人の心に灯をともす 5631 まわりに面白い人が集まる人

【まわりに面白い人が集まる人】5631



小林正観さんの心に響く言葉より…


たくさんの人に囲まれて、グループの中心に存在する人が、すごく個性的で自己主張していることがあります。

このような自己主張の強い人の周りに集まっている人は、味の薄い人が多くなってしまいます。

味の濃い人は、そばにいることが許されません。


あなたは味が濃すぎる、と中心にいる人から蹴られてしまうのです。

個性があったり、優しさをたくさん持っていたり、多くの人に囲まれるような人柄を持っている人ほど、自己主張が強い人から罵倒されると嫌になってしまいます。

ところが、中心にいる人の味が薄ければ薄いほど、味が濃い人でも蹴られずに、「いい味だよね」「こういう味だよね」「おいしい味だよね」と言ってもらえるので、一人ひとりが、すごく楽しくて集まってきます。


そして、おいしい味の人同士が、「あなたもいい味だよね」「いいえ、あなたこそ」とお互い褒めたたえ合う集団になります。

しかも主食は別の人なので、集まってくる人は、自分が主食になろうとはしません。

だから、自分が志したわけではないのに、たまたまグループの中心になってしまったというような人の周りには、面白い人が集まってくるようです。


多くの方が私の話を面白いと言ってくれますが、よく聞いていただけると、私が自己主張をしていないのがわかると思います。

私は世の中をこうしよう、こういうふうに変えようとして話をしているわけではありません。

知っている情報を話しているだけです。

「そんな話は聞きたくないよ」と言うのであれば、しゃべ りません。


その人が中心にならざるを得ないという状況が発生したとき、どれほど面白い人がたくさん集まるかというのは、一点にかかっています。

それは、その人が自己主張を色濃く出さないこと。

薄ければ、薄いほど面白い人が集まってくるように思います。


これは、今後役に立つ情報です。

頭の片隅に入れておくといいと思います。

自分が淡々と生きるのはいいですが、「こういう生き方をすべきだ」と大声で言い始めると、周りが息苦しくなります。

情報は伝えても淡々と生きていくこと。

そうすると、周りに人が集まってくるようなのです。


私が中心となって開いている交流会などでは、私がいるかどうかに関係なく、みんなが楽しそうに騒いでいます。

「あの人がいないと話が盛り上がらないよね」というのは、一見いいことのように思えますが、そのグループはあまり発展していかないのではないでしょうか。

一人ひとりが主役。

これが、楽しい仲間、いい仲間が集まる法則らしいのです。


『神さまに好かれる話』知的生き方文庫
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食事でいうなら、日本の主食は「ごはん」や「パン」だ。

主食は、国によって違うがどれも、味が薄い。

たとえば、「麺」「フォー」「トルティーヤ(とうもろこし)」「じゃがいも」「パン(ナン、チャパティ、フォカッチャ、グリッシーニ、マントウ)」等々。

反対に、副食には、どれも味がついている。

「スープ」「味噌汁」「煮魚」「ステーキ」・・・。



主食は毎日食べても、食べ飽(あ)きない。

味が薄いからだ。

淡々とした自己主張しないリーダーのまわりには、個性豊かな人が集まる。

否定されないからだ。


古来、淡々として自己主張しないリーダーのことを、「徳のある人」と言った。

安岡正篤師は「徳とは無類の明るさのことである」、という。

明るく、人好きで、世話好きで、人に尽くすことができる人こそ、徳のある人なのである、と。


まわりに面白い人が集まる「徳のある人」をめざしたい。





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