人の心に灯をともす 5862 逃げずにどっぷり浸りきる

【逃げずにどっぷり浸りきる】5862



行徳哲男師の心に響く言葉より…


「大事到来、いかにしてこれを避くべきや」

「酷暑到来、酷寒到来、いかにし てこれを避くべきや」と。



この問いに対する答えが 「夏炉冬扇(かろとうせん)」 という言葉です。

そんなに暑かったら囲炉裏(いろり)にあたっておけ、そんなに寒かったら扇を使っておけ。

つまり、夏は暑さにどっぷり浸かる、冬は寒さにどっぷり浸かるということです。

そのことになりきるということですね。


逃げるからますます苦しくなるんです。

現代人は苦しみから逃げすぎていますよ。

苦しみから逃げるから、苦しみに追い掛けられるんです。



大体、理性型の人間ですよ、逃げるのは。

何かと言い訳をつくる。

言い訳が多すぎます。


感性型の人間は相手に同化しますから、苦しくなったら苦しみます。

悲しかったら思い切り泣けばいい、死ぬ時は死ねばいいんですよ。



「災難に逢ふ時節には災難に逢ふがよく候。

死ぬ時節には死ぬがよく候。

是はこれ災難をのがる、妙法にて候」


と良寛禅師も言っています。


『いまこそ、感性は力』(行徳哲男&吉村思風)致知出版社
https://q.bmd.jp/91/119/3973/__no__





絶体絶命の大事と出合ったら、逃げずにそこに入り込み、浸りきることが唯一の解決策だというのである。

逃げれば、不運が追いかけてくる。

つまり、「これより他に道はなし」、という気持ちになること。


感性型の人間はどっぷり浸りきることができる。

頭で考えず、感性で動くからだ。


理屈や理論を振りまわすのは理性型の人。

理性が先にくる人は、なにごとも否定から入る人だ。

どこがどう同じかを探すのではなく、どこがどう違うのかを見てしまうからだ。


感性型の人間は、肯定から入る。

違いを探すのではなく、同じところを探すからだ。

だから、浸りきることができる。


行徳師は、「理性はさわると、どこかひんやりとしている」という。

反対に「感性はさわると、あたたかさが伝わってくる」。


「逃げずにどっぷり浸りきる」という言葉を胸に刻みたい。






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