人の心に灯をともす 5828 人生後半の戦略とは
【人生後半の戦略書】5828
アーサー・C・ブルックス氏の心に響く言葉より…
高いスキルを要する職業であればほぼ例外なく、30代後半から50代前半にキャリアが落ち込みはじめます。
ピークが高ければ高いほど、キャリアは落ち込み始めたら一気に落ち込むようなのです。
落ち込みが最も分かりやすく、早期に現れる例から。
スポーツ選手のことです。
瞬発力や全力疾走が必要なスポーツの選手は、20歳から27歳にパフォーマンスのピークを迎えます。
一方、持久力を競うスポーツの選手のピークは、もう少し遅くなります。
個人的に話を聞いたのですが、スポーツ選手の大半は、30歳には別路線の職を見つけなくてはいけないだろうと考えていました。
その現実を、歓迎しているわけではないものの、おおむね受け止めていました。
これがいわゆる「ナレッジワーカー」(知的労働者)となると、だいぶ話が違ってきます。
運動能力やずば抜けた体力ではなく、発想力や知力を求められる職についている人で、70歳より前に落ち込みが訪れるだろうと語る人は皆無に等しいです。
なかには、落ち込むのは80歳以降ではないかと言う人もいます。
しかし、スポーツ選手と違い、ナレッジワーカーは現実を受け止めていません。
ノースウェスティン大学のベンジャミン・ジョーンズは、1世紀以上歴史をさかのぼり、主な発明家やノーベル賞受賞者の経歴を調べたところ、大発見する時期は30代後半が最も一般的だと判明しました。
主要な発見をする可能性は、20代、30代にかけて徐々に上昇し、40代、50代、60代にかけて急激に低下するといいます。
もちろん外れ値もあります。
しかし、70代で主要な発明をする確率は、20歳で主要な発見をする確率とおおよそ同じ・・・つまり、ほぼゼロです。
ノーベル賞受賞者だけでなく、物理学、化学、医学の分野でも特許や多様な賞を取っている研究者に関するデータを精査しました。
すると、以前に比べ、パフォーマンスのピーク年齢が高齢化していること、その大きな要因は、最先端の仕事をするのに必要な知識がここ数十年で大幅に増えたためであることが分かりました。
それでも1985年以降のピーク年齢は「高齢」とは言えず、物理学者なら50歳、科学者なら46歳、医学者なら45歳です。
その年齢を過ぎたとたん、革新的な発見や発明が一気に減るといいます。
他の知的分野を専門とする人たちも、基本的に同じパターンをたどります。
作家は40歳から55歳でパフォーマンスが落ち込みはじめます。
金融関係者は36歳から40歳でピークを迎えます。
医者はどうでしょう、どうやら30代にピークに達し、その後は年々急激にスキルが衰えるようです。
カナダで最近行われた研究で、同国の麻酔科医の80%を対象に、彼らに対する医療訴訟を10年分調査したところ、65歳を超える医師は、若い医師(51歳以下の)医師に比べ、「医療ミスの責任あり」と認められるリスクが1.5倍であると分かりました。
テック企業の創業者は20代で莫大な名声と富を手に入れることが珍しくありませんが、30歳までに創造力が衰えることが多いのです。
ベンチャーキャピタルから10億ドル以上の出資を受けた企業の創業者の年齢は、20歳から34歳に集中する傾向があり、35歳以上は少数です。
最も楽観的な推定を見ても、60歳を超える創業者は約5%しかいません。
整備士と事務員のピーク年齢は35歳から44歳であるのに対し、組み立て作業員と郵便仕分け員のピーク年齢は45歳から55歳です。
クリエイティブな職(作曲家、画家、詩人といった芸術家のほか、学者や研究者なども含まれる)につく人々のキャリアは、およそ経験20年目にピークを迎えるため、おおかた35歳から50歳の間に落ち込みはじめます。
『人生後半の戦略書』SB Creative
https://q.bmd.jp/91/119/3355/__no__
キャッテルは「人には2種類の知能が備わっているものの、各知能がピークを迎える時期は異なる」と提唱しました。
『1つ目の知能が、「流動性知能」です。
推論力、柔軟な思考力、目新しい問題の解決力を指し、読解力や数学的能力と関連があることが研究で明らかになっています。
革新的なアイデアや製品を生み出す人は、概して流動性知能が豊かです。
流動性知能は成人期初期にピークに達し、30代から40代に急速に低下しはじめました。
現代産業で若くしてずば抜けた業績を出す人はほぼ例外なく、流動性知能に頼っています。
もう1つが「結晶性知能」です。
結晶性知能とは、過去に学んだ知識の蓄えを活用する能力です。
結晶性知能は知識の蓄えに依存するため、40代、50代、60代と年齢を経るほど向上します。
若い時は地頭に恵まれ、歳を取ったら知恵に恵まれる。
若いときは事実をたくさん生み出せるし、歳をとったらその意味と使い方が分かるようになる。
テック企業の起業家などの場合は、キャリア曲線は流動性知能曲線と実質同じです。
だからこそ、あれほど若い時期にキャリアが落ち込むのです。
しかし他の分野、2種類の知能を混ぜ合わせる必要のある分野だと、キャリアの頂点が多少後ろにずれます。』
『結晶性知能を活かしやすい、もっと一般的な職業もあります。
その最たる例が、教師です。
話術と、大量の蓄積された情報を説明する才能が求められる職業です。
教職が若者より高齢者に向いているのは、不思議でもなんでもありません。
その傾向が特に顕著だったのが人文系学部で、人文系学部の教授たちの評価点は、キャリア初期が最低で、60代と70代にかけて改善していました。』
つまり、晩年に入ったら指導に回る、という考え方です。
人生の後半生に入ったら(一般には40歳から45歳から)、指導に回れるようなキャリアを築くことです。
そのためには、現代なら、SNSの発信は不可欠です。
学びを深め、それをアウトプットする。
そして、自分のファンコミュニティをつくることです。
「人生後半の戦略」
学びを深め、限りある時間を後悔なく生きることができる人でありたい。
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アーサー・C・ブルックス氏の心に響く言葉より…
高いスキルを要する職業であればほぼ例外なく、30代後半から50代前半にキャリアが落ち込みはじめます。
ピークが高ければ高いほど、キャリアは落ち込み始めたら一気に落ち込むようなのです。
落ち込みが最も分かりやすく、早期に現れる例から。
スポーツ選手のことです。
瞬発力や全力疾走が必要なスポーツの選手は、20歳から27歳にパフォーマンスのピークを迎えます。
一方、持久力を競うスポーツの選手のピークは、もう少し遅くなります。
個人的に話を聞いたのですが、スポーツ選手の大半は、30歳には別路線の職を見つけなくてはいけないだろうと考えていました。
その現実を、歓迎しているわけではないものの、おおむね受け止めていました。
これがいわゆる「ナレッジワーカー」(知的労働者)となると、だいぶ話が違ってきます。
運動能力やずば抜けた体力ではなく、発想力や知力を求められる職についている人で、70歳より前に落ち込みが訪れるだろうと語る人は皆無に等しいです。
なかには、落ち込むのは80歳以降ではないかと言う人もいます。
しかし、スポーツ選手と違い、ナレッジワーカーは現実を受け止めていません。
ノースウェスティン大学のベンジャミン・ジョーンズは、1世紀以上歴史をさかのぼり、主な発明家やノーベル賞受賞者の経歴を調べたところ、大発見する時期は30代後半が最も一般的だと判明しました。
主要な発見をする可能性は、20代、30代にかけて徐々に上昇し、40代、50代、60代にかけて急激に低下するといいます。
もちろん外れ値もあります。
しかし、70代で主要な発明をする確率は、20歳で主要な発見をする確率とおおよそ同じ・・・つまり、ほぼゼロです。
ノーベル賞受賞者だけでなく、物理学、化学、医学の分野でも特許や多様な賞を取っている研究者に関するデータを精査しました。
すると、以前に比べ、パフォーマンスのピーク年齢が高齢化していること、その大きな要因は、最先端の仕事をするのに必要な知識がここ数十年で大幅に増えたためであることが分かりました。
それでも1985年以降のピーク年齢は「高齢」とは言えず、物理学者なら50歳、科学者なら46歳、医学者なら45歳です。
その年齢を過ぎたとたん、革新的な発見や発明が一気に減るといいます。
他の知的分野を専門とする人たちも、基本的に同じパターンをたどります。
作家は40歳から55歳でパフォーマンスが落ち込みはじめます。
金融関係者は36歳から40歳でピークを迎えます。
医者はどうでしょう、どうやら30代にピークに達し、その後は年々急激にスキルが衰えるようです。
カナダで最近行われた研究で、同国の麻酔科医の80%を対象に、彼らに対する医療訴訟を10年分調査したところ、65歳を超える医師は、若い医師(51歳以下の)医師に比べ、「医療ミスの責任あり」と認められるリスクが1.5倍であると分かりました。
テック企業の創業者は20代で莫大な名声と富を手に入れることが珍しくありませんが、30歳までに創造力が衰えることが多いのです。
ベンチャーキャピタルから10億ドル以上の出資を受けた企業の創業者の年齢は、20歳から34歳に集中する傾向があり、35歳以上は少数です。
最も楽観的な推定を見ても、60歳を超える創業者は約5%しかいません。
整備士と事務員のピーク年齢は35歳から44歳であるのに対し、組み立て作業員と郵便仕分け員のピーク年齢は45歳から55歳です。
クリエイティブな職(作曲家、画家、詩人といった芸術家のほか、学者や研究者なども含まれる)につく人々のキャリアは、およそ経験20年目にピークを迎えるため、おおかた35歳から50歳の間に落ち込みはじめます。
『人生後半の戦略書』SB Creative
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キャッテルは「人には2種類の知能が備わっているものの、各知能がピークを迎える時期は異なる」と提唱しました。
『1つ目の知能が、「流動性知能」です。
推論力、柔軟な思考力、目新しい問題の解決力を指し、読解力や数学的能力と関連があることが研究で明らかになっています。
革新的なアイデアや製品を生み出す人は、概して流動性知能が豊かです。
流動性知能は成人期初期にピークに達し、30代から40代に急速に低下しはじめました。
現代産業で若くしてずば抜けた業績を出す人はほぼ例外なく、流動性知能に頼っています。
もう1つが「結晶性知能」です。
結晶性知能とは、過去に学んだ知識の蓄えを活用する能力です。
結晶性知能は知識の蓄えに依存するため、40代、50代、60代と年齢を経るほど向上します。
若い時は地頭に恵まれ、歳を取ったら知恵に恵まれる。
若いときは事実をたくさん生み出せるし、歳をとったらその意味と使い方が分かるようになる。
テック企業の起業家などの場合は、キャリア曲線は流動性知能曲線と実質同じです。
だからこそ、あれほど若い時期にキャリアが落ち込むのです。
しかし他の分野、2種類の知能を混ぜ合わせる必要のある分野だと、キャリアの頂点が多少後ろにずれます。』
『結晶性知能を活かしやすい、もっと一般的な職業もあります。
その最たる例が、教師です。
話術と、大量の蓄積された情報を説明する才能が求められる職業です。
教職が若者より高齢者に向いているのは、不思議でもなんでもありません。
その傾向が特に顕著だったのが人文系学部で、人文系学部の教授たちの評価点は、キャリア初期が最低で、60代と70代にかけて改善していました。』
つまり、晩年に入ったら指導に回る、という考え方です。
人生の後半生に入ったら(一般には40歳から45歳から)、指導に回れるようなキャリアを築くことです。
そのためには、現代なら、SNSの発信は不可欠です。
学びを深め、それをアウトプットする。
そして、自分のファンコミュニティをつくることです。
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学びを深め、限りある時間を後悔なく生きることができる人でありたい。
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