人の心に灯をともす 3170 SNSでの発信が必要

成毛眞氏の心に響く言葉より…


「男は黙ってサッポロビール」というキャッチコピーがある。

昭和の名優・三船敏郎が出演していたビールのコマーシャルで使われていたものだ。

これは、雄弁に語ることよりも沈黙は金であるという価値観に基づいたコマーシャルと言えるだろう。


しかし、今や「男は黙って」という時代ではない。

むしろ、男も女もそれ以外も、多弁であることが求められている。

その理由は説明するまでもなく、そこにSNSがあるからだ。


アマゾンで買い物をしたことのない人はいないだろう。

そして、アマゾンで検索し、そこに想像していたようなものが見つからないと、この世にそんな商品などないのではと感じたこともあるだろう。

これは、アマゾンにない商品は、アマゾンで買い物をしたい人にとって、存在しないに等しいことを意味している。

いくら楽天にあったとしても、アマゾンしか見ていない人の目には届かない。


近所のスーパーに山積みになっていたとしても、立ち寄らない人にはその事実が伝わらない。

その商品のアピールが不足しているのだ。

実際にはプロモーションに大金をつぎ込んでいるかもしれないが、アマゾンしか見ない人にとっては、何一つアピールしていないのと同じだ。


人間関係もそうだ。

常にコンタクトを欠かさず、頻繁に訪れる人のことを人はなかなか忘れない。

かつて三河屋など酒屋の御用聞きが各家を訪ね歩いていたのは、存在アピールにほかならない。

時代は昭和から平成に変わり、また新しく変わろうとしている今、SNSで何一つアピールしていない人間は、SNSに存在していないに等しい。


そして、SNSをアクティブに使っている私のような人間にとっては、SNSを使っていない人間は、この世界に存在していないに等しい。

そういうほとんど存在していない人間に、誰が声をかけるだろうか、プロジェクトに誘うだろうか、仲間になろうとするだろうか。


「男は黙って」などと言っていると、周囲から忘れ去られるだけである。

それに、サッポロビールは黙っていたわけではない。

「男は黙ってサッポロビール」とアピールしまくっていたし、三船敏郎も、無口なイメージはたしかにあるが、俳優という、体を使ったアウトプットのプロだった。


今でも、一握りの芸能人などはSNSを使わずとも高い人気を保てるが、それは一握り中の一握りの選ばれた人だけができることであって、その他の芸能人、ましてや一般人にできることではない。

自分は一般人だという自覚があり、そこに埋もれてしまいそうな人、一般人というカテゴリーからすら置いていかれそうな人ほど、SNSでの発信が必要だ。


『情報を吐き出せ』ポプラ新書




「伝わらないのは無いのと一緒」と言われる。

どんなに優れた商品であろうと、才能あふれる人間であろうと、その良さが伝わらなかったら、それはこの世に存在しないのと同じ。


現在はテレビや新聞などのメディアの影響力が低下し、代わってSNSが大きなパワーを持つ時代だ。

個人が情報の発信者となれる時代、つまり、個人がメディアになれる時代になったということ。


家庭の固定電話も、FAXも、携帯キャリアメールも、もはや時代遅れとなりつつある。

電子メールも古くなり、チャットが多く使われるようになってきた。

「ホリエモン」こと堀江貴文氏は、「電話をかけてくる人間は仕事ができない」ということを言ってるいるが、まさに携帯の音声通話でさえ、待ったなしに相手の時間を奪うので配慮のない奴という時代もくるかもしれない。

かくして、 SNSを使っていない人とは連絡もとりにくくなるので、どんどんと疎遠になってしまう。


どのようなビジネスであろうと、これからますます、SNSで発信していないと、存在を認知されない時代に入った。

今や誰にとっても、SNSでの発信は必要だ。







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