人の心に灯をともす 2508 「問い」を見つけるための読書

【「問い」を見つけるための読書】2508


「読書のすすめ」店主、清水克衛氏の心に響く言葉より…


今はみんな、すぐ答えを欲しがります。

なんでもかんでも、例えば恋愛でさえも答えを急ぐものだから、「モテる方法」みたいな本ばっかり書店に並んでいる。

うちにもよく、「売り上げをアップする方法が書いてある本はないですか?」と尋ねてくる人がいらっしゃるんですけど、商売繁盛の「答え」だけ知ろうとしたってうまくいかないに決まっているのに、うわついた気持ちでいると、「答え」だけが書いてありそうな本を欲してしまう。

そんなの、人間相手の商売なのに笑止千万です。


詩人のまど・みちおさんはこう言われたそうです。

「世の中に『?』と『!』と両方あれば、ほかにもうなにもいらん」

読書の目的は、「なぜなんだろう?」と「え!!知らなかった!びっくり!」にあると思っています。


考えてみると、我々生物は38億年という長~い時間をかけてゆっくりと進化をしてきました。

しかし、近頃の環境の変化は早過ぎます。

今まで生物が経験したことのない速度で変化をしています。

これではやはり何かが壊れても仕方がないのでしょう。


読書離れと言われて久しいですが、その本質的な原因は、ゲームやスマホやテレビのせいではありません。

日本人全体が、「問い」という疑問を持てなくなっているのが原因だと思います。

「なぜ?」という疑問を持てない人間は、奴隷と言っていい。

早急に生きることの「問い」を見つけなくてはならないと若い方に申し上げたいのです。

でも、早急すぎる変化に文句を言っても始まりません。


だからこそ、我々は「なぜ?」という「問い」を見つけるための読書が必要なのです。

「問い」を立てるためには本を読むしかないし、そのような本を作っていくことが重要です。

常に問いを持つ生き方。

終わりを先に決めて生きることの重要さ。


そのためには、いったん物事を逆側から見てその本体を明らかにして、モノを考えて行動しなくてはなりません。

だからこそ私は「逆のものさし」という、多くの人が見向きもしない方をちょっと意識して、行動することが大切なのだと強く思います。

この世は二元論ですから、物事の一面だけではなく、もう片方も意識しなければ到底真理から外れてしまうからなのです。


『魂の読書』育鵬社






行徳哲男氏のこんな言葉がある。

「『武蔵野』を書いた国木田独歩の短編小説に、『牛肉と馬鈴薯』という作品がある。

その中で主人公が一番の願い事としていること、それは政治家になることでもない。

事業家になることでもなければ、哲学者になることでもない。

もしこの願いさえ叶えられるならば、他は何もいらないと言っているもの。

それは、どんなことにでも「ハッ!」と出来る人間になることである」


「すべての知識の源は、疑いではなく、驚きである」

というアブラハム・ヘシェル(米国の哲学者)の言葉がある。


独創的な「問い」は、「ハッ!」とする驚きから生まれる。

そして、その源(みなもと)にあるものは、汲(く)みせど尽(つ)きぬ好奇心という泉だ。


新たな「問い」を見つけるため、さらに多くの読書をしたい。







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