人の心に灯をともす 5659 代償先払い

【代償先払い】5659



小林正観さんの心に響く言葉より…


これまでに、交通事故にあってしまった、財布を落としたなど、いろいろな相談を受けてきました。

そのとき、私はニッコリ笑い、「よかったですね。代償先払いですよ」と答えています。


宇宙の法則の中には、「代償先払い」というものがあります。

いろいろなことが起こる人は、神さまが見こんだ人。

神さまはその代償に見あったプレゼントを用意したあとに、愚痴を言いたくなるような現象を起こします。

その現象に対して、愚痴や不平不満を言わずにいると、後日、神さまから想像もできないような楽しい出来事が届く、という因果関係です。


私は、なにか起きたとしても、愚痴を言うことはありません。

それは、我慢とも違って、この現象のあとに、どんな楽しい出来事が待ちかまえているのだろうと思うと、ついついうれしくて、笑顔になってしまうのです。

すると、後日、神さまから、想像もできないようなプレゼントが届きます。



これまでたくさんの実例がありますが、その中のひとつを紹介します。

愛媛県松山市に私の講演会を主催してくださっている女性がいました。

数年前のお正月のとき、夫を見送る際に、玄関先まで下駄をはいて出ていったそうです。

そのとき、バランスを崩して、石の上に手をついたとたん、ボキッと音がして、 手首が反対側にくっついてしまった。


痛いと言うとさらに痛むので、笑顔で「ありがとう」と言いながら病院に行くと、正月のため、担当医がいません。

「一週間後に来てください」と言われ、なんの処置もせずに過ごしたそうです。

しかたがないので、ニコニコしながら「ありがとう」と言って過ごして通院すると、すでに手の打ちようがなく、医者からそのまま過ごしてくださいといわれます。


三月に私の講演会があり、迎えに来てくださったのですが、このときも、骨折の痛みから運転ができず、ほかの方が送迎してくださいました。

私が、「一月から今日までのけがをしている間に、とんでもないことが起きませんでしたか?」と尋ねると、「とんでもないことですか......あぁ」という答えが返ってきました。

松山では俳句雑誌が二百冊くらいあり、それぞれが発行されています。

正岡子規の影響を受けている雑誌です。

その中でも有名な雑誌の巻頭に、女性が詠んだ五句全部が紹介されたそうです。

その雑誌の巻頭に載るのは、かなり実力のある人でも生涯に一度あるかどうかというものだそうです。


「これが代償先払いですね」と言うと、その女性は「代償先払いって、こういうことだったんですね」と腑に落ちたようでした。

その瞬間、「あっ」と言い、とても驚いた顔をしています。

どうしたのかと尋ねる と、「手首の痛みがなくなった」と言いました。

痛みがなくなったため、帰りは、この主催者の女性が運転して、送ってくださいました。


『脱力のすすめ』イースト・プレス
https://q.bmd.jp/91/119/565/__no__







小林正観さんは「代償先払い」について、さらにこう語っている。


『10年に一度しか起きないような「つらい体験」をした人は、その半年以内に「10年に一度しか起きないような、嬉しい体験」をするようです。

「前半分」と「後ろ半分」で必ず「幸せのワンセット」になっています。

ですから、「つらいこと」があったときは、「嬉しいこと」の先払いをしていると考えてみたらどうでしょうか。

ただし、この先払いシステムには、ひとつだけ条件があります。「喜びの本体」を受け取る前に、「不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句を言わない」ということです。

恨み言や不平不満を言うと、せっかく代金を先払いしたのに「商品(本体)が届かない」ことにもなりかねません。

誰が見ても「大変だ」と思うことが起きても、ありのまま受け入れる(感謝する)。

文句を言わない。その実践ができている人だけに、「先払い現象」が起きるようです。』(ありがとうの神様/ダイヤモンド社)



また、こんな話もある。

『長者番付に常にランクインしている人が、こんなことを言っていました。

私は、普通の人とは違うちょっと変わった考え方をしているんです。

街を歩いていて、足元に何か重たいものが落ちてきて、足の指を骨折したとする。

そのときに多くの人は、不運だ不幸だ、と言うでしょうが、でも自分はそうは思わない。

超ラ ッキーでめちゃくちゃツイてると言う。

なぜかというと、3cmずれて頭に落ちなくて良かった。

頭に落ちていたら、間違いなく死んでいただろう。」



「出かけるときに、玄関で下駄の鼻緒が切れたとする。

普通は、これを不運というのでしょうが、自分はそうは思わない。

玄関で切れてくれて超ラッキーだ。

もし、このまま出かけて横断歩道を渡るときに切れたら、転んで車にはねられて死んだかもしれない。

すべての現象について、私はそう思える性格である。

ゆえに、私の目の前にはどんな出来事が起きてもよい。

それを全部ツイてるツイてると言うことができるので、私は一生涯ツキまくっている人間です。

だから、生涯ずっとナンバーワンを続けると思います。」』



すべてのことは、見方次第、考え方次第、捉え方次第だ。

どんなことが起きても、それをツイてると思えるのか、ツイてないと思うのか。

そして、それを「代償先払い」だと思い、感謝できるのか。


「代償先払い」という言葉を胸に刻みたい。





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