人の心に灯をともす 2975 売り言葉に買い言葉

【売り言葉に買い言葉】2975


斎藤一人さんの心に響く言葉より…


「売り言葉に買い言葉」と言いますが、いままで、売られた言葉を買ってもロクなことがなかった。

それでも、つい買ってしまうのが「売り言葉」です。

いわれなきこと、不当なことを言われたとき、その「いわれなきこと」「不当なこと」というのは、反論したくなるようなことと決まっている。

だから、つい買ってしまうのです。


「売り言葉」でも何でもそうなんですけれど、他人が嫌なもの、悪いものをあなたに与えようとしたとき、たいがい、怒ったり、動揺したりしますよね。

そうなると人は、つい、やり返しちゃうんです。

でも、やり返すと“負け”なんです。


いわれなきこと、非難、中傷に目くじらを立てて相手に言い返すのは、相手と同じ土俵に自分がのっかった、ということ。

だから、こちらの“負け”。

相手があなたに悪いものを与えようとしても、あなたがスルーしてしまえばいいのです。

そうすれば、「よし吹く風荒くとも、心の中に波たたず」。

お釈迦さまの境地です。


簡単に言うと、相手がいくら言っても自分がやらなきゃ勝ち、と決まっているんです。

この世の中は、そういうルールなのです。

ですから、たとえば、自分の親にこんなことを言われたとします。

「おまえは、ホントにわがままだな」

自分では、親の期待に応えようとして真面目に、一生懸命、勉強したり、生きているつもりでいるのに、「わがままだ」と言われたとします。


そのときは、反論しないのです。

たとえば、「ホントにそうだね。ウチの一族でいちばんわがままだね」とか、ワンクッション置いて、「父さんのおかげで東京の大学に通えてるんだよね。ありがとう。感謝してます」とか、相手が喜ぶ言葉を相手に贈ってみる。


ちなみに、東京・新小岩にある、「一人さんファンの集まるお店」に通っている“たくちゃん”という男の子が、この方法をやってみたんです。

修業相手であるお父さんに「そうだね、わがままだね」と言ったんですって。

その後、お父さんは彼にうるさいことを言わなくなったそうですよ。


『絶対、よくなる!』PHP




車でのトラブルも、この「売り言葉に買い言葉」によって起こるケースは多い。

急に割り込んできたりする車に、「なにやってるんだ!バカヤロー!」とか、クラクションを鳴らすなどの「売り言葉」を掛けたりすると、結果、「なにを!このヤロー!」と、車で進路を妨害したり、幅寄せしたりして仕返しをする「買い言葉」が出てくる。


これは、「やられたらやり返す」という心理と同じ。

やられっぱなしじゃ終われない、「仕返しする」「復讐する」ということ。

そして、大事なのは、最初に「売り言葉」を発しなかったら「買い言葉」はない、ということ。

「仕返し」や「復讐」は負の連鎖(れんさ)を生むだけだ。


どうせするなら「負」の仕返しではなく、「お礼」の仕返しを。

「お礼」の仕返しとは…

厳しいこと言ってくれて、「ありがとう」。

注意してくれて、「ありがとう、感謝します」。


「やり返したら負け」を肝に銘じたい。









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