人の心に灯をともす 6162 愚鈍な人の生き方

【愚鈍な人の生き方】6162


小林正観さんの心に響く言葉より…


《「自分には、何の取り柄もない」という状況は、じつは、恵まれている》


京都府宇治市に、「宝蔵院(ほうぞういん)」という建物があります。

宝蔵院には、鉄眼道光(てつげんどうこう)(江戸時代の禅僧)が、江戸時代に約17年かけて刻んだ「一切経(いっさいきょう)」(「大蔵経(だいぞうきょう)」ともいいます)6956巻分の版木(版画印刷の木)が、およそ6万枚、現存しています。

鉄眼道光は、「一切経6956巻という膨大な文字を刻んで、印刷物にすることができたら、わざわざ書写をしなくてもすむ。

自分のような人間でも、必要なお経だけを取り出して持ち歩いて読むことができるのではないか」と考えました。


鉄眼道光は、まわりの協力を得ながら、版木彫りをはじめます。

17年間、ただひたすら経文を彫り続け、ついに6万枚を彫り終えました。


鉄眼道光は、どうして17年間も彫り続けることができたのでしょうか。

鉄眼道光は、晩年にこのような話をしていたと聞きました。

「自分には、ほかに何もすることはできないし、何の取り柄もないという状況を神から与えられたから、こんなバカなことを生涯、続けることができた」


「豊かな才能に恵まれていない」「人より優れたものを与えられていない」と嘆く人がいます。

けれど、できる人、恵まれた人ほど、すぐに「不平不満」を持ってしまうこともあります。

一方で、愚鈍な人は「感謝」ができます。

たくさんのすばらしい才能を持っている人ほど本当は恵まれていなくて、「恵まれていない」と思う人ほど、「恵まれている」のかもしれません。


『ありがとうの奇跡』ダイヤモンド社
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「愚」の人は、感性で決める。

だから決断が早い。

「大事の思案は軽くすべし」は葉隠の中の言葉だが、まさに「愚」の人のことだ。


反対に「鋭(えい)」の人は、理屈や理性で決める。

だから決断が遅い。

頭でこねくりまわし、ああでもないこうでもない、と考えるからだ。


村上和雄氏は「愚かさを守る生き方」をこう言っている。

『愚かさを守る生き方とは、すなわち、小利口でこざかしい知識や知恵、速度や効率、駆け引きや計略、私利私欲や傲慢(ごうまん)さ、おごりや増長、攻撃性や支配性、鋭いが冷たい理知…そういうものには無縁か、距離を置く。

そして、目に見えないものを信じ、先を急がず、ゆったりとかまえ、学問や知識は多くなくても、自分の信じる道を正直に歩み、手間を惜しまず、回り道を厭(いと)わないような生き方。』(アホは神の望み /サンマーク文庫)より


愚鈍な人は、融通がきず、利にうとい。

楽天的ででくのぼうのようなぬくもりがある。

鈍く、遅く、鈍牛のように重い生き方。

だから、自分に対して謙虚である。


愚鈍な人は、物事をやめない。

「愚鈍な人の生き方」という言葉を胸に刻みたい。



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