人の心に灯をともす 5829 人はなぜ学ぶのか

【人はなぜ学ぶのか】5829



藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…


人はなぜ学ぶのか。

三つのために学ぶ、と私はいっています。



一つは、

【順逆を超えるために学ぶ】


順調なときも、逆境のときも、まったく動じないでそれを超えていく。

そういう人格体になるために学ぶのではないかと思います。

中江藤樹はこういっています。

「順境にいても安んじ、逆境にいても安んじ、常に坦蕩々(たんとうとう)として、苦しめる処なし。

これを真楽というなり。

萬の苦を離れて、この真楽を得るを学問のめあてとす」


順境のときも自分の隙を見せずに、心が安定している。

逆境のときも心が安定している。

そして常に平らかでゆったりしていて、自分を苦しめる処がない。

こういう喜び、楽しみを真の楽しみという。

あらゆる苦を離れて、この真楽を得るのが学問の目的だ、と。




学問の目的の二つ目は、

【気質を変えるために学ぶ】


ある偉いお坊さんが、こういう気質、性格の人は絶対貧乏になる、といっています。

それはどういう性格か?

怒りっぽい、愚痴ばかり、当たり散らす、ムラッ気、あきっぽい、すぐひねくれる、妬(ねた)む、けち、不潔。


ところが、気質は学ぶことによって変えることができるんです。

性格も気質も、学ぶことによって変わる。

あるいは磨き高めていくことができる。




最後の三つ目の目的は、

【一隅を照らす】・・・自分のいる一隅を照らすために学ぶ。


順逆を超えて、あるいは人から好かれるような気質に変えていった自分をもって、自分のいる場を照らしていくんです。

「書経」の中に、人間学の基本は

「自靖(じせい)、自献(じけん)」だと書いてあります。


 「自靖」とは、自らの心を安んずることです。

そして「自献」とは、そういう自分をもって人のために捧げること。


自分の心を安んじていない人が、人のために何かしようと思っても何もできません。

自分の心が安んじているから、人のために役立つことができるんです。


松下幸之助さんの言葉があります。

「人に安心を与えることは、君の信頼を築く」。


自ら安んじていない人は、周りの人に「あの人、カッカしてどうしたの?」という不安を与えてしまいます。

そいう人は信頼を築くことはできません。


『安岡正篤 心に残る言葉』致知出版社
https://q.bmd.jp/91/119/3373/__no__





「学は己の為(ため)にす

己を為(おさ)むるは安心立命を旨(むね)とす

志は経世済民(けいせいさいみん)に存す

志を遂(と)ぐるは学に依(よ)る

学に依って徳を成し材を達す

成徳達材(せいとくたつざい)を立命とす」(安岡正篤)



安岡正篤師は、

人は自分を創るために学ぶのだ。

そして、人生のあらゆる艱難辛苦(かんなんしんく)にあっても動じないように、自分を為(おさ)めていく。

自分を創るのは利己のためではない。

世のため人のために自分を役立てるためである。

自分を役立てるためには、自己の徳を大成し、自己の才能・能力を錬磨、向上させていかねばならない。

それが学の本質である、と。



「成徳達材」とは・・・

徳を高め、大成させる、これを成徳(せいとく)という。

能力を錬磨し、上達させる。

これを達材(たつざい)という。



「成徳達材」を源泉として、「順逆を超えるために学ぶ」「気質を変えるために学ぶ」「一隅を照らす」という言葉を胸に刻み・・・

いくつになっても、自分の学びを深める人でありたい。





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