宣告人」、企業に代わって職員に解雇を宣告する仕事をしています。

リストラされた人は絶望し、泣き崩れ、時には宣告人に対し激しく怒り出します。


リストラの宣告は誰もやりたがらない、非常にストレスが多い仕事です。

ライアンは、内心、嫌な仕事とは思いつつ、非常に高いモチベーションを保ち、前向きに仕事に取り組んでいきます。

モチベーションを維持する方法について、一流企業から講演を依頼されるほど。

彼の前向きに仕事に取り組む秘密は、何なのでしょうか?


それは、「マイレージ」です。

彼は、仕事で毎日アメリカ中を飛行機で飛び回り、マイルが貯まることを楽しんでいます。

彼の大きな夢が、1000万マイルを貯めること。

彼は仕事自体に「喜び」や「達成感」を見出せないので、仕事以外に「自分にご褒美を与える」ことで、モチベーションを維持していたのです。

仕事そのものが自分の「精神的報酬」になるのが一番ですが、もしそれが困難な場合は、仕事と関係ないところで、自分にご褒美をあげる方法が非常に効果的です。


モチベーションをつかさどる、脳の「側坐核(そくざかく)」。

この部分は「報酬」をもらうことで興奮します。

楽しい。嬉しい。仕事で何かを達成したり、人からほめられたり、愛されたり。

こうした「精神的な報酬」が側坐核を興奮させ、やる気物質ドーパミンの分泌をうながします。


物やお金など、物質的な報酬でも、脳のなかでは「嬉しい!」という精神的な報酬に置き換わります。

ですから、自分にご褒美をあげるだけで、モチベーションがアップするのです。

報酬を与えると脳は勝手に頑張ってくれる。

何か目標を達成した場合、どんどん自分にご褒美をあげてください。



『「苦しい」が「楽しい」に変わる本』あさ出版
https://q.bmd.jp/91/119/7139/__no__





人により、何かを達成したときのご褒美は色々考えられる。

たとえば、「旅行」。

ちょっと贅沢なホテルで一泊して、食事を愉しんだり、温泉旅館だったら、ゆっくりと温泉を楽しむ。

あるいは、ちょっとした「豪華なレストラン」を予約する。

「コンサート」や「イベント」のチケットを取る。


たとえ、モチベーションのあがらない仕事や行事であっても、それを達成したら、気の置けない仲間と「食事」をしたり、「一杯飲める」と思うだけで頑張ることができる。

特に、継続して半年間やらなければならない仕事など、終ったら個人的な「打ち上げ」があると思うだけでテンションを維持することができる。

また、日々の小さな報酬なら、タスクが終わったら「一杯飲める」とか「スイーツが食べられる」、「映画やドラマが見られる」という楽しみも設定できる。


たとえ、どんな状況でも、自分の中に「楽しみ」や「報酬」を設定できる人は強い。

仕事がつらくても、人間関係が大変でも、その中に、自分なりの「小さな喜び」を見つけられた瞬間、その人の脳はポジティブに切り替わり、やる気のスイッチが入る。


「楽しく生きる」のか「つらいまま過ごす」のか。

すべては自分の心の設定次第で、変えることができる。

『自分に「ご褒美」をあげる』ことができる人でありたい。



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