人の心に灯をともす 5990 「大人」の本当の意味

【「大人」の本当の意味】5990



小林正観さんの心に響く言葉より…


正論だから相手が聞いてくれるのではないのです。

その親を、子供が好きだったら聞くけれど、嫌いだから聞かないという因果関係だけ。

どうして、嫌いかというと、感情がコントロールできなくて、すぐに怒ったり怒鳴ったり声を荒げたりするからです。


“大人”という言葉の語源は、“音なし”からきました。

どんなことがあっても絶対に声を荒げず、大声を出さない人を、“大人”と呼ぶようになりました。

"大人しい”という形容詞もそこから出ました。


"大人"、"大人しい"、"なし"全部語源が一緒です。

声を荒げないことが、“大人”ということの意味。


英語に “gentleman”という言葉がありますが、“gentle”というのは、“静かな” “物静かな”という意味ですが、“大人”と同じ意味です。

静かな声を荒げない人たちのことです。


子供をきちんと育てるためには声を荒げなくてはいけない、さらに殴らなければいけない。

それが正当だから、殴ってよいという論理はない。

つまり、殴ってしまった瞬間に、その方法論を教え込んだということです。


『心がなごむ秘密の話』宝来社
https://q.bmd.jp/91/119/6197/__no__






方法論とは、自分の思い通りにならないときは「怒鳴って、殴って、屈服させる」というやり方のことをいう。

日常、そういう方法論を子供に、見せつける、教育するということ。

そういう教育を受けて育った子供は、相手が言うことを聞かなかったり、反論したりすると、大人になって「怒鳴ったり、殴ったりして、相手をねじ伏せる」方法をとる。

その延長線上にあるのが、DV(ドメスティック・バイオレンス)という、配偶者や恋人、子どもに対して暴力をふるう連中だ。

支配し、服従させる、という方法論。



「子どもは感情でしか大人を支配できない。

大人になってからも感情を使って人を動かそうとするのは幼稚である。」(アルフレッド・アドラー



成熟した大人は、感情に振り回されない。

自分より弱いものに対してや、(上司など)支配できそうなポジションにあるときでも、怒ったり、怒鳴ったり、しないこと。



詩人の田村隆一氏のこんな言葉がある。

「ダンディーというのは最終的には目障りにならない、ということなんだよ。

目立ちたいと考えるのは、野暮っていう。

まず目立たないのがダンディーの基本だよ」



静かなこと、“gentle”なこと、目立たないこと。

真の成熟した大人を目指したい。





●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
★新・日めくりカレンダー「ヒロさんのつぶやき」できました!
https://q.bmd.jp/91/119/6198/__no__
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

■メルマガの登録と解除はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/6199/__no__

■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪
https://q.bmd.jp/91/119/6200/__no__

■【人の心に灯をともす】のブログはこちら
https://q.bmd.jp/91/119/6201/__no__

■X(旧Twitter)はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/6202/__no__