人の心に灯をともす 5596 オリンピックが終わって
【オリンピックが終わって】5596
小林正観さんの心に響く言葉より…
《お釈迦様の教えは「受け入れること」》
私たちは、小学校、中学校の教育において、「思いを持って、努力をして、頑張って、必死になって、今ないものを手に入れなさい」「自分の思い通りにすることが幸せである」と洗脳されてきました。
でも、お釈迦様の教えは、「受け入れること」。
思いを持たないで、目の前に起こったことに対して「そうきましたか」と受け入れてしまうほうがラクなんです。
「この人をどうにかしたい」とか、「この状況から抜け出したい」とか「もっと実績を上げたい」と思うから苦しいのであって、丸ごと受け入れてしまえばいい。
自分の達成目標、努力目標を掲げ、それに向けて努力してもいい。
けれど「努力する人生」「思い通りにする人生」を選んだ人は、「寂しい人」なのかもしれません。
自分で階段を駆け上がらなければ、人に評価してもらえないのかもしれません。
外的なものを身につけていなければ、愛されないのかもしれません。
愛されたいなら、駆け上がらないで、「今、愛されたらいい」。
愛されたいなら、目の前の現象を「受け入れればいい」。
愛されたいなら、「自分から愛していけばいい」。
愛されたいなら、「喜ばれる存在」になればいい。
愛されたいなら、「頼まれやすい人」になればいい。
喜ばれるように生きていれば、いつの間にか「自分が喜ばせてもらえる」ような 「よき仲間」に囲まれるようになるのです。
『もうひとつの幸せ論』(ダイヤモンド社)
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シドニー、アテネ、北京の各オリンピックに3回連続で出場した、為末大氏のオリンピックの記事がある。
為末氏はこう語る。(為末大氏Facebookより)
https://www.facebook.com/tamesue
『このようなタイミングでお話しするのは憚られますが、オリンピックに出たりメダルを取っても幸せになるとは限りません。
東京五輪の残像という本があります。
1964年に東京五輪に出場した選手を追跡取材しているものです。
オリンピックの光があまりにも強いために、呪縛から逃れられず苦しむ様子が描かれています。
オリンピックに出る方法、勝つ方法はたくさん語られていますが、出てしまった後どのように生きていくかは実はあまり語られていません。
まず第一に大きな大会の後や目標を達成してしまった後に、燃え尽き症候群と言われる症状が出ることがあります。
アスリートは極度の重圧にさらされているために一般の方よりも精神的なダメージを受けやすい状況にいます。
人間が精神的に落ち込むのは危機的な状況の最中ではなく危機的な状況が過ぎ去った後だと言われています。
オリンピックに向かう時には自分では気がつかなくても、強い重圧の中で自分も抑制し集中していますから、精神的に疲労しています。
身体の疲労は実感しやすく、最近は血液検査などで測定も可能なのである程度予測がつきますが、精神の疲労は実感しにくいために見過ごされがちです。
またアスリートのメンタリティとして弱さを認めないところがあるので余計に無視されがちです。
(中略)
これは主に今回で引退する選手が対象になりますが、競技癖を抜くのに苦労すると思います。
競技の世界はゼロサムゲームです。
誰かが勝つと誰かが負ける世界です。
また少しでも気を抜くと足元を掬われる世界でもあります。
このような世界で競争にさらされていると自然と出来上がるメンタリティがあります。
常に油断せず、高い目標を立て、絶対に妥協せず、何事にも全力で挑む姿勢です。
しかし、社会で生活しているのは必ずしもそういった人ばかりではありません。
オリンピックが終わっても人生は続きます。
私も引退して10年ほど経ちましたが登ることより降りることの方が難しく感じます。
一番大切なことはみなさんがオリンピックに出て幸せになったと感じられることです。』
オリンピックに出るというのは最高の達成目標であり、努力目標だ。
それは、まさに選ばれたきわめて少数のエリートたち。
しかしながら、その努力目標を達成した後が大きな問題なのだ。
それは、為末氏のいうように「登ることより降りることの方が難しい」からだ。
幸せになりたいなら、「今、この場で、この瞬間になればいい」と小林正観さんはいう。
それは、今目の前にある当たり前の幸せに気づくこと。
何事もない淡々とした毎日の中に幸せを見つけること。
お釈迦様の教えである「受け入れること」という言葉を胸に刻みたい。
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小林正観さんの心に響く言葉より…
《お釈迦様の教えは「受け入れること」》
私たちは、小学校、中学校の教育において、「思いを持って、努力をして、頑張って、必死になって、今ないものを手に入れなさい」「自分の思い通りにすることが幸せである」と洗脳されてきました。
でも、お釈迦様の教えは、「受け入れること」。
思いを持たないで、目の前に起こったことに対して「そうきましたか」と受け入れてしまうほうがラクなんです。
「この人をどうにかしたい」とか、「この状況から抜け出したい」とか「もっと実績を上げたい」と思うから苦しいのであって、丸ごと受け入れてしまえばいい。
自分の達成目標、努力目標を掲げ、それに向けて努力してもいい。
けれど「努力する人生」「思い通りにする人生」を選んだ人は、「寂しい人」なのかもしれません。
自分で階段を駆け上がらなければ、人に評価してもらえないのかもしれません。
外的なものを身につけていなければ、愛されないのかもしれません。
愛されたいなら、駆け上がらないで、「今、愛されたらいい」。
愛されたいなら、目の前の現象を「受け入れればいい」。
愛されたいなら、「自分から愛していけばいい」。
愛されたいなら、「喜ばれる存在」になればいい。
愛されたいなら、「頼まれやすい人」になればいい。
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『このようなタイミングでお話しするのは憚られますが、オリンピックに出たりメダルを取っても幸せになるとは限りません。
東京五輪の残像という本があります。
1964年に東京五輪に出場した選手を追跡取材しているものです。
オリンピックの光があまりにも強いために、呪縛から逃れられず苦しむ様子が描かれています。
オリンピックに出る方法、勝つ方法はたくさん語られていますが、出てしまった後どのように生きていくかは実はあまり語られていません。
まず第一に大きな大会の後や目標を達成してしまった後に、燃え尽き症候群と言われる症状が出ることがあります。
アスリートは極度の重圧にさらされているために一般の方よりも精神的なダメージを受けやすい状況にいます。
人間が精神的に落ち込むのは危機的な状況の最中ではなく危機的な状況が過ぎ去った後だと言われています。
オリンピックに向かう時には自分では気がつかなくても、強い重圧の中で自分も抑制し集中していますから、精神的に疲労しています。
身体の疲労は実感しやすく、最近は血液検査などで測定も可能なのである程度予測がつきますが、精神の疲労は実感しにくいために見過ごされがちです。
またアスリートのメンタリティとして弱さを認めないところがあるので余計に無視されがちです。
(中略)
これは主に今回で引退する選手が対象になりますが、競技癖を抜くのに苦労すると思います。
競技の世界はゼロサムゲームです。
誰かが勝つと誰かが負ける世界です。
また少しでも気を抜くと足元を掬われる世界でもあります。
このような世界で競争にさらされていると自然と出来上がるメンタリティがあります。
常に油断せず、高い目標を立て、絶対に妥協せず、何事にも全力で挑む姿勢です。
しかし、社会で生活しているのは必ずしもそういった人ばかりではありません。
オリンピックが終わっても人生は続きます。
私も引退して10年ほど経ちましたが登ることより降りることの方が難しく感じます。
一番大切なことはみなさんがオリンピックに出て幸せになったと感じられることです。』
オリンピックに出るというのは最高の達成目標であり、努力目標だ。
それは、まさに選ばれたきわめて少数のエリートたち。
しかしながら、その努力目標を達成した後が大きな問題なのだ。
それは、為末氏のいうように「登ることより降りることの方が難しい」からだ。
幸せになりたいなら、「今、この場で、この瞬間になればいい」と小林正観さんはいう。
それは、今目の前にある当たり前の幸せに気づくこと。
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