人の心に灯をともす 6039 いつもと違うものを手に入れるには

【いつもと違うものを手に入れるには】6039



スティーヴ・ギルマン氏の心に響く言葉より…


心理学者のマーク・グラノヴェッターは、就職に関してこんなデータを出しています。

この調査は少し前のものですが、原理は変わっていないと思います。

グラノヴェッターは、数百人のプロフェッショナルな仕事に就いている人たちにインタビューをし、半分以上が個人的なコネクションで現在の仕事を見つけたことを発見しました。


これはさほど驚くことではありません。

このデータ自体は「ネットワーク」の重要性のよい例であり、多くの人を知ることは大切であると教えてくれています。

しかし、興味深い一面もあります。

それは、よい仕事の情報を得るために、彼らは「個人的なコネクション」をとてもうまく利用しているという点です。


このインタビューを受けた人たちにさらに聞いたところ、仕事を紹介してくれた「個人的なコネクション」のある人とふだんから頻繁に会っていると答えた人は17%に満たないことがわかりました。

83%以上の人たちが、この「個人的なコネクション」のある人とは、たまに会うかあるいはめったに会わないと答えたのです。

つまり、仕事を紹介してもらうときは、親しい友だちに頼まずに、単なる知人に頼むということが判明したのです。


これは、よく考えると納得できることです。

新しい仕事を探すときのことを考えてみてください。

あなたの友だちはきっとあなたと同じ職場にいるか、よく一緒に行動していると思います。


そして、彼らが知っていることは、あなたもよく知っているでしょう。

つまり、あなたが仲のよい友だちから得る情報は、すでにあなたの知っていることが多いのです。

ですから、新しい仕事を探すなら、あなたの友だちの輪の外から情報を得なくてはならないというわけです。


仕事ばかりではありません。

映画鑑賞や読書で、新しい体験をしたいとき、あるいは情報、考え方など、いつもと違うものを手に入れたかったら、誰に尋ねますか?

いつも一緒にいる友だちですか?

それとも、あなたの友だちの輪の外にいる知り合いに尋ねますか?


答えは明らかですね。

あなたの友だちよりも、人生経験豊かな知人のほうが、あなたがひょっとしたら気づかずに通り過ぎてしまったかもしれないチャンスを提供してくれるのです。

そう、知人があなたを幸運に導いてくれることは十分にあるのです。


『いますぐ「ラッキー!な人」になれるあたりまえだけどものすごく大切な27のこと』サンマーク出版
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この考え方は、コミュニティ理論や越境学習にも通じる。

我々は、つい、自分が安心できる「コンフォートゾーン」にとどまりがちだ。

だが、学びや成長はいつも「アウェイ」からやってくる。


いつもの仲間、いつもの環境の中では、自分の考えや行動パターンは変わらない。

一方、異なる価値観・文化・立場の人と出会うと、私たちは心が揺さぶられ、気づきが多くなり、視野も広がる。


越境には、一歩を踏み出す勇気が必要だ。

その一歩を踏み出すことで、世界が変わり、つながりが広がり、思いがけない「偶然」が舞い込む。

良き偶然は、アウェイからやってくる。


だからこそ、冒険心や挑戦する心を忘れてはならない。

そして、自分とは違う世界へ行くことを恐れない「好奇心」。

「失敗しても」かまわず続けるへこたれないねちっこさと「持続力」。

心の「柔軟性」を広げ、寛容度、許容量を上げること。

つねに明るく「楽観的」であること。


「いつもと違うものを手に入れるには」・・・

良き偶然は、いつも、自分とは違うところからやってくる。





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