人の心に灯をともす 5901 不機嫌でいられるのは「甘え」

【不機嫌でいられるのは「甘え」】5901



順天堂大学医学部教授、小林弘幸氏の心に響く言葉より…



年長者でも若い人でも同じですが、人前で不機嫌になるのは完全なる甘え。

不機嫌でいても周りが許してくれると思っているから、不機嫌でいられるのです。


これがもし、とんでもなく偉い人や大事なお客様と一緒にいたら、不機嫌でなんていられません。

不機嫌どころか、とびきりの笑顔で応対するはずです。

「それをしなくていい」と甘えている人が平気で不機嫌でいるわけです。


不機嫌でいる人は、それだけ恵まれた環境にいたのだと私は思います。

会社でも年次を重ねるごとに立場が上がり、みんなが気をつかってくれる。

不機嫌でいたら、周囲がご機嫌を取ってくれる。

そんな環境での生活が染みついている人も多いでしょう。


しかし、そんな態度をずっと取っていたら、どんどん寂しい人生になっていきます。

周りに甘えて不機嫌でいる人は、これを機に「上機嫌の人生」をはじめてみてください。


自律神経の専門家としていわせてもらえば、環境に恵まれ、不機嫌が許される人生を歩んできた人は自律神経にとってあまりよくない環境にいたといえます。

周囲に恵まれていると、どうしても「周りに期待する」ようになります。

すると、どんどん要求が高まり「あれをしてくれないから腹が立つ」「これくらい、なんでしてくれないんだ」と不平不満を感じる機会が増えます。

それだけ自律神経を乱す機会が増え、肉体的にも、精神的にも負担の多い生活になってしまうのです。


その点、周りに期待せず「自分の機嫌くらい自分で取るのが当たり前」の環境で、いつでもニコニコ上機嫌でいる人は、それだけで自律神経が整いやすく、血流もよく、いいコンディションで生活することができます。

考えてみれば、上機嫌でいることはこれ以上ない健康法のひとつなのです。



『はじめる習慣』日経ビジネス人文庫
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飲食店やコンビニで、店員に怒鳴り散らしたり、居丈高に文句をいう客がいる。

相手が決して反論してこないのを分かっていて怒るのだ。

同じように、自動車の事故などでも、相手につかみかからんばかりに怒る人もいる。

相手が、反論してこない、自分より弱そうな奴だ、と思って怒鳴る。


しかし、これらは、「不機嫌」でいることと同じで、怒っても、まわりが許してくれると思っているからだ。

不機嫌でいるのも、怒るのも、まわりに甘えている。


まわりに甘えている人は、自律していない人。

自分を律することができない子供だということだ。


不機嫌でいる人は、大人ではない。

『不機嫌でいられるのは「甘え」』という言葉を胸に刻みたい。




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