人の心に灯をともす 5605 やってみなければわからない

【やってみなければわからない】5605



内藤誼人(よしひと)氏の心に響く言葉より…


やる前から、失敗したときのことを考えて言い訳をする人がいます。

こういうのを「セルフ・ハンディキャッピング」と呼びます。

自分にはハンデがあるのだから、失敗するのも当たり前だというわけですね。


けれども、こういう見苦しい言い訳をする人は、たいてい自分に自信がない人です。

勝負をする前からすでに白旗をあげているようなものですから、 自信がつくわけがないのです。

テキサス大学のトッド・リスカは、体育学部の学生189名にランニングの試験をさせたことがあります。

その際、リスカは、どれくらいセルフ・ハンディキャッピングをするのかも調べました。


「今日は体調が悪いからタイムはそんなによくないと思う」

「今日は、ちょっと集中できない気がする」

「昨日、よく眠れていないから」



こういう言い訳をするのかどうかを調べる一方で、自信を測定するテストも受けてもらいました。

その結果、自信のある人は、こういう言い訳を「しない」ことが判明した のです。


自信を持つためには、まだ何もやっていないのに言い訳するクセを直す必要があります。

「どうせうまくいきっこない」と思っていたら、うまくいくわけがありません。

「自分なら、絶対にいい結果が得られる」と信じなければ、本気を出せるわけがないのです。

自信のない人は、言い訳と正当化の名人です。


「理屈と膏薬は、どこにでも付く」という言葉があります。

自信のない人は、よくそんな言い訳をデッチあげられるものだ、と感心してしまうほどに、みごとな言い訳をこねくりだすものです。

そういう言い訳を事前に用意しておくことで、自分が傷つかないように身を守っているのでしょう。



何かをする前から、クセのように言い訳をしてしまう人は、そういうところを改めるようにしなければなりません。

もし言い訳が頭に浮かんだら、「でも、やってみなきゃ、本当のところはわからない」と、すぐに打ち消すようにしてください。

言い訳しそうになるたび、言い訳をするのは自分が弱いからだ、ということを素直に認め、言い訳しそうになる自分を叱咤してください。

これをくり返していれば、少しずつ自信もついてくるでしょう。


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「セルフ・ハンディキャッピング」とは、失敗が予想されるとき、前もって失敗する理由を並べ立て、自分の自尊心を保ち、傷つかないよう自分を守る自己防衛。

「ゼンゼン勉強してこなかったからなぁ…」「ちょっと寝不足だったから」「体調が悪い」「もう、年だからなぁ…」・・・と。


「セルフ・ハンディキャッピング」をする人は、成功したら「寝不足だったけど」「体調が悪いけれど」、うまくいった自分はすごい、と自尊心を高めることができる。


また逆に、失敗したときでも、「勉強しなかったから」「年だから」仕方がない、と自分を守ることができる。

つまりどっちに転んでも、自分には得になる。


「言い訳が得意で、他のことも得意だという人を、私は一人も知らない」(ベンジャミン・フランクリン)



もし言い訳が頭に浮かんだら、「でも、やってみなきゃ、本当のところはわからない」と打ち消すこと。

まさに、「やってみなはれ、やらなわからしまへんで」(鳥井信治郎)の言葉の通り。


「セルフ・ハンディキャッピング」は、はたから見ていると見苦しい。

「言い訳」は、カッコよくない。

向上心を自ら否定してしまう。


「やってみなければわからない」という言葉を胸に刻みたい。








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