人の心に灯をともす 5606 核融合とは

【核融合とは】5606



堀江貴文氏の心に響く言葉より…


エネルギー源は、地球上に限られた量しか存在しない枯渇性エネルギー源と、おそらく地球が存在する限りなくならない再生可能エネルギー源に大別される。

前者は、石油、石炭、天然ガス、核燃料物質ウランなど。

後者は、太陽熱、風力、地熱、水力などである。


枯渇性エネルギーは、その名のとおり、いつか枯渇する運命にある。

ならば再生可能エネルギーに完全シフトすればいいかというと、そういうわけでもない。

現代の莫大なエネルギー消費を安定して賄うには、再生可能エネルギーは弱すぎるのだ。


ではどうしたら、エネルギー枯渇問題を解決できるのか。

その道の1つとして考えられるのが核融合だ。

核融合技術を使うと、海水から得られる燃料で発電できるため、実質、無尽蔵のエネルギーを獲得できることになる。

以前、対談させていただいた核融合の専門家も、そう話していた。


この核融合技術こそ、日本の新たなる発展には欠かせないと私は考えているのだ。

核融合の「核」の一文字に大きな不安を抱く人は多いと思う。

しかし核融合は、核兵器や原子力発電に用いられている「核分裂」とは別ものだ。

高レベルの放射性廃棄物、つまり何万年も管理しなければならない有害廃棄物も出さない。

ぜひここで正しい知識を身につけ、日本再生の切り札の1つとなるかもしれない核融合技術の可能性を知ってもらいたい。


核融合とは、原子核を融合させることで原子核のエネルギーを取り出すこと。

この反応を利用して発電するのが、核融合発電だ。


核融合発電は、まだまだ発展途上であり、課題もある。

しかし、核融合の発電が実用化されれば、世の中は確実に変化する。

エネルギーをいかに安価に取り出すかということが、人類の文明発展の礎(いしずえ)になっているからだ。

特に資源に乏しい日本にとっては、核融合発電がゲームチェンジャーとなるだろう。

日本にも十分に勝ち目はある。


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堀江氏は核融合についてこう語る。


『これから、AIの発展の可能性は限りない。

しかし、そのAIにも難点はある。

それは、AIの能力を最大限に高め、最大限に活用するには大量のエネルギーが必要となることだ。

そのためにも必要なのが、核融合なのだ。

あと10年もあれば様々な問題も解決できるはずだ。』



核融合は太陽でエネルギーが作られている仕組みと同じ。

また、原子力発電で使う核分裂と違い反応の暴走が起こりにくく、発生する放射線も少ないため、極めて安全性が高いと言われる。

大事なのは、制御不能に陥る可能性がないということだ。


今後、ますます、エネルギーの需用は高まる。

AIの浸透のみならず、電気自動車(EV)が日本でかなりの数を走り始めたら、電気はさらに足りなくなる。

国内すべての自動車がEVになったら、原子力発電所10基分に相当する発電能力の強化が必要になると言われる。


これから、さらに、エネルギー関連や、核融合のニュースに注目したい。





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