人の心に灯をともす 5789 教えて欲しいという姿勢

【教えて欲しいという姿勢】5789



レス・ギブリン氏の心に響く言葉より…


ある大富豪が「私の成功は周囲のすべての人から学んだおかげだ」と言った。

彼の最初の事業は製材所の経営だった。


「どの従業員も文字がすらすら読めず、中には自分の名前すら書けない者もいました。

しかし、彼らはこの仕事に何年間もたずさわってきたので、私は彼らから知識を吸収し、アイデアを求めることにしました」


その後、この大富豪はそれと同じ原理を銀行やデパートの経営にも応用した。


「私が金持ちになったのは自分で知恵を働かせたからではなく、多くの人に知恵を働かせてもらったからです。

私はそうやってたくさんのアイデアを得るだけでなく、その人たちの能力を認めることができました。

誠実な気持ちでアドバイスを求めると、人々はいつも喜んで協力してくれます」


このテクニックを友人や知人、同僚、家族に試してみるといい。

アドバイスを求めると、相手が喜んでいることがわかるはずだ。

「この問題について意見を聞かせてほしい」「あなたならどう解決するか教えてください」と言うと、相手は自分が信頼されていることを実感して親近感を抱く。


このテクニックを相手との信頼関係を築く糸口として活用しよう。

なかなか会ってくれない人に面会を申し込みたいなら、「この問題についてご意見をお伺いしたいので、ぜひ相談に乗ってください」と伝えるといい。


ある雑誌のライターは面会の予約がとりにくいと噂されている業界の大物にインタ ビューを申し込むとき、このテクニックを使っている。

彼は相手に電話をかけて、こんなふうに切り出す。


「〇〇さん(相手の名前)はこの分野の第一人者と言われている方です。

今、私はこの分野 の記事を書いているのですが、誰に聞いても『詳しい事情を知りたいなら、〇〇さんにお会いしてアドバイスをしてもらうといい』と口をそろえます」


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人から何かを教えてもらうには、謙虚な姿勢が必要だ。

少しでも、傲慢(ごうまん)な気持ちがあったら、相手は真剣に教えてはくれない。

往々にして、相手が年下だったり、経験がなさそうな人だったりすると、横柄な態度で接したり、人を見下してしまったりする。


虚栄心があるからだ。

そして、「自分の方が物事を知っている」「経験がある」と思ってしまう。

かくして、教わるのではなく、自分の意見を滔々(とうとう)と述べる。


人は、「偉そう」になったとき、他人に頭を下げることができなくなる。

人に教えを乞うことができない、ということだ。


「リバースメンタリング」という言葉がある。

会社で、若手社員がメンター(指導者)として、先輩社員や上司に助言したり、指導したりすることをいう。

これは、会社だけではなく、多くのコミュニティやリカレント教育の場で行われていることだ。


ITや社会の変化は、想像を絶する早さで日々進んでいる。

変化が緩やかだった時代なら、先輩や年配者は若い者に、ただ自分の経験を伝えていればよかった。

しかし、今は違う。

年配者は若手に学ばなければ、時代の変化にあっというまに取り残されてしまうからだ。


いくつになっても・・・

「教えて欲しいという姿勢」を持ち続けることができる人でありたい。




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