人の心に灯をともす 4746 逆境の中の挑戦者たち

【逆境の中の挑戦者たち】4746



原田曜平&小祝誉士夫(こいわいよしお)氏の心に響く言葉より…


世界のベストレストランに選ばれることが多く、食通の憧れであるコペンハーゲンの高級料理店「ノーマ(noma)」。

予約が取れないことで有名だったこの店が、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、2020年5月、全く新しいビジネスモデ ルで店を再開した。

湖を見晴らすオープンエアのワインバー兼 テイクアウトの店としてオープンしたのだ。


メインメニューは、何とシンプルなハンバーガー。

創業者は、予約の取れない高級レストランよりも、友人と気軽に行くことができるカジュアルな店を選んだのである。

nomaはさらに新店「POPL(ポプル)」を開業。

自社の発酵ラボで手作りされたデンマーク産オーガニックビーフのパテと、ベジタリアン・ビーガン用の植物由来代替肉のパテを使ったハンバーガーを提供する。


今までは、洗練された店内や特別な接客の中、高級な料理を味わうことがレストランの価値であるとされてきた。

しかし、そうした厳(おごそ)かな体験より、 肩の力を抜いて、気軽に楽しめることこそが、レストランの本来の価値であると、サービスを提供する側も受ける側も気付いた。

つまり、大切なのは料理の値段ではなく、リラックスできる時間であり、自然の中でワインを飲んで語らうスタイルが人々のニーズと合致した。

今後、料理の技術は世界トップレベルでありながら、 予約不要で手軽に立ち寄れるカジュアルなスタイルのレストランの需要が高くなる。


例えば、高級レストランがセカンドブランドとして立ち上げ、ニーズを取り込む手は有効といえそうだ。

その場合、湖畔や、キャンプ場など自然を感じられるオープンエアでの出店はより付加価値が高くなり、ニーズを取り込める可能性が高くなる。

また、気軽に楽しめるカジュアルさに加え、これからのレストランは臨機応変に営業スタイルを変えられるフレキシビリティ(柔軟さ)が最も求められる時代になってきた。

「sio」(東京・代々木上原)は、 2021年1月からの緊急事態宣言下で朝から朝食向きのフルコースが楽しめる“朝ディナー”を始めた。 ペアリングするノンアルコール飲料も提供する。 在宅ワークで午前中を休みにするなど働き方を調整できる人が増える中での試みだ。


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また、本書の中に『有名ビール会社がオンラインバー開催』という文章があった。


『スコットランドで人気のクラフトビールメーカー チェーンを展開する「BrewDog」が、ロックダウン(都市封鎖)で実店舗に行けないビール好きの人たちに向け、zoomよる「オンラインバー」を開設した。

毎週金曜日開催で、参加する際の条件は、英国の飲酒可能年齢の18 歳以上であること、 事前にオンライン登録すること、同社のビールを事前購入すること。

創業者2人による「バーチャル・クイズ大会」(パブで行うクイズ大会は英国では古くからのイベント)、ビールテイス ティング、ライブ音楽配信など、盛りだくさんのコンテンツを提供し、自宅にいながらにして本物のバーのような盛り上がりを楽しめることが特徴だ。

元々、クイズ大会などの強力なコンテンツがあり、単にオンラインで店のスタッフと話せるだけでなく、リアルと同様の娯楽を体験できることが価値となった。

BrewDogでは、大晦日に年越しオンラインバーを開催するなど、今でも不定期ながら実施しており、ファンをつなぎとめるツールとして機能を果たしている。


日本でもキリンビールがスポンサーとなったオンラ イン飲み会を開催されるなど、一時的なイベントとして開かれるケースがあったが、メーカーがオンラインバーを常設する動きは見られなかった。

例えば国内で ファンを抱えるクラフトビールメーカーがジャズやバ ンドのライブを定期的に開催してきたバーとタッグを組み、BrewDogと同様に自社の商品を買って参加することを条件に、生の音楽配信やクイズなどのコンテンツを提供するオンラインバーを展開することは、店の支援や商品のPR手段として効果的だ。

コロナ禍では宅飲み需要が広がり、一時期、人と話しながら飲みたい人のニーズを捉え、Zoom飲みが人気を博した。

だが、それも下火となり、宅飲みで飲み場に求めたい「人とのコミュニケーション」が失われてしまっている。

メーカーが趣向を凝らした常設のオンラインバーを主催すれば、コミュニケーションに飢えたビール党やワイン愛好者たちを取り込める可能性が高い。

アフターコロナでは、オンラインで店の雰囲気を知ってもらい、リアルの来店につなげるようなハイブリット型のバーも一つの手だろう。』



このコロナ禍は、飲食に限らず、ホテル旅館、旅行業、業務用酒販店、業務用食材供給業者など、多くの業界に壊滅的な打撃を与えた。

そして、それに対する対応は二つに分かれた。

一つは、このコロナ禍に対して、不平や不満愚痴、文句ばかりを言ってなんの行動も起こさなかった人。

もう一つは、とにかくこのコロナという危機を、何とか乗り越えようと、様々な手を打った人。


手を打った人が全員成功するわけではない。

むしろ失敗の山を築いていた人の方が多い。

だが、そこには「新しいことに挑戦した」という経験が残った。

そして、人々は、そんな元気を与えてくれるチャレンジャーの姿をしっかりと見ている。


もう一方の、文句ばかり言って何も手を打たなかった人には、コロナ禍に対する批判というネガティブなイメージだけが残った。

人に元気を与えないばかりか、不機嫌という病(やまい)をまわりにまき散らした。


世界をみまわせば、どんな逆境であっても、文句を言わずそれにチャレンジしているたちがいる。

そして、「逆境の中の挑戦者たち」の姿が、我々にパワーを与えてくれるのだ。


どんなときも、不平不満や文句を言わない…

逆境の中の挑戦者でありたい。






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