人の心に灯をともす 5543 すぐれた老人とつきあうこと

【すぐれた老人とつきあうこと】5543



瀬戸内寂聴氏の心に響く言葉より…


■あるときわたしは自分の多忙さに負けない方法を考え出しました。

どうせ何かの縁で引き受けてしまった以上、どの仕事も喜びをもって心から進んでやりこなすのです。

厭厭(いやいや)することには情熱は湧きません。

情熱の湧かない 仕事は成功するはずがありません。


仕事をはじめるとき、必ずこれはできる、うまく予想以上にできると自分に暗示をかけます。

必ず成功するのだから嬉しいはずだと自分にいいきかせます。

すると、やりたい気持ちが盛り上がってきて、肉体も精神もいきいきしてきます。


その上、自分は仏に護られているという信をあおります。

そのせいかどうか、このときから、少々の紆余曲折はあっても、結果はいい成果を収めているのです。



■若い人とつきあうことが若さを保つことといわれますが、それは全く常識的なことです。

むしろ、すぐれた老人とつきあうことのほうが、発奮させられ、元気づけられ、若くなって、老いこまない秘訣ではないでしょうか。



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森信三先生は、仕事に対する三つの秘訣があるという。

一つ、思い切って、とにかく手をつける。「即今着手」

二つ、一度着手した仕事は二等分線を越えるまでは「一気呵成」にやってのけること。

三つ、仕上げはまず80点級のつもりで、絶対期限を遅らさないこと。この良い意味の「拙速主義」が大事です。


そして、さらにこう語る。

「人間はおっくうがる心を刻々に切り捨てねばならぬ。

そして齢をとるほどそれが凄まじくならねばなるまい」



年輩者で、はつらつとして、元気がいい人たちは、みなこの「おっくるがる心」がない。

「即今着手」「一気呵成」「拙速主義」の実践者だ。

そして、その実践は、若い頃よりすさまじいレベルに到達している。


若い人と知り合いになるのが大事なのは言うまでもないが…

すぐれた老人とつきあうことはとても大事だ。





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