人の心に灯をともす 3280 やってみなければ、その先がどうなるかはわからない

【やってみなければ、その先がどうなるかはわからない】3280



渡部昇一氏の心に響く言葉より…


わたしは人から「どういう選択をしたらいいと思いますか?」とアドバイスを求められることがときどきあります。

しかし、相談されても正しい答えが何なのか、わたしにはわかりません。

だから、「よく考えて、断固、自分の信ずる道に行くよりしかたがないでしょう」と答えます。

結果として、その選択がうまくいくかどうかは本人次第です。


エマソンのいうとおり、本当のことは自分以外にはわからないのです。

そして、自分でも、本当に何ができるかはやってみるまでわからないのです。


難しい言葉ですが、「鉄案(てつあん)」という漢語があります。

「確固たる意見」という意味ですが、これこそ、植民地時代から発展してきたすべてのアメリカ人のモットーであったと思います。

先行きが何も予測できないような状況にあっては、自らの信じるところに基づいて断固として進んでいくしかないのです。


それはエマソンを読んだ明治の人たちも同じように感じたはずです。

明治をつくった維新の志士たちは、大体が下級武士の家の出身です。

彼らには幕藩体制の中、「このままいても、一生、足軽みたいなものだ」という気持ちがあったに違いありません。

だから討幕をめざしたという動機も、少なからずあったように思います。


一方で、討幕といっても、自分の仕える殿様を鉢植のごとく転封できる将軍家というものがどういうものなのか、想像もつかなったはずです。

ましてや、その将軍家を倒すとなると、まったく見当のつかないことだったに違いありません。

とにかくやってみなければ、その先がどうなるかはわからなかったのです。

思い切ってやってみたら結果としてうまくいった、というのが実際だったのではないでしょうか。

そう考えると、「わからないことでも勇気を出してやってみる」というところには、人生の転機があるといってもいいのではないかと思うのです。


『エマソン 運命を味方にする人生論』致知出版社




変化が激しくて、先が予測できない時代は、考えずにとにかくやってみるしか、他に方法がない。

現代はその激しい変化の時だが、経済学者や専門家でさえ、一瞬先がどうなるかはわからない。

必死に考えたところで、誰も予想がつかないのだ。


サントリ―創業者鳥井信治郎氏は、「やってみなはれ。やらなわからしまへんで」という名言を残している。

鉄案という、自分の確固たる考えが決まったら、あまり深く考えずにやってみる。

新しいことや知らないことをやってみるには、「エイヤ」という勇気が必要だ。

あれこれ考えたら、勇気はでてこない。


ただし、勇気と無謀とは違う。

勇気とは、誰もが恐れるようなことに対し、理性を持ち、肚を決めて行動すること。

覚悟を決めなければ勇気はでてこない。

無謀とは蛮勇(ばんゆう)ともいうが、後先考えずに、自分の正義感や価値観だけで行動してしまうこと。


何事も、やってみなければわからない。






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