人の心に灯をともす 5918 なぜ年々、時が経つのが早くなるのか
【なぜ年々、時が経つのが早くなるのか】5918
清田予紀(よき)氏の心に響く言葉より…
目を覚ましたあなたの目にカレンダーが飛び込んできたとする。
あなたはきっと思うでしょう。
「1年が経つのってホントに早いな」
しかも歳をとればとるほど、1年はどんどん短くなっていくように思える。
子どもの頃はあんなに1年が長かったのに......。
なぜそう思うのでしょうか。
その答えらしきものを世に発表した人がいます。
それが「ジャネの法則』の発案者ポール・ジャネ。
ジャネは19世紀のフランスの哲学者。
甥にピエール・ジャネという心理学者がいて、その甥が著作で紹介したことでこの法則は世に知れ渡ることになりました。
その法則とは、「生涯のある時期における時間の心理的長さは、年齢の逆数に比例する」というもの。
たとえば、30歳の人間にとって1年の長さは人生の30分の1ほど。
でも、3歳の子どもにとっては3分の1に相当する。
つまり、30歳の大人にとっての10年間は、3歳の子どもにとっての1年間にしか感じられないということ。
10歳の頃と比べてみても、30歳の大人にとっては1年が3分の1に目減りしているわけだから、それは短く思えて当然だろうというわけです。
逆に言えば、10歳の子どもの1日は、30歳の大人の3日分もあるということになります。
小学生の頃の夏休みは長かったと感じ、大人になってからの休暇があっという間に終わってしまうように感じるのも致し方のないことかもしれません。
心理学者の中には、こんな考え方をする人もいます。
子どもの頃は、見るもの聞くもの未経験のことばかり。
それら一つひとつが、強烈な思い出や記憶となって心に刻まれるので、時間が長く感じられる。
けれど大人になると、未経験のものはどんどん減り、“経験”によって処理できることが多くなる。
その分、新鮮さや強い印象が薄れる上に、無意識のうちにやってしまえることも多くなる。
だから時間を短く感じてしまうというのです。
これに似たことは、初めての場所へ行ったときなどにも経験することがあります。
ちょっと思い出してみてください。
行きは目的地に着くまでの時間はとても長く感じられたのに、帰りはそれほどでもなかったという経験をしたことはないでしょうか。
それは、行きは知らない道、知らない店、初めて見る景色など、新鮮な刺激をいっぱい受けるので時間が長く感じられるのに対し、帰りは一度見たものばかりで刺激が乏しい上に、無意識でも歩を進めることができるので時間を短く感じてしまうということ。
無意識のうちに行なうと、時間は相対的に短くなってしまうのです。
いつもの調子でボーッとスマホをいじっていて、「あっ、もうこんな時間だ」とあわてることになってしまうのも、同じ原理が働くから。
つまり、新鮮で刺激的なことを体験した時間は「長かった」ように感じられるけれど、すでに経験済みの判で押したようなことの繰り返しでは、無意識のうちに過ごしてしまう時間が増えるので、その結果、とても「短く」感じられてしまうということ。
歳をとればとるほど同じことの繰り返しが多くなり、新しい刺激を受けたり体験をすることは難しくなります。
だから、一日、そして一年がどんどん短くなっていくように思えるのでしょう。
ということは、歳をとっても未知の分野に積極的に取り組めば、新たな刺激を受けるので、それだけ時間を長く感じることもできるということ。
もしあなたが、子どもの頃のような時間を取り戻したいと思うなら、ぜひ新鮮な体験、たとえば知らない土地を旅したり、新たな恋にトライしたりしてみてほしいもの。
そのあいだはきっと、充実したひとときを過ごせるはずですから。
『時間を忘れるほど面白い 人間心理のふしぎがわかる本』王様文庫
https://q.bmd.jp/91/119/4991/__no__
子供の頃は、すべてが新しい経験。
何をするにしても、初めてのことだからだ。
しかし、歳を重ねるほど、新しいことはなくなり、毎日が繰り返しとなる。
特に、定年退職後は、仕事もなくなり、テレビや昼寝、散歩など、毎日が同じパターンで、「もう一週間もたったのか」と驚くことになる。
だからこそ、歳を重ねれば重ねるほど、「新しいこと」に触れること、「好奇心を持つこと」「挑戦すること」「冒険すること」が大事。
それはたとえば・・・
「最新のスマホを手に入れること」「最新ガジェットを買うこと」「便利なアプリを入れること」「最新のデジタル関連の情報を取ること」等々。
また、昨今、とりわけ大事なのは、「ChatGPT」を使いこなすこと。
日々、マンネリにならず・・・
常に「新しいこと」に挑戦する人でありたい。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
★新・日めくりカレンダー「ヒロさんのつぶやき」できました!
https://q.bmd.jp/91/119/4992/__no__
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
■メルマガの登録と解除はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/4993/__no__
■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪
https://q.bmd.jp/91/119/4994/__no__
■【人の心に灯をともす】のブログはこちら
https://q.bmd.jp/91/119/4995/__no__
■X(旧Twitter)はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/4996/__no__
清田予紀(よき)氏の心に響く言葉より…
目を覚ましたあなたの目にカレンダーが飛び込んできたとする。
あなたはきっと思うでしょう。
「1年が経つのってホントに早いな」
しかも歳をとればとるほど、1年はどんどん短くなっていくように思える。
子どもの頃はあんなに1年が長かったのに......。
なぜそう思うのでしょうか。
その答えらしきものを世に発表した人がいます。
それが「ジャネの法則』の発案者ポール・ジャネ。
ジャネは19世紀のフランスの哲学者。
甥にピエール・ジャネという心理学者がいて、その甥が著作で紹介したことでこの法則は世に知れ渡ることになりました。
その法則とは、「生涯のある時期における時間の心理的長さは、年齢の逆数に比例する」というもの。
たとえば、30歳の人間にとって1年の長さは人生の30分の1ほど。
でも、3歳の子どもにとっては3分の1に相当する。
つまり、30歳の大人にとっての10年間は、3歳の子どもにとっての1年間にしか感じられないということ。
10歳の頃と比べてみても、30歳の大人にとっては1年が3分の1に目減りしているわけだから、それは短く思えて当然だろうというわけです。
逆に言えば、10歳の子どもの1日は、30歳の大人の3日分もあるということになります。
小学生の頃の夏休みは長かったと感じ、大人になってからの休暇があっという間に終わってしまうように感じるのも致し方のないことかもしれません。
心理学者の中には、こんな考え方をする人もいます。
子どもの頃は、見るもの聞くもの未経験のことばかり。
それら一つひとつが、強烈な思い出や記憶となって心に刻まれるので、時間が長く感じられる。
けれど大人になると、未経験のものはどんどん減り、“経験”によって処理できることが多くなる。
その分、新鮮さや強い印象が薄れる上に、無意識のうちにやってしまえることも多くなる。
だから時間を短く感じてしまうというのです。
これに似たことは、初めての場所へ行ったときなどにも経験することがあります。
ちょっと思い出してみてください。
行きは目的地に着くまでの時間はとても長く感じられたのに、帰りはそれほどでもなかったという経験をしたことはないでしょうか。
それは、行きは知らない道、知らない店、初めて見る景色など、新鮮な刺激をいっぱい受けるので時間が長く感じられるのに対し、帰りは一度見たものばかりで刺激が乏しい上に、無意識でも歩を進めることができるので時間を短く感じてしまうということ。
無意識のうちに行なうと、時間は相対的に短くなってしまうのです。
いつもの調子でボーッとスマホをいじっていて、「あっ、もうこんな時間だ」とあわてることになってしまうのも、同じ原理が働くから。
つまり、新鮮で刺激的なことを体験した時間は「長かった」ように感じられるけれど、すでに経験済みの判で押したようなことの繰り返しでは、無意識のうちに過ごしてしまう時間が増えるので、その結果、とても「短く」感じられてしまうということ。
歳をとればとるほど同じことの繰り返しが多くなり、新しい刺激を受けたり体験をすることは難しくなります。
だから、一日、そして一年がどんどん短くなっていくように思えるのでしょう。
ということは、歳をとっても未知の分野に積極的に取り組めば、新たな刺激を受けるので、それだけ時間を長く感じることもできるということ。
もしあなたが、子どもの頃のような時間を取り戻したいと思うなら、ぜひ新鮮な体験、たとえば知らない土地を旅したり、新たな恋にトライしたりしてみてほしいもの。
そのあいだはきっと、充実したひとときを過ごせるはずですから。
『時間を忘れるほど面白い 人間心理のふしぎがわかる本』王様文庫
https://q.bmd.jp/91/119/4991/__no__
子供の頃は、すべてが新しい経験。
何をするにしても、初めてのことだからだ。
しかし、歳を重ねるほど、新しいことはなくなり、毎日が繰り返しとなる。
特に、定年退職後は、仕事もなくなり、テレビや昼寝、散歩など、毎日が同じパターンで、「もう一週間もたったのか」と驚くことになる。
だからこそ、歳を重ねれば重ねるほど、「新しいこと」に触れること、「好奇心を持つこと」「挑戦すること」「冒険すること」が大事。
それはたとえば・・・
「最新のスマホを手に入れること」「最新ガジェットを買うこと」「便利なアプリを入れること」「最新のデジタル関連の情報を取ること」等々。
また、昨今、とりわけ大事なのは、「ChatGPT」を使いこなすこと。
日々、マンネリにならず・・・
常に「新しいこと」に挑戦する人でありたい。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
★新・日めくりカレンダー「ヒロさんのつぶやき」できました!
https://q.bmd.jp/91/119/4992/__no__
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
■メルマガの登録と解除はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/4993/__no__
■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪
https://q.bmd.jp/91/119/4994/__no__
■【人の心に灯をともす】のブログはこちら
https://q.bmd.jp/91/119/4995/__no__
■X(旧Twitter)はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/4996/__no__