人の心に灯をともす 5578 与えた情けは水に流す

【与えた情けは水に流す】5578



桝野俊明氏の心に響く言葉より…



《「してあげたこと」はその場で忘れる》(「恩に着せる」と厚意も台無し)


私は常々、「何か人の力になってあげたとき、恩着せがましい態度を取るのは感心しませんよ」と申し上げています。

このことを肝に銘じるのにいい言葉があります。

「受けた恩は石に刻み、与えた情(なさ)けは水に流せ」


自分がしてあげたくて、親切やお世話をしたのなら、もう何も望むことはないはずです。

それなのに「見返り」を期待すると、自ら「見返りを得られない苦しみ」をつくることになってしまいます。


たとえば「いい仕事を紹介したのに、お礼の言葉一つもないなんて不愉快だ」「自分が困るとすぐに泣きついてくるくせに、こっちが困ったときは知らんぷりかい。勝手が過ぎる」といったことはよくあります。

そんな嫌な思いをしたくないなら、やってあげたことはその場で忘れるに限るのです。

ただし自分が親切やお世話をしてもらったなら、感謝の言葉を返すことをお忘れなく。


そして「何かのときに相手の力になろう」と強く心に誓い、実行する。

人とのご縁を大切にするとは、そういうことです。


《「見返り」を求めると「苦しみ」が返ってくる》


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「忘己利他(もうこりた)」

天台宗の開祖、伝教大師最澄(さいちょう)の言葉だ。


「己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり」ともいう。


自分のことは忘れて人のために尽くすこと。

このことこそ、慈悲の極みだという。



『人間が一番うれしいことはなんだろう? 長い間、ぼくは考えてきた。

そして結局、人が一番うれしいのは、人をよろこばせることだということがわかりました。

実に単純なことです。

ひとはひとをよろこばせることが一番うれしい』 (やなせたかし 明日をひらく言葉/PHP文庫)



アンパンマンの作者やなせたかしさんの言葉だ。

また、人生は、「よろこばせっご」だという。

お互いに、喜ばせること。

それを全員がやれば、この世は天国となる。


「受けた恩は石に刻み、与えた情けは水に流せ」


どんなときも自分は勘定に入れず、後まわしにする。

そして、与えた情けはきっぱりと忘れること。

逆に、受けた恩は胸に刻み、忘れないこと。


「与えた情けは水に流す」という言葉を胸に刻みたい。



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