人の心に灯をともす 5673 瞬間、瞬間を精一杯生きる

【瞬間、瞬間を精一杯生きる】5673



臨済宗円覚寺派管長、横田南嶺氏の心に響く言葉より…


『瞬間を真実に生きてさえおれば、それが尊い歴史になる』

坂村真民先生の言葉です。



世の中をどうしよう、こうしようと頭の中で考えていても空理空論に走ってしまいがちです。

それでは自分を見失ってしまうでしょう。

私たちにできるのは、今目の前にある出会いに全力を傾けることではないでしょうか。


たとえばお年寄りが訪ねてきたら、その話を全力で聞く。

講演をしてくれと言われれば、その瞬間に全力を傾けて話をする。

その時を懸命に生きる以外にありません。


坂村真民先生のように、地に足をつけた地道な生き方もあります。

誰もいない、誰も知らないところで、ずっと詩をつくり続けた。

その詩が深く人々の心に響くのです。

それは自分の深い体験からきた真実をうたったからです。

それが少しずつ広まって、やがて多くの人の力になっていくのです。


本当に深さを極めたものは、決して簡単に消えてしまうものではありません。

今出会っている事柄に全力を尽くす。

そして深く内省し、到達した真実のみを伝え続ける。

瞬間、瞬間を精一杯生きれば、その積み重ねが大きな力になっていくのです。


私は真民先生の次の詩が大好きです。



鳴いて鳴いて

鳴き通し 鳴いて

落ち葉と共に 消えてゆく

こおろぎたちの 見事な成仏 (『見事な成仏』)



『二度とない人生だから、今日一日は笑顔でいよう』PHP研究所
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斎藤一人さんはこう語る。(一日一語 斎藤一人 三六六のメッセージ/ぴあ)

『《人生で一番大切なのは「今、ここ」をどう生きるか。》

どんな素晴らしいことを習っても、どんなにいっぱい勉学に励んでも、 世間づきあいや近所づきあいで応用できなければ、ダメなんです。

つまり、「今、ここ」で活かしてなければ意味がない。

遠い国の子ども達のことを心配するのもいいけれど、それで自分の周りを大切にしていないのでは、本末転倒だよね。

自分の周りの人とうまくやれること、それこそが「今、ここ」を生きる修行なんです。』



「その時、その瞬間を精一杯生きる」という。

それは、「たまたま頼まれたこと」、「やる羽目になったこと」、「何かのご縁で自分にまわってきたこと」を一所懸命にやる、ということ。

自分にはもっと他にやることがあるはずだ、本当の使命があるはずだ、などと考えず、ただ、淡々と、目の前に来たことを一所懸命、誠実にやること。


今、目の前にいる人を大事にすること。

今、目の前にあることを大事にすること。


「瞬間、瞬間を精一杯生きれば、その積み重ねが大きな力になってくる」という言葉を胸に刻みたい。





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