人の心に灯をともす 6100 微差が大差になる
【微差が大差になる】6100
清水克彦氏の心に響く言葉より…
《1.01と0.99の法則》(微差が大差になる)
「微差が大差になる」 この言葉も、筆者が在京放送局時代、後輩に語り、今は大学で学生たちに語っている言葉です。
政財界やスポーツ界など、さまざまな分野の成功者を取材する度に感じてきたのは、「当たり前のことを当たり前にこなしてきた人は強い」 ということです。
具体的に言えば、「当たり前のこと」は業種や立場で異なりますが、人には真摯に接する、約束や時間を守る、お世話になったらお礼状を送る、基礎的な練習を怠らない、自分をつねにアップデートする努力をしている、といったことです。
楽天の創業者、三木谷浩史(ひろし)氏の著書『成功のコンセプト』には、微差が大差になることを示す法則が示されています。
それが「1.01と0.99の法則」です。
毎日、少しずつ努力をすることを1.01という数字で表し、これを365乗すると、1年後には37.78になります。
これに対し、毎日、少しだけの努力を怠ることを0.99という数字に置き換え、365乗すると、1年後には0.03にまで減少してしまいます。
1.01の365乗と0.99の365乗・・・。
スタートはそれほど違わないのに、毎日、 ほんのわずかでも上積みをしている人と、そうでない人とでは大差がついてしまうというわけです。
1年後、今の37.78倍の自分になるか、それとも、0.03倍の自分になるのかは、 わずかな努力の積み重ねがあるかないかで決まるということです。
起業家として大成功を収めた三木谷氏とは比べるべくもありませんが、筆者も、40代後半あたりから、望外にも、一部のメディアで「いくつものわらじを履くスーパーサラリーマン」と紹介され、インタビューの依頼が相次ぐようになりました。
特別な才能もなく、商魂もたくましくない筆者ですが、振り返ってみれば、「毎日をゼロにしない」を実践し続けてきたことだけは確かです。
『知って得する、すごい法則77』中公新書ラクレ
https://q.bmd.jp/91/119/8025/__no__
◆「1.01と0.99の法則」を実践する方法(本書より)
●見たいテレビを少し我慢して、15分だけ、専門分野に関する本を読んでみる。
●スマホをいじる時間を減らして、ご無沙汰している有識者にメールする。
●疲れて帰宅しても「本の原稿を1ページだけでも書いておこう」と考える。
●頭の回転が悪い日は、頭を使わずにできる作業、筆者の場合、大学教員に転職するための履歴書だけ書いておくようにする。
●休日の午前中も普通に起床し、午前中に「雑誌からの依頼記事を書く」「講演で話す内容のアウトラインを考える」など、複数のタスクをこなす。
鍵山秀三郎氏は「微差が大差になる」についてこう述べている。
『だれにでもできる簡単なことを、だれにもできないほど続けてきた。
すると、あるとき、自分が他の人が到達できないような領域に入っていることに気づくことがある。
それが「凡を極めて、非凡に至る」ということ。』
そして、「微差の積み重ねが大差となり、絶対差となる。」と。
「微差が大差になる」という言葉を胸に刻みたい。
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清水克彦氏の心に響く言葉より…
《1.01と0.99の法則》(微差が大差になる)
「微差が大差になる」 この言葉も、筆者が在京放送局時代、後輩に語り、今は大学で学生たちに語っている言葉です。
政財界やスポーツ界など、さまざまな分野の成功者を取材する度に感じてきたのは、「当たり前のことを当たり前にこなしてきた人は強い」 ということです。
具体的に言えば、「当たり前のこと」は業種や立場で異なりますが、人には真摯に接する、約束や時間を守る、お世話になったらお礼状を送る、基礎的な練習を怠らない、自分をつねにアップデートする努力をしている、といったことです。
楽天の創業者、三木谷浩史(ひろし)氏の著書『成功のコンセプト』には、微差が大差になることを示す法則が示されています。
それが「1.01と0.99の法則」です。
毎日、少しずつ努力をすることを1.01という数字で表し、これを365乗すると、1年後には37.78になります。
これに対し、毎日、少しだけの努力を怠ることを0.99という数字に置き換え、365乗すると、1年後には0.03にまで減少してしまいます。
1.01の365乗と0.99の365乗・・・。
スタートはそれほど違わないのに、毎日、 ほんのわずかでも上積みをしている人と、そうでない人とでは大差がついてしまうというわけです。
1年後、今の37.78倍の自分になるか、それとも、0.03倍の自分になるのかは、 わずかな努力の積み重ねがあるかないかで決まるということです。
起業家として大成功を収めた三木谷氏とは比べるべくもありませんが、筆者も、40代後半あたりから、望外にも、一部のメディアで「いくつものわらじを履くスーパーサラリーマン」と紹介され、インタビューの依頼が相次ぐようになりました。
特別な才能もなく、商魂もたくましくない筆者ですが、振り返ってみれば、「毎日をゼロにしない」を実践し続けてきたことだけは確かです。
『知って得する、すごい法則77』中公新書ラクレ
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◆「1.01と0.99の法則」を実践する方法(本書より)
●見たいテレビを少し我慢して、15分だけ、専門分野に関する本を読んでみる。
●スマホをいじる時間を減らして、ご無沙汰している有識者にメールする。
●疲れて帰宅しても「本の原稿を1ページだけでも書いておこう」と考える。
●頭の回転が悪い日は、頭を使わずにできる作業、筆者の場合、大学教員に転職するための履歴書だけ書いておくようにする。
●休日の午前中も普通に起床し、午前中に「雑誌からの依頼記事を書く」「講演で話す内容のアウトラインを考える」など、複数のタスクをこなす。
鍵山秀三郎氏は「微差が大差になる」についてこう述べている。
『だれにでもできる簡単なことを、だれにもできないほど続けてきた。
すると、あるとき、自分が他の人が到達できないような領域に入っていることに気づくことがある。
それが「凡を極めて、非凡に至る」ということ。』
そして、「微差の積み重ねが大差となり、絶対差となる。」と。
「微差が大差になる」という言葉を胸に刻みたい。
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