人の心に灯をともす 5598 「縁」に近道はない

『「縁」に近道はない』5598



鍵山秀三郎氏の心に響く言葉より…



たとえば、人との縁をつくる場合。

その縁を、一気に求めるようなことを、私はしたことがありません。

どこまでも、自分の時間と手間をかけて、誠意をもって大切な人との縁を築き上げるように努力してきました。


その過程では、「よし、私が口を利いてやろう」ともちかけてきた人もいました。

しかし私は、そういう誘いをすべて断ってきました。

まだ力がない自分にどんな有力な人を紹介されても、その縁を活かすことなどできるはずがないと思ったからです。


安易に築いた縁ほど、脆(もろ)くて壊れやすいのは世の常。

同時に、大きなリスクがいつまでもついて回ります。

そんな生き方よりも、分相応の縁から築き上げるほうが、確実で失敗がありません。


たとえ時間がかかっても、手間暇かけて努力する。

これまで、私が一貫して心がけてきた生き方です。


もともと、大事なことに近道などあるはずがありません。

大事なことが、手間暇かかるのは当たり前のこと。

ヘリコプターやロープウェイで到達するような安易な生き方は、ますます人間を軽薄にするだけです。

一見、回り道のように思える、そうした生き方こそが、じつは人を育てます。


《回り道は人を育てる》


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昨今、仕事系のSNSで、初めて知り合った人から、すぐに、「ご興味があればZOOM等で情報交換しませんか?」とか「オンラインでお話できませんか?」というメッセージがきたりすることが多い。

そういう人に限って、自分の記事は1回も投稿していなかったりする。

SNSでもリアルでも同じだが、その人の “ひととなり” を知らないのに、「ぜひ、会いましょう」ということになるはずがない。


また、普段会わないような有名人を紹介されたとしても、それがきっかけでそれから長いお付き合いが始まる、などということはまずほとんどない。

結局、「ご縁」は積み重ねなのだ。

長く地道に交流することにより、ご縁が深まってくる。


「人生で最も大事なのは、今、目の前にいる人」と、小林正観さんはいう。

そして、運命を良くしたいなら、今、目の前にいる人を大事にすればいいだけ、と。

「縁」に、手っ取り早い近道はない。


「分相応の縁から築き上げるほうが、確実で失敗がない」

『「縁」に近道はない』という言葉を胸に刻みたい。






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